レノボThinkPad X1 Nano Gen3実機レビュー

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レノボThinkPad X1 Nano Gen3についてレビューします。
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レノボThinkPad X1 Nano Gen3実機レビュー

レノボThinkPad X1 Nano Gen3は、レノボのThinkPad Xシリーズの13.0インチノートPCです。

レノボ ThinkPad X1 Nano Gen3 レビュー
【プロモーション/貸出機材提供:レノボ・ジャパン合同会社】
主な特徴は次のとおり。
・13.0インチ液晶搭載のコンパクトノートPC
・第13世代インテルCoreプロセッサ搭載
・ブラックをベースとした落ち着いたカラーリング
・使いやすいキーボードを搭載
・1kgを切る軽量ボディ

メーカーからThinkPad X1 Nano Gen3をお借りすることができたので、ここではレノボのコンパクトノートPC ThinkPad X1 Nano Gen3について詳しくレビューします。

*レノボWebサイトの製品ページを確認する
ThinkPad X1 Nano Gen3詳細情報
【参考】ThinkPad X1 Nano Gen3動画
ThinkPad X1 Nano Gen3に関する動画をYouTubeにアップしています。
【レビュー目次】
*ここに記載されているスペック・構成は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずレノボ Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。

【レビュー機のスペック】
第13世代インテルCore i5-1340P/16GBメモリ/256GB SSD/CPU内蔵グラフィックス
1)コンパクト/スリムなボディで1kgを切る軽さを実現
レノボ
ThinkPad X1 Nano Gen3は13.0インチ液晶搭載のノートPC。
レノボ
B5サイズのノートと比べたところ。
レノボ
コンパクトなボディに仕上がっていので、すごく扱いやすいですね。
厚みは14.4mmしかありません(突起物を除く)。
非常にスリムなボディに仕上がっています。
なのですごく掴みやすく、さっと持ちあげて移動させることが可能。
重量は953g(実測値)。1kgを下回る軽さを実現しています。
実際に持ってみると軽さを実感しますね。持っていてもあまり負担を感じないのでどこへでも持ち歩けそう。すごく携帯しやすいです。
軽いのでこんな風に指だけで支えることが可能。
人差し指と親指だけで掴んで持つこともできます。
コンパクトボディなので、膝の上に置いても作業してやすいです。
ビジネスバックからの取り出しもスムーズに行えます。出すときにボディが引っかかることはほとんどありません。
ディパックからの出し入れもストレスなく行うことができます。
液晶部分は180度回転させることが可能です。
2)スペックをチェック
ThinkPad X1 Nano Gen3の主なスペックは次のとおり。一回り大きな14インチパネル搭載のThinkPad X1 Carbon Gen11のスペックと比較してみました。画面の見やすさ重視ならThinkPad X1 Carbon Gen11がおすすめ。ただし、その分、ボディは大きく・重くなります。
ThinkPad X1 Nano Gen3
ThinkPad X1 Carbon Gen11
CPU

インテルCore i7-1370P vPro Enterprise/
インテルCore i7-1360P/
インテルCore i5-1350P vPro Enterprise/
インテルCore i5-1340P

インテル Core i7-1365U vProR Enterprise プロセッサ
インテルCore i7-1355U プロセッサ
インテルCore i5-1345U vPro Enterpriseプロセッサ
インテルCore i5-1335Uプロセッサ

メモリ
オンボード: 16GB
8GB(オンボード)/
16GB (オンボード)
ストレージ
256GB/512GB/1TB SSD
256GB SSD(PCIe-NVMe)
512GB SSD (PCIe-NVMe)
1TB SSD (PCIe-NVMe)
2TB SSD (PCIe-NVMe)
グラフィックス

CPU内蔵(インテル Iris Xe グラフィックス)

CPU内蔵(インテル Iris Xe グラフィックス)

光学ドライブ
なし
なし
ディスプレイ
13.0型 2K IPS液晶 (2160 x 1350)光沢なし/
13.0型 2K IPS液晶 (2160 x 1350)マルチタッチ対応(10点)光沢なし
14.0型 2.8K OLED (2880 x 1800)、ブルーライト軽減
14.0型 2.2k IPS液晶(2240 x 1400) 、ブルーライト軽減、光沢なし
14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、マルチタッチ対応(10点)、Privacy Guard、光沢なし
14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、マルチタッチ対応(10点)、ブルーライト軽減、省電力、光沢なし
14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、ブルーライト軽減、省電力、光沢なし
寸法
約 293.2 x 208.0 x 14.4mm (ノンタッチモデル)/
約 293.3 x 208.1 x 14.8 mm (タッチモデル)
約 315.6x222.5x15.4mm
重量
(最小構成)
約 966.5g~ (ノンタッチモデル)/
約 991.5g~ (タッチモデル)
約1.12kg〜
【CPU】
CPUは、第13世代インテルCore i5/i7プロセッサ搭載モデルを選択可能。
【第13世代インテルCoreシリーズ一覧】
第13世代インテルCore 性能 特徴
Hシリーズ



ゲーマーやクリエイティブワーカー向けのハイパフォーマンスモデル
Pシリーズ
一般的なユーザー向けのモデル
Uシリーズ
省電力が求められるモバイルPC/タブレットPC向けのモデル
第13世代プロセッサの主なシリーズとして、高性能マシンに搭載される「Hシリーズ」、標準的な使い方が想定されるPC向けの「Pシリーズ」、モバイルPC向けの「Uシリーズ」の3つが挙げられます。
一般的に、本モデルのようなスリム・軽量モバイルPCの場合、消費電力が少なく、価格も安い「Uシリーズ」プロセッサを搭載することが多いのですが、本モデルでは、より性能が上の「Pシリーズ」プロセッサを採用しています。
レビュー機は第13世代インテルCore i5-1340Pプロセッサ搭載モデル。
【メモリ】
メモリは標準で16GBを搭載。モバイルPCとして使う場合、16GBのメモリ容量があれば、ストレスを感じるシーンは少ないと思います。オンボードタイプのメモリのため、購入後に増設・交換等を行うことはできません。
メモリ容量  
説明
8GB  


快適
一般的なタスク(Web閲覧/メール/ビジネスアプリの操作/動画再生)であれば、それほどストレスなく処理できるレベルのパフォーマンスを確保できると思います。
16GB 負荷のかかる処理を快適に実行したい場合には、16GB以上のメモリを積むことをオススメします。
【ストレージ】
ストレージには、高速アクセス可能なSSDを搭載。256GB/512GB/1TB SSD搭載モデルを選べます。
レビュー機は256GB SSD搭載。
ちなみに使い始めの空き領域は178GBでした(空き領域は、マシン構成等によって異なる可能性あるので参考程度にしてください)。
【グラフィックス】
グラフィックスはCPU内蔵タイプのみを搭載可能。高性能なカードタイプは選択できない仕様になっています。
グラフィックス
性能
主な用途
本モデルで選択可能
CPU内蔵タイプ  


高い
動画再生
NVIDIA GeForce GTシリーズ 動画再生/軽めのゲーム ×
NVIDIA GeForce GTXシリーズ ゲーム/動画・画像編集 ×
NVIDIA GeForce RTXシリーズ 負荷のかかる
ゲーム/動画・画像編集
×
【スペックまとめ】
軽量モバイルPCながら、スペックはある程度充実しています。CPUは「Pシリーズ」だし、メモリ容量はこのクラスのPCとしては必要十分な16GB。さらに高速アクセスできるSSDを採用しています。グラフィックスはCPU内蔵タイプですが、モバイルPCで、描画処理能力を必要とする動画/画像編集を行う人は少ないでしょうから、個人的にはあまり気にならないと思います。
【ベンチマーク】
ThinkPad X1 Nano Gen3のパフォーマンスをチェックしてみました。 レビューしたX390の主なスペックは次のとおり。
第13世代インテルCore i5-1340P/16GBメモリ/256GB SSD/CPU内蔵グラフィックス
負荷が軽めのゲーム「ドラゴンクエストX」のベンチマークソフトを実行してみました。スコアは次のとおり。
画質
解像度
スコア
評価
最高品質
1920×1080
5809
快適
レノボ
負荷が中程度のゲーム「ファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者リベレータ」のベンチマークソフトの結果は次のとおり。
画質
解像度
スコア
評価
高品質 (ノートPC)
1920×1080
4215
快適
最高品質
1920×1080
3065
やや快適
中程度のゲームならば、高品質で「快適」、最高品質で「やや快適」に楽しめるという結果が出てきます。
実際、ネットを見る/動画を再生するといった比較的負荷のかからないタスクの場合、ほとんどストレス無く作業できます。個人的には、スリム・軽量ノートPCとしては十分な性能を発揮できると思います。
*レノボWebサイトの製品ページを確認する
ThinkPad X1 Nano Gen3詳細情報
3)ボディにカーボンファイバ/マグネシウム合金を採用
本モデルでは、本体天板部にカーボン素材、底面部にマグネシウム合金を採用。
ボディに使われる素材
特徴
アルミニウム ・軽い
・加工しやすいのでデザイン性に優れる
・製造コストが低い
・電波を通さない
・熱を伝えやすい
★マグネシウム合金 ・アルミよりも軽くて頑丈
・熱にも強い
・リサイクル性に優れる
・コストが高い
★カーボンファイバ ・軽量さと頑丈さを備える
・リサイクル性が低い
・コストが高く加工が難しい
どちらの素材も軽さと強度を両立させています。
ボディの堅牢性は高いのでく、片手だけで持っても、ボディのよじれを感じることはありません。安心して持ち運べます。
ブラックをベースとしたカラーリングを採用。天板部にはカーボンファイバが採用されていますが、カーボンファイバ特有の格子模様が入っていないですね。
底面部にも模様は入っていません。
天板部はマット調の仕上がりで、しっとりと落ち着いた雰囲気。
感触はやわらかい感じで、触っていて心地いいです。
ただし、指紋や汚れはつきやすいです。ちょっと触っただけで、結構しっかり汚れがついてしまい、なかなか汚れが落ちません・・・
天板部の隅には、「ThinkPad X1」のロゴを配置。[i」の赤丸の部分は、電源オンの状態で赤く点灯します。
対角線上の隅には「Lenovo」のロゴを配置しています。
キーボードおよびキーボード周辺部(パームレストなど)もブラックで統一されています。奇をてらうことなくオーソドックスなデザインに仕上がっています。
底面部も同じカラーリングなので、ブラックで包み込まれていますね。
4)使い勝手をチェック
■搭載している端子類
本モデルに搭載されている端子類は次のとおり。
・ USB 4 Type-C (Thunderbolt4 対応)×2
・マイクロホン/ヘッドホン・コンボ端子
SDカードリーダーは非搭載です。
【搭載しているUSB端子の種類・場所】
搭載しているUSB端子
最大転送速度
個数/場所
USB 4 Type-C(Thunderbolt対応) 40 Gbps 2個/左側面部
USB端子は、USB 4 Type-C (Thunderbolt4 対応)を左側面部に2つ搭載しています。
USB端子はこの2つだけ。Type-Aタイプの端子は用意されていません。Type-A変換アダプタが同梱されると良かったんですが、付いていません。
また電源ケーブルの端子もUSB Type-C端子のため、充電時に使えるUSB端子は1つだけになるので注意が必要です。
【USB Type-C端子の主なスペック】
USB Type-C
本モデルでの対応
備考
Alt Mode-DisplayPort 外部映像出力可能 Alt mode対応のUSB Type-Cケーブル必要
PowerDelivery対応 受給電可能 -
Thunderbolt 4 最大40Gbpsで転送可能 Thunderbolt 4対応機器と接続する必要あり
2つあるUSB Type-C端子はいずれもAlt Mode-DisplayPort/PowerDelivery/Thunderbolt 4に対応しています。
対応するモバイルバッテリを用意すれば、外出先で充電することも可能。
■映像出力
USB Type-C端子は2つとも映像出力に対応しています。HDMI映像出力端子は非搭載なので、HDMI入力端子しか搭載していないモニタに出力する場合には、Type-C-HDMI変換アダプタ等を用意する必要があります。
Type-C端子経由で27インチ液晶モニタに接続したところ。
対応するモニタに接続した場合、充電も同時に実行することができます。ケーブル一本で、充電と映像出力を同時実行できるのは非常に便利。
2つあるUSB Type-C端子を使って3画面同時出力することが可能。広い表示領域を確保することで作業効率をアップできます。
4Kモニタに出力したところ、4Kの解像度(3840×2160ドット)で出力することができました。
【Webカメラに蓋をすることができる】
ThinkPad X1 Nano Gen3では、液晶上部にWebカメラが配置されています。FHD 1080p RGB+IR Webカメラを搭載。
画質は結構綺麗な印象です。
カメラの右あるレバーを指で左にずらすだけで、簡単にWebカメラに蓋をすることができます。
蓋をすると、カメラ部分に赤が示されるので、カメラがどちらの状態にあるのかを一目で確認できますね。これにより、カメラの映像/画像のハッキングによるプライバシー流出問題を防ぐことができます。またワンタッチで操作できるので、すぐにカメラをオフにすることができて便利です。
カメラに蓋をした状態でカメラアプリを立ち上げると、「カメラがカバーで覆われている可能性があります」というメッセージが表示されます。
【指紋認証/顔認証】
顔認証/指紋認証機能を搭載しており、生体認証によりセキュリティを強化できます。
レノボ
タッチパッド右に指紋認証センサーを搭載しています。
【サウンド】
スピーカーはキーボードの左上、
右上、
底面部前面部寄りの左、
右の合計4つを搭載。
前方からと下の方から音が聞こえてくるため、広がりのあるサウンドを楽しめます。
Dolby Atmosに対応。実際に音楽を聴いてみましたが、少しこもった感じはありますが、全体的なバランスは悪くありません。軽量ノートPCなのでサウンドは良くないだろうと思っていたのですが、いい意味で期待を裏切られました。スリムノートPCとしては十分楽しめるサウンドだと思います。
【バッテリ駆動時間】
Webサイトの製品ページにバッテリ駆動時間は最大約19.7時間と記載されています(JEITA2.0)が、バッテリ駆動時間を実際に計測してみました。3セル49.5 Whのバッテリを内蔵。

[設定]
ディスプレイ輝度:80/電源モード:バランスに設定した状態
条件1)基本的に何もしない
条件2)YouTubeの動画を標準サイズで再生しつつ、Web閲覧/テキスト入力などの操作を行う
条件1
条件2
1時間経過したときのバッテリ使用量
12%
14%
推定バッテリ駆動時間
約8.3時間
約7.1時間
*推定バッテリ駆動時間は1時間経過したときのバッテリ使用量をベースに単純計算で算出
*バッテリ駆動時間は、構成/使用状況等によって大きく異なると思うので、あくまで参考程度にしてください。
何もしない状態で約8.3時間、動画再生した状態で約7.1時間バッテリが駆動する計算です。すごくバッテリが持つという感じではないですが、モバイルPCとしては標準レベルの駆動時間を確保していると思います。
【ファンの音/熱】
ファンの音をスマホの騒音計アプリで計測してみました(スマホのアプリなので数値が正確ではない可能性があります」)。
ネットを見るなど一般的な使い方をしているときは 15-20dB程度ですごく静か。ほとんどファンの音が聞こえてきません。アプリによると「蚊の音」程度という評価です。
FF15ベンチマーク実行時、25-33db程度で、静かな環境であれば耳をすますとファンの回転音が少し聞こえてくる程度。他のモデルと比べてすごく静かな印象を受けました
熱に関しては、一般的な使い方をしているとき、ほとんど熱を感じませんが、ベンチマーク実行時、底面部が少し温かくなります。またキーボードの上の部分もちょっと温かくなりますが、熱い、というところまでは感じませんでした(*あくまで使用した範囲における個人的感想です。騒音・熱の状況は、マシン構成/使用状況/負荷等によって異なるので参考程度にしてください)。。
【5G/LTE非対応】
5G/LTE対応モデルは用意されていません。したがって、基本的にWiFiでネットに接続する形になります。
WiFi 6Eに対応しています。
5)各パーツをチェック
ThinkPad X1 Nano Gen3の各パーツをチェックします。
【ディスプレイ】
13.0インチ液晶パネルを搭載。
■ディスプレイスペック表
タッチ非対応パネル /タッチ対応パネル搭載モデルを選択可能。レビュー機はタッチ非対応パネル搭載モデルです。
 
非タッチパネル
タッチパネル
最大解像度 2K(2160×1350ドット)
ディスプレイ IPS液晶(16:10)
光沢/非光沢 非光沢
タッチ 非タッチ タッチ
輝度 450ニット NA
縦横比16:10のパネルを採用。
縦横比16:9の13.3インチノート(左)、レビュー機(16:10の13.0インチノート/真ん中)、16:10の14インチノート(右)を並べてみました。
縦横比16:9の13.3インチノート(左)、レビュー機(16:10の13.0インチノート/右)を比べると、
レビュー機の方が縦方向にパネルが大きいのがわかります。
最大解像度が2160×1350ドットの2Kパネルを採用。
拡大率100%で表示したところ。表示領域は広いですが、個人的にはちょっと文字表示が小さすぎて見づらいかな。
推奨値である150%に設定してみました。文字が大きく見やすいですが、ちょっと表示領域が狭い感じ。
125%に設定したところ。文字表示も小さすぎず、表示領域も狭すぎず、個人的にはちょうど見やすい拡大率に感じました。
表示の綺麗なIPSパネルを採用。
 
メリット
デメリット
TN ・価格が安い
・応答速度が速い
・色表現が淡い
・青みがかった表示
・視野角が狭い
VA ・コントラスト比が高い
・黒の表現がいい
・色表現がそれほど良くない
・視野角がそれほど広くない
★IPS ・色表現が優れている
・視野角が広い
・価格が高い
色表現も鮮やか。
かといって派手な色合いではなく、落ち着いた表現です。
黒い部分もしっかりめに描写可能。
色表現が美しく、臨場感もあるので、映像も楽しめます。
色域sRGB99%の4K27インチモニタに同じ画像を映し出してみましたが、表現に大きな差は感じないですね。
視野角も広め。
非光沢パネルを採用しているため、照明などの映り込みはほとんど気にならないです。
【キーボード】
キーボードはテンキー非搭載。
個々のキーが独立したセパレートタイプを採用。
FnキーとCtrlキーの位置が、他のメーカーのキーボードとは逆なので、初めて使うときは戸惑うかも。
Enterキーの左など、一部のキーが少し小さめです。
頻繁に利用するEnterキー、BackSpaceキー、Deleteキーは大きめのつくりになっているので押しやすいです。
キートップはさらさらしていて、適度に滑ります。
キーストロークは浅めですが、反発はあるので、快適にタイピングできます。打鍵音は、それほど大きくはありません。カチャカチャという音ではなく、乾いた音で耳障りには感じまないですね。
キーを強く押してもほとんどたわみは感じません。キーボードのつくりはしっかりしています。ふにゃふにゃする感じはないので、タイピングしやすいです。
カタログにはフルサイズのキーボードを搭載と記載されています。
コンパクトなモバイルPCですが、窮屈な感じはしないですね。
キーボードの中央には、ThinkPadの代名詞である赤色のトラックポイントが配置されています。
さらに通常のマウスの上にクリックボタンを配置。このポインタとクリックボタンのおかげで、キーボードの操作中、キーボードから手を離すことなく液晶上のポインタを移動することができます。
こんな感じで操作可能。
キーボードにはバックライトが装備されているので、暗い環境でも快適なタイピングが可能です。バックライトの明るさは2段階の設定が可能。
Fnキー+スペースキーでバックライトのオン/オフの切り替え、明るさの設定を実行することができます。
【タッチパッド】
タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプを採用。
表面の滑りがすごくいいですね。とても快適。これまで触れたノートPCの中で一番操作感がいいかもしれません。最初に触った瞬間に「あ、これは滑りがいい。使いやすい!」と思いましたね。
クリックボタン部分の反応も非常にいいですね。軽く押すだけで反応してくれるため、ストレス無く操作できます。クリック音も小さめで、 カチャカチャという音ではなくタンタンという軽めの音なので、耳障りには感じません。
パームレスト部分を触るとサラサラしており、べとつきにくい仕様になっています。
【左側面部】
左側面部。
写真左から順に、ヘッドホン・マイクコンボ端子、USB Type-C端子×2が配置されています。
左側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続したところ。
【右側面部】
右側面部。
一番奥に電源ボタンが配置されています。電源をオンにすると、電源ボタンのホワイトライトが点灯します。
左右の側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続したところ。左側面部だけに端子類が配置されているのがわかります。
【前面部】
前面部。
指がひっかかりやすいのでカバーを開けやすいです。ただし、片手だけでカバーを開けきることはできませんでした。
【背面部】
背面部に端子類は配置されていません。
【底面部】
底面部。
通気孔が配置されているのが見えます。
6)同梱物をチェック
ThinkPad X1 Nano Gen3の同梱物をチェックします。
ACアダプタと電源ケーブル。
ThinkPad X1 Nano Gen3は、携帯性に優れたノートPCだけに、ACアダプタもコンパクトなつくりになっています。片手に収まる大きさです。
厚さはあります。立方体の形状をしています。
電源ケーブル。
接続端子にはUSB Type-C端子を採用。
左側面部にある2つのUSB Type-C端子のいずれでも充電可能です。
45W型のACアダプタを採用。
ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は254g。
本体を合わせた重量は約1.2kg。このぐらいの重さであれば、一緒に持ち歩こうと思えますね。
各パーツの名称などを示したペーパーも同梱されています。
本体が入っていた梱包箱が結構しっかりしたつくりになってます。
竹とサトウキビでできています。
表面には「ThinkPad X1」のロゴが入っています。軽いですが、結構しっかりしたつくりになっているので、
使わないときに収納するための箱として、そのまま利用できそうです。
まとめ
レノボ
以上、ThinkPad X1 Nano Gen3について詳しく見てきました。特徴をまとめると次のとおり。

・13.0インチ液晶搭載のコンパクトノートPC
・1kgを切る軽量ボディ
・第13世代インテルCoreプロセッサ搭載
・カーボンファイバ/マグネシウム合金を採用したボディ
・ブラックをベースとした落ち着いたカラーリング
・使いやすいキーボード/タッチパッドを搭載

1kgを切る軽さを実現しているのが最大の特徴。コンパクト/スリムなボディに仕上がっているので、どこにでも気軽に持ち運べます。

キーボード/タッチパッドの使い勝手もよく、モバイルノートPCとしてはスペックも充実しています。価格が高めに設定されていますが、妥協のない扱いやすいモバイルノートPCを探している人にオススメです。
*レノボWebサイトの製品ページを確認する
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