デルInspiron 13 5330実機レビュー/パソコン徹底比較購入ガイド

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Inspiron 13 5330について詳しく解説します。
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DELL
Inspiron 13 5330実機レビュー

Inspiron 13 5330は13.3インチ液晶を搭載したコンパクトノートPC。第13世代インテルCore Pシリーズプロセッサ搭載モデルを選択できます。

Inspironノートのミドルシリーズである5000シリーズに属しています。

Inspiron 13 5330レビュー
シリーズ
 
特徴

Inspiron

3000シリーズ


上位
シリーズ
コストパフォーマンスに優れたエントリシリーズ
5000シリーズ Inspironシリーズの中間に位置づけられるミッドレンジシリーズ
7000シリーズ Inspironの中で最も性能にこだわったシリーズ
XPS 美しいデザインと高性能を両立させたスタイリッシュなノートシリーズ
Inspiron 5000シリーズは、他のシリーズと比べて 性能と価格のバランスが良く、デザインの仕上がりもいいので Dellの中で非常に人気があります。
Inspiron 13 5330
【2023年に登場したInspiron 5000シリーズ】
モデル
パネル
CPU
★Inspiron 13 5330
(本モデル)
13.3 第13世代インテルCore Pシリーズ
IInspiron 14 5430 14.0 第13世代インテルCore Uシリーズ/Pシリーズ
Inspiron 14 5435 14.0 AMD Ryzen 7000シリーズ

nspiron 16 5630

16.0 第13世代インテルCore Uシリーズ/Pシリーズ
Inspiron 16 5635 16.0 AMD Ryzen 7000シリーズ
2023年に登場したInspiron 5000シリーズは5機種ですが、そのうち本モデルは13.3インチパネル採用のモバイルPCです。
Inspiron 13 5330
Inspiron 13 5330の主な特徴は次のとおり。
・13.3インチ液晶搭載のモバイルノートPC
・16:10のパネルを搭載しており、縦に広く表示可能
・QHD+パネル搭載モデルを選択可能
・第13世代インテルCore/Core Ultraプロセッサ搭載モデルを選択可能
・アルミニウム製外部シェルを採用することで上質なデザインを実現
ここでは、Inspiron 13 5330の特徴・スペック等について詳しく解説したいと思います。
*2023/12追記:インテルCore Ultraプロセッサ搭載モデルが登場しました(発表イベントに参加して実機に触ってきました)。
Core Ultraプロセッサ搭載モデルには従来からあるプラチナシルバーに加えてライトピンクカラーモデルも追加されています。ボディの大きさ・デザイン・搭載している端子類は従来モデルと同じです。
(*モデル番号(このモデルの場合「5330」)を確認する方法については、DELLパソコンの型番を識別する方法を参照してください)
【参考】Inspiron 13 5330(インテルCore Ultra搭載モデル)動画
Inspiron 13 5330(インテルCore Ultra搭載モデル)に関する動画をYouTubeにアップしています。
【参考】Inspiron 13 5330(第13世代インテルCoreプロセッサ搭載モデル)動画
Inspiron 13 5330(第13世代インテルCoreプロセッサ搭載モデル)に関する動画をYouTubeにアップしています。
【目次】
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。

【レビュー機のスペック】
1)第13世代インテルCore i5-1340Pプロセッサ/16GBオンボードメモリ/512GB SSD/グラフィック:インテルIris Xeグラフィックス(CPU)内蔵
2)インテルCore Ultra 5 125Hプロセッサ/16GBオンボードメモリ/512GB SSD/インテル Arcグラフィックス(CPU内蔵)
3)インテルCore Ultra 7 155Hプロセッサ/16GBオンボードメモリ/1TB SSD/インテル Arcグラフィックス(CPU内蔵)
1)13.3インチ液晶搭載のモバイルノートPC
Inspiron 13 5330は13.3インチ液晶搭載のノートPC。パネルの縦横比は16:10。
14インチノート(縦横比16:10)を並べてみました。上の画像の左がレビュー機。14インチノートと比べて、ボディが一回り小さいのが分かりますね。
縦横比16:9の13.3インチパネル搭載ノートPCを並べてみました。上の画像の右がレビュー機。縦方向にパネルが大きいのが分かります。
縦にパネルが広いおかげでディスプレイが大きく感じられ、画面を見やすいですね。
16:9のパネルと比べて縦方向の表示領域が広くなるため、スクロールの回数も減らすことができ、作業効率をアップできます。
パネルの外枠(ベゼル)が狭いスリムベゼルデザインを採用。
ボディがコンパクトに仕上がっており、扱いやすいです。
B5サイズのノートと比べてみました。
ボディの厚さは最厚部で15.65mm。
非常にスリムです。
これだけ薄いと掴みやすいですね。
持ち上げるのが苦になりません。
シルエットが綺麗。
重量は実測値で1.205kg(第13世代インテルCore i5-1340Pプロセッサ搭載モデル)
インテルCore Ultra 5 125Hプロセッサ搭載モデルの重量は実測値で1.243kg。
インテルCore Ultra 7 155Hプロセッサ搭載モデルの重量は実測値で1.238kgでした。
モデル
第13世代インテルCore i5-1340Pプロセッサ搭載モデル
インテルCore Ultra 5 125Hプロセッサ搭載モデル
インテルCore Ultra 7 155Hプロセッサ搭載モデル
重量 1.205kg 1.243kg 1.238kg
Core Ultra搭載モデルの方がちょっとだけ重いですね。バッテリ容量が増えているのが影響しているのかも。
約1.24kgあるのですごく軽い!という感じはしませんが
そんなに重くはないので、外に持ち出しても疲れにくいと思います。
モバイルPCとして、外出先で作業することが可能
膝の上に置いて作業するときも、ボディが足からはみ出しませんでした。
コンパクトボディなので、ビジネスバッグや
ディパックからの出し入れも スムーズに行えます。途中でボディが引っかかることはありません。
2)モバイルノートPCとしては充実したスペック
Inspiron 13 5330の主なスペックは次のとおり。第13世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルとCore Ultraプロセッサ搭載モデルのスペックを比較しています。
 
Inspiron 13 5330
(第13世代インテルCoreモデル)
Inspiron 13 5330
(インテルCore Ultraモデル)
 ディスプレイ
(最大解像度)
13.3-インチ 16:10 FHD+ (1920x1200) 非光沢 非タッチ 300nits WVA ディスプレイ ComfortView Plus 搭載/
13.3-インチ 16:10 QHD+ (2560x1600) 非光沢 非タッチ 300nits 広視野角 ディスプレイ ComfortView Plus 搭載
13.3-インチ 16:10 QHD+ (2560x1600) 非光沢 非タッチ 300nits 広視野角 ディスプレイ ComfortView Plus 搭載
CPU
第13世代インテル Core i3-1315U
第13世代インテルCore i5-1340P
第13世代インテルCore i7-1360P
インテルCore Ultra 5 125H
インテルCore Ultra 7 155H
メモリ
8GB 4800MHz LPDDR5 メモリ オンボード
16GB 4800MHz LPDDR5 メモリ オンボード
16 GB LPDDR5x, 6400 MT/s メモリ オンボード
ストレージ
256GB M.2 PCIe NVMe SSD/
512GB M.2 PCIe NVMe SSD/
1TB M.2 PCIe NVMe SSD
512GB M.2 PCIe NVMe SSD/
1TB M.2 PCIe NVMe SSD
グラフィックス
CPU内蔵グラフィックス
インテルUHD(Core i3搭載時)
インテルIris Xe(Core i5/i7搭載時)
CPU内蔵グラフィックス
インテルArc
主な端子類
2 x Thunderbolt 4ポート(DisplayPortおよび電源供給対応)
1 x USB 3.2 Gen 1ポート
1 x ユニバーサル オーディオ ジャック
1 x HDMI 1.4ポート
カラー
プラチナシルバー
プラチナシルバー/ライトピンク
バッテリ容量
4セル バッテリー, 54WHr
4 セル, 64 Wh
寸法
高さ:14.35-15.65 mm x 幅:296.68 mm x 奥行き:213.5 mm
最小重量
1.24kg
【CPU】
第13世代インテルCore i3-1315Uプロセッサ/Core i5-1340P/Core i7-1360Pプロセッサ搭載モデルが用意されていましたが、2023年12月に新しいCore Ultra 5/7プロセッサ搭載モデルが追加投入されました。
【第13世代インテルCoreシリーズ一覧】
第13世代インテルCore 性能 特徴
Hシリーズ



ゲーマーやクリエイティブワーカー向けのハイパフォーマンスモデル
★Pシリーズ
一般的なユーザー向けのモデル
★Uシリーズ
省電力が求められるモバイルPC/タブレットPC向けのモデル
第13世代プロセッサの主なシリーズとして、高性能マシンに搭載される「Hシリーズ」、標準的な使い方が想定されるPC向けの「Pシリーズ」、モバイルPC向けの「Uシリーズ」の3つが挙げられます。本モデルでは、「Uシリーズ」と「Pシリーズ」のプロセッサが用意されています。
【Core Ultraプロセッサ】
Core Ultraプロセッサは、省電力を実現しているほか、描画処理能力を高めています。またNPU AIエンジンを搭載しており、効率的なAI処理を可能にします。Core Ultraプロセッサには、「Hシリーズ」と「Uシリーズ」が用意されています(「Pシリーズ」は用意されていません)が、本モデルではHシリーズ搭載モデルを選べます。
【Inspiron 13 5330(2023年モデル)で選択できるプロセッサ】
CPU
第13世代インテルCore i3-1315U
第13世代インテルCore i5-1340P
第13世代インテルCore i7-1360P
インテルCore Ultra 5 125H
インテルCore Ultra 7 155H
コアの数 6
(Performance-cores:2)
(Efficient-cores:4)
12
(Performance-cores:4)
(Efficient-cores:8)
12
(Performance-cores:4)
(Efficient-cores:8)
14
(Performance-cores:4)
(Efficient-cores:8)
(低消費電力Efficient-core:2)
16
(Performance-cores:6)
(Efficient-cores:8)
(低消費電力Efficient-core:2)
スレッドの数 8 16 16 16 22
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 4.50GHz 4.60GHz 5.00GHz 4.50GHz 4.80GHz
キャッシュ 10MB 12MB 18MB 18MB 24MB
AI専用NPU - - -
性能面では、Core iシリーズよりも、新しいCore Ultraプロセッサの方が上なので、パフォーマンス重視ならCore Ultra搭載モデルがオススメです。
第13世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルとCore Ultraプロセッサ搭載モデルでは、パームレスト右下隅に貼り付けられるシールが異なります。上の画像は第13世代インテルCore i51340Pプロセッサ搭載モデル。
上の画像は、インテルCore Ultra 7 155Hプロセッサ搭載モデル。黒ベースの落ち着いた感じの仕上がりですね。シールに搭載しているプロセッサの種類は明記されていないので、Core Ultra 5 125Hプロセッサ搭載モデルにも同じシールが貼り付けられます。
Core i5-1340Pプロセッサ搭載モデル。
Core Ultra 5 125Hプロセッサ搭載モデル。
Core Ultra 7 155Hプロセッサ搭載モデル。
【メモリ】
メモリはCoreプロセッサ搭載モデルでは8GB/16GB搭載モデルを選択可能。
Core Ultraプロセッサ搭載モデルには、16GBメモリ搭載モデルのみを用意。ボトルネックが発生しないよう、LPDDR5よりも高速なLPDDR5xメモリを採用しています。
メモリ容量  
説明
8GB  


快適
一般的なタスク(Web閲覧/メール/ビジネスアプリの操作/動画再生)であれば、それほどストレスなく処理できるレベルのパフォーマンスを確保できると思います。
16GB 負荷のかかる処理を快適に実行したい場合には、16GB以上のメモリを積むことをオススメします。
なお、どちらもオンボードメモリを搭載しているため、購入後に増設等のカスタマイズを実行することはできません。
レビューした第13世代インテルCore i5-1340P搭載モデルには16GBメモリを搭載。LPDDR5メモリで、速度は4800MHzです。
こちらはCore Ultra 7 155Hプロセッサ搭載モデル。LPDDR5xメモリで、速度は6400MHzです。
【ストレージ】
ストレージは、高速アクセス可能なSSDを採用。HDDは選択できません。
 
価格
アクセス速度
耐衝撃性
静音性
重量
HDD
従来から使われていたストレージ。大容量化が進み、SSDと比べて安価で大容量のデータを保存できます。ただし、データ転送速度はSSDよりも遅いです。
SSD
HDDよりもデータ転送速度が圧倒的に速いため、全体的なパフォーマンス向上につながります。ただし、HDDと比べて高価なため、同じ価格だと少ない容量しか積めません。
容量は256GB/512GB/1TB搭載モデルが用意されています。
第13世代インテルCore i5-1340Pプロセッサ搭載モデルには512GB SSDを搭載。使い始めたときの空き領域は377GBでした。
インテルCore Ultra 7 155Hプロセッサには1TB SSDを搭載。使い始めたときの空き領域は874GBでした。空き領域は、構成等によって異なる可能性あるので参考程度にしてください。
【グラフィックス】
グラフィックスに関しては、CPU内蔵タイプを搭載。Core i3プロセッサ搭載モデルにはインテルHDグラフィックス、
Core i5/i7プロセッサ搭載モデルにはインテル Iris Xeグラフィックス、
Core Ultraプロセッサ搭載モデルにはインテルArcグラフィックスが搭載されています(上の画像はCore Ultra 7 155Hに搭載されているインテルArcグラフィックス)。
インテルArcグラフィックスは、以前は独立したタイプのグラフィックスのことを指していましたが、Core UltraプロセッサではCPUに内蔵される形になりました。ただし、担当者によると、性能的には、独立したタイプと遜色ないレベルの描画処理能力を発揮できるようになっているとのこと。
【バッテリ容量】
バッテリ容量が異なるので注意が必要です。第13世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルには54Wh、Core Ultraプロセッサ搭載モデルには64Whの容量のバッテリが搭載されています。
【スペックまとめ】
第12世代インテルCore i7-1280P搭載モデルとCore Ultra 7 155H搭載モデルで同じ条件で画像生成AIを使って画像を出力するデモが実施されました。結果は、インテルCore i7-1360P搭載モデルが24秒、Core Ultra 7 155H搭載モデルが11秒で生成できたので、Core Ultra 7 155H搭載モデルの方が約2倍の速さで生成できたことになります。
この結果を受けて、性能面で言えば、Core Ultraプロセッサ搭載モデルがおすすめかな。電力消費が抑えられているうえに、グラフィックス性能もアップしているので、使い勝手は良いと思います。その分、価格は高めですが、性能を重視した人にオススメ。
コスパ重視なら従来からある第13世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルがオススメです。
3)パッケージ別のスペック
【Inspiron 13 5330 第13世代インテルCore搭載モデルのパッケージ別スペック】
 
Core i3搭載モデル(スタンダード)
Core i5搭載モデル(プレミアム)
Core i7搭載モデル(プラチナ)
ディスプレイ
13.3-インチ 16:10 FHD+ (1920x1200)
13.3-インチ 16:10 QHD+ (2560x1600)
CPU
第13世代インテルCore i3-1315U 
第13世代インテルCore i5-1340P 
第13世代インテルCore i7-1360P
メモリ
8GB オンボード
16GB オンボード
ストレージ
256GB M.2 PCIe NVMe SSD
512GB M.2 PCIe NVMe SSD
グラフィックス

インテルUHD

グラフィッス

インテル Iris Xeグラフィックス
カラー
プラチナシルバー
現在第13世代インテルCoreモデルには3つのパッケージを用意。価格重視ならCore i3搭載モデルがおすすめ。フルHD+パネル/8GBメモリ/256GB SSDという、本モデルの中の最小構成です。それほど負荷がかからないタスクがメインでパネル表示の綺麗さにこだわらないなら、この構成でも十分だと思います。
Core i5/i7プロセッサは、Pシリーズなので性能を重視する人向け。ただし、消費電力が大きいので、バッテリ駆動時間に影響が出る可能性があります。
Core i5/i7プロセッサ搭載モデルは、どちらもメモリとSSDの容量は同じ、パネルもQHD+パネルで同じで、異なるのはCPUだけです。個人的には、モバイルPCで、そこまで高い性能は必要ないと思うので、Core i7ではなく、Core i5で十分かな、と思います。
【Inspiron 13 5330 インテルCore Ultra搭載モデルのパッケージ別スペック】
 
Core Ultra 5搭載モデル
Core Ultra 7搭載モデル
ディスプレイ
13.3-インチ 16:10 QHD+ (2560x1600)
CPU
Core Ultra 5 125H
Core Ultra 7 155H
メモリ
16GB オンボード
ストレージ
512GB SSD
1TB SSD
グラフィックス
インテル Arcグラフィックス
カラー
プラチナシルバー/ライトピンク
Core Ultraプロセッサ搭載モデルでは、Core Ultra 5とCore Ultra 7でそれぞれ1つのパッケージを利用可能。メモリはどちらも16GB、ストレージは512GB/1TB SSD搭載モデルを用意。性能重視の構成です。
4)パフォーマンスをチェック

Inspiron 13 5330のパフォーマンスをチェックしてみました(MyDellアプリの「温度管理」設定を「最適化」に設定した状態で測定)。

【レビュー機のスペック】
1)第13世代インテルCore i5-1340Pプロセッサ/16GBオンボードメモリ/512GB SSD/グラフィック:インテルIris Xeグラフィックス(CPU)内蔵
2)インテルCore Ultra 5 125Hプロセッサ/16GBオンボードメモリ/512GB SSD/インテル Arcグラフィックス(CPU内蔵)
3)インテルCore Ultra 7 155Hプロセッサ/16GBオンボードメモリ/1TB SSD/インテル Arcグラフィックス(CPU内蔵)
CINEBENCHベンチマークでCPUのスコアをチェック。
CPU
CINEBENCH R23のCPU(マルチコア)のスコア
インテルCore i7-13700H 14619pts
インテルCore Ultra 7 155H★ 11857pts
インテルCore i7 1360P 9651pts
AMD Ryzen 5 5600H 9530pts
AMD Ryzen7 7730U 9062pts
インテルCore Ultra 5 125H★ 9294pts
AMD Ryzen7 7735U 9036pts
インテルCore i5-1340P★ 8910pts
インテルCore i7 1355U 8540pts
AMD Ryzen 5 7530U 7303pts
インテルCore i5 1335U 7164pts
インテルCore i5 1235U 6817pts
AMD Ryzen 3 7320U 4854pts
AMD Ryzen 5 7520U 4638pts
*実際に計測した中で最も高いスコアを掲載しています
本モデルの第13世代インテルCore i5-1340P搭載モデルのスコアが8910pts。Core Ultra 5が9294pts、Core Ultra 7が11857pts。それぞれ高いスコアを記録しています。
ファイナルファンタジー14
漆黒の反逆者
画質
解像度
1)Core i5搭載モデル
2)Core Ultra 5搭載モデル
3)Core Ultra 7搭載モデル
高品質
(ノートPC)
1920×1080

4970/快適

7421/非常に快適

7573/非常に快適

最高品質
1920×1080
3755/快適
5669/とても快適
5803/とても快適
負荷が中程度のベンチマーク「ファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者」の結果は、Core Ultra 5、Core Ultra 7とも高品質で「非常に快適」、最高品質で「とても快適」 。
ファイナルファンタジー15
画質
解像度
1)Core i5搭載モデル
2)Core Ultra 5搭載モデル
3)Core Ultra 7搭載モデル
軽量品質
1920×1080
2914/やや重い
3461/普通
3989/普通
標準品質
1920×1080
2207/重い
3062/普通
3230/普通
高品質
1920×1080
1572/動作困難
2105/重い
2178/重い
重い負荷のかかるFF15ベンチマークの結果はCore Ultra 5、Core Ultra 7とも「軽量品質」で「普通」、「標準品質」で「普通」、「高品質」で「重い」。
第13世代インテルCore i5-1340P搭載モデルよりも、ベンチマークの評価は上回っていますね。重い負荷がかかった場合、快適な動作は難しいですが、負荷がそれほど重くないタスクであれば、ある程度快適に作業できる、ということがわかります。
ノートPCグラフィックス
3Dmark FireStrikeベンチマークのスコア
NVIDIA GeForce RTX 4080 Laptop 29375
NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop 25852
NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti Laptop 25562
NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop 24794
NVIDIA GeForce RTX 3070 Laptop 22269
NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop 20184
NVIDIA GeForce GTX 1660 Ti 12674
NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop 12247
AMD Radeon RX 6500M 11002
NVIDIA GeForce RTX 3050 with Max-Q design 10924
NVIDIA GeForce GTX 1650 9185
インテル Arc A370M 7991
インテル Arc (Core Ultra 7 155H内蔵)★ 7707
インテル Arc (Core Ultra 5 125H内蔵)★ 7240
NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti 6555
NVIDIA GeForce GTX 1050 5627
インテルIris Xeグラフィックス(CPU内蔵タイプ) ★ 4493
*実際に計測した中で最も高いスコアを掲載しています
3DmarkのFireStrikeベンチマークを実行。結果はこのとおり。独立したタイプのインテルArc A370Mを若干下回りますが、従来のCPU内蔵タイプのグラフィックスのスコアを大幅に上回りました。
高性能なNVIDIA GeForce RTXシリーズなどと比べると、スコア的には厳しいですが、以前のGeForce GTX 1050Tiと同程度のスコアを出しているので、CPU内蔵グラフィックスとしては、 結構性能はいい印象です。
モバイルノートPCとして位置づけられるInspiron 13 5330の場合、重い負荷のかかる処理(動画/画像の編集など)を実行するケースは少ないと思うので、個人的にはこのレベルのパフォーマンスを確保できれば十分だと思います。
実際に、ネットを見る、動画を再生する、といった負荷が軽めの処理を実行しているときに、もたつきを感じることはほとんどありませんでした。
5)スタイリッシュなデザイン
Inspiron 13 5330は、ボディにアルミニウム製外部シェルを採用。
樹脂製ボディよりも質感が高く、
デザインに関する満足度が高いと思います。
光が当たったところの反射がとても綺麗です。コスパを重視しつつも、洗練されたデザインに仕上がっていると思います。
アルミのため、天板部を触るとさらさらしています。触り心地はすごくいいですね。
表面はマット調の仕上がりで、指紋や汚れが目立ちにくいです。
持っているときもべとつきにくいと思います。
カラーリングとして、第13世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルにはプラチナシルバーを用意。
高級な感じのするシルバーです。
キーボードはグレー。キーボードの周囲や
底面部はシルバーを採用。
触った感じからすると、底面部はおそらく樹脂製だと思います。
背面部は樹脂を押し当てたようなデザイン。
個人的には、ちょっと野暮ったい感じがしますね・・・
14インチ/16インチパネル搭載の他のInspiron 5000シリーズとはデザインが異なります。上の画像はInspiron 14 5430。すっきりとしたデザインになっていますね。
リフトアップヒンジで背面部が接地する仕様になっているので、傷がつきにくいよう、こういうデザインになっているんだと思います。
ボディの堅牢性は結構高く、片手だけで持っても ボディのよじれなどを感じることはありませんでした。
デザインに関しては個人的には満足度高めですね。外出先でも、周りの目を気にせず使用できると思います。
Core Ultraプロセッサ搭載モデルでは、プラチナシルバーに加えて、ライトピンクカラーも利用できます。こちらはイベントで触ることのできたCore Ultraプロセッサ搭載モデルのライトピンクモデル。
淡いピンクです。
ちょっとお洒落な感じがしますね。
6)特徴/使い勝手をチェック
Inspiron 13 5330の特徴・使い勝手をチェックします。
■搭載している端子類
搭載している端子類は次のとおり。
・HDMI1.4×1
・Thunderbolt 4×2(電源供給およびDisplayPort対応)
・USB 3.2 Gen 1 Type-A×1
・オーディオ・ジャック×1
SDカードリーダーは搭載されていないので、別途SDカードリーダーを用意する必要があります。
また 有線LAN端子も用意されていないので、有線でネットに接続する場合には変換アダプタ等を用意しなければなりません。
【搭載しているUSB端子の種類・場所】
USB端子
個数/場所
最大転送速度
USB 3.2 Gen 1 Type-A 1個/右側面部 5 Gbps
USB 4 Type-C 2個/左側面部 40 Gbps
搭載しているUSB端子は上の表のとおり。合計3つのUSB端子を搭載しています。従来からあるTypeA端子が1つ、Type-C端子が2つです。
【USB Type-C端子で利用できる機能】
USB Type-C
本モデルでの対応
備考
Alt Mode-DisplayPort 外部映像出力可能 Alt mode対応のUSB Type-Cケーブル必要
PowerDelivery対応 受給電可能 高速充電可能
Thunderbolt 4 最大40Gbpsで転送可能 Thunderbolt 4対応機器と接続する必要あり
Inspiron 13 5330に搭載されている2つのUSB Type-C端子で使える機能は上の表のとおり。Alit Mode DisplayPortとPowerDeliveryに対応しているため、USB TypeC端子を使って、外部映像出力および受給電が可能です。Thunderbolt 4にも対応しています。
対応するモバイルバッテリを接続したところ充電できました。
■外部映像出力
Inspiron 13 5330に搭載されている映像出力端子は次のとおり。
映像出力端子
個数/場所
用途
備考
HDMI 1.4 1個/左側面部 映像+音声 -
USB Type-C
(Alt Mode-DisplayPort対応)
2個/左側面部
映像+音声
本モデルはUSB Power Deliveryに対応してるので、ケーブル一本で映像出力と充電が可能
外部映像出力端子を介して外部モニタに接続することが可能。大画面モニタに表示すれば作業効率をアップできます。
すべての映像出力端子(HDMI×1/USB Type-C×2)を使って
4画面同時出力することが可能。
USB Type-C入力端子を搭載したモニタを用意している場合、対応するUSB Type-Cケーブルを接続すれば、外部映像出力と充電を一本のケーブルで済ますことができます(2つあるType-C端子のどちらでも実行可能)。
外出先から戻ってきたとき、USB Type-Cケーブル1本接続するだけで、外部映像出力と充電を同時に実行できるのは便利。ただし、充電も同時に実行するには、モニタ側の最大対応電源がPCの電源を上回っている必要があります。
なお、 Dell Webサイトの製品ページでは「HDMIでサポートされる最大解像度は1,920 x 1,080ドット(60Hz)。4K/2K出力は未対応」と表記されていますが、HDMI端子経由で4Kテレビに接続したところ4K(3840×2160ドット)の解像度で出力できました(あくまでぼくの環境で使用した場合のお話です)。
■リフトヒンジ採用
Inspiron 13 5330ではリフトヒンジを採用。ディスプレイを開くと、背面部が接地します。
この結果、キーボードと机の間にスペースが生まれ、エアフローが改善されるほか、キーボードが傾斜する形になるためキー操作しやすくなります
■指紋認証
現在用意されているパッケージでは、指紋認証センサーが標準で搭載されています。指紋認証センサーを使うと、キーボードを使わず認証できるため、安全性を高めつつ、手間無く使い始めることができます。センサーは電源ボタン上に配置されています。
顔認証機能は用意されていません。
■Webカメラ/マイク
1080p(30fps)のFHDカメラを搭載。
Webカメラで撮影した写真。FHDカメラなので、標準的な画質かな。
またWebカメラの両脇にデュアルマイクロフォンが内蔵されていますが、バックグラウンドノイズを低減するAIノイズリダクション機能を搭載しています。
■カメラシャッター機能搭載
Webカメラが液晶上部に配置されていますが、プライバシーシャッター機能を搭載。
シャッターを指でスライドさせてカメラレンズを覆えば、プライバシーを保護できます。
カメラ上部のスライダを右にずらすだけで、
レンズをシャッターで覆うことができるので、
家でオンライン会議に参加しているときに、誰かが訪問してきて対応する必要がある場合などに、手軽に画像/映像をオフにすることができます。
■WiFi 6E対応
Inspiron 13 5330は、WiFi 6Eに対応しています。
■起動時間
起動時間(電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまで)を計測してみました(第13世代インテルCore i5-1340Pプロセッサ搭載モデル)。

1回目→14.49秒 / 2回目→14.176秒 / 3回目→14.36秒

約15秒で起動します。それほど待たされる感じはありません。
■バッテリ駆動時間
DELL Webサイトの製品ページにバッテリ駆動時間の記載がなかったので、バッテリ駆動時間を実際に計測してみました。第13世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルは4-セル 54Wh、Core Ultraプロセッサ搭載モデルは、18.5%容量の大きな64Whのバッテリを内蔵。54Wh/64Whバッテリ搭載モデルでバッテリ駆動時間を計測してみました。

[設定]
ディスプレイ輝度:80/電源モード:バランスに設定した状態
条件1)基本的に何もしない
条件2)YouTubeの動画を標準サイズで再生しつつ、Web閲覧/テキスト入力などの操作を行う
第13世代インテルCore i5-1340Pプロセッサ搭載モデル
Core Ultra 5 125Hプロセッサ搭載モデル
Core Ultra 7 155Hプロセッサ搭載モデル
54Wh
64Wh
条件1
条件2
条件1
条件2
条件1
条件2
1時間経過したときのバッテリ使用量
9%
12%
7%
10%
8%
10%
推定バッテリ駆動時間
約11.1時間
約8.3時間
約14.3時間
約10時間
約12.5時間
約10時間
*推定バッテリ駆動時間は1時間経過したときのバッテリ使用量をベースに単純計算で算出
*バッテリ駆動時間は、構成/使用状況等によって大きく異なると思うので、あくまで参考程度にしてください。
Core Ultaプロセッサ搭載モデルの方がバッテリ容量が大きいので、バッテリ駆動時間は長めという結果が出ました。
■バッテリ充電時間
Inspiron 13 5330を実際に充電してみました。
充電モード「標準」と「ExpressCharge」で計測(充電モードは「My DELL」アプリで設定可能)。
本体をスリープにした状態で充電を実行(測定機は、第13世代インテルCore i5-1340Pプロセッサ搭載モデル。バッテリ容量は54Wh)。
経過時間
標準モードの充電率
ExpressChargeモードの充電率
30分 約+25% 約+40%
+100%になるまでの推定時間
(30分の充電時間をベースに単純計算)
約2時間 約1時間15分

結果は上の表のとおり。ExpressChargeで充電すれば30分で40%%充電できたので、単純計算で1時間15分でフル充電できる計算になります(実際には、90%を過ぎると充電スピードが落ちるので、もっと時間がかかります。あくまで推定値です)。このぐらいの速さで充電できるのであれば、急いで外出する必要がある場合でも、ある程度のバッテリ容量を充電できると思います。

ただし、常にExpressChargeを実行すると、バッテリの寿命が短くなる可能性があるので、急いで充電する必要がある場合以外は、他のモードを選択することをオススメします。
■「MyDell」アプリ同梱
MyDellアプリを同梱。
「アプリケーション」ではプリインストールアプリを起動可能。
「オーディオ」ではサウンドの音質をカスタマイズしたり、
音声音質を設定したりできます。バックグラウンドノイズを除去することが可能、
「色と表示」では、カラープロファイルを選択可能。
「ComfortView」を選択すると、目に有害なブルーライトの発生を低減できます。
ComfortViewをオフにした状態。
ComfortViewをオンにした状態。全体が少し緑がかった状態になります。
「電源」では、バッテリの状態を確認したり、「充電モード」「温度管理」を選択できます。
「充電モード」では、「適応」「主にAC」「ExpressCharge」「標準」「カスタム」が選択可能。「ExpressCharge」で急速充電が可能です。
「温度管理」では4つのモード(「最適化」「低温」「静音」「超高パフォーマンス)の中から選択して、 PCの温度とファンの設定をカスタマイズできます。「静音」に設定すると、ファンの音があまりしませんが、パフォーマンスが低下します。「超高パフォーマンス」に設定すると、パフォーマンスは高くなりますが、ファンの音が大きくなるほか、発熱量が増えるため、ボディが熱くなります。
■サウンド
スピーカーは底面部の左右に2つ配置。
2 W x 2のデュアルスピーカーシステムを採用。
この位置にスピーカーがあると机に音が反射する形になります。
音楽を聴いてみたところ、ちょっとカシャカシャする感じはありますが、高音・低音のバランスはいい感じ。個人的にはスリム/コンパクトPCとしては十分なレベルという印象を受けました。 高音質を求める人には厳しいかもしれませんが、バックグラウンドで聞く分には十分な感じです。
■ファンの回転音・排熱
FF15ベンチマーク実行時など負荷がかかると、ファンの回転音が上がり、風切り音が聞こえてきます。MyDellの「温度管理」を「最適化」に設定している場合、多少耳障りですが、個人的にはうるさすぎる、という感じはしないですね。「超高パフォーマンス」に設定した場合、性能はアップしますが、ファンの風切り音が大きくなり、ちょっとうるさく感じました。
負荷がかかっていないときは静かです。
MyDellの「温度管理」を「最適化」に設定した場合、ベンチマーク実行時など、重い負荷がかかると、底面部の通気孔部分、
キーボード奥の通気孔が少し熱くなりますが、熱すぎて触れないというほどではありません。
パームレスト部分に熱さは感じませんでした。「超高パフォーマンス」に設定した場合、底面部とキーボード奥の通気孔性能が結構熱くなりますが、パームレスト部分はそれほど熱くなりませんでした。
個人的には、モバイルPCのため、そこまでの高性能は必要ないと思うので、「最適化」の設定にしておいた方が騒音や発熱量が少ないので扱いやすいと思います。「最適化」設定でも、ネットを見る/動画を再生するなどのタスクはストレス無く処理できました。
(*あくまで、使用した限りにおける個人的感想です。受け止め方には個人差があります。音/熱は構成・使用状況によって大きく異なると思うので参考程度にしてください)
■ファンクションキーのロック/ロック解除の切り替えが可能
キーボードの一番上の列にファンクションキーが用意されています。デフォルトでは、キーに記載されているイラストの機能を利用することが可能。
ファンクションキーには別の機能も割り当てられています(F7キーを押すと全角カナに変換、F10キーを押すと半角英数に変換など)が、デフォルトではこれらの機能を利用できず、ファンクションキーのロックを解除する必要があります。
これまで、ロックの解除はBIOSでしかできないモデルもあったのですが、 Inspiron 13 5330ではFnキーとescキーを同時に押すことで、簡単にファンクションキーのロック/ロック解除を切り替えることができます。
7)各パーツをチェック
Inspiron 13 5330の各パーツをチェックします。
■ディスプレイ
ディスプレイの主なスペックは次のとおり。
 
FHD+パネル
QHD+パネル
パネル 13.3インチ 13.3インチ
縦横比 16:10 16:10
最大解像度 FHD+(1920×1200) QHD+(2560x1660)
光沢/非光沢 非光沢 非光沢
タッチパネル 非タッチパネル 非タッチパネル
輝度 300nit 300nit
色域 sRGB100% sRGB100%
最大消費電力 4.3W 4.4W
ディスプレイは13.3インチパネルを搭載。従来の13.3インチパネルは縦対横の比率が16:9のものが多いですが、前述したように本モデルは16:10の比率のパネルを採用。縦方向に広く表示できます。
FHD+パネルとQHD+パネル搭載モデルを選択可能。
レビュー機は、QHD+パネル搭載モデル。
QHD+パネルの方が解像度が高いので精細感の高い表示が可能です。
文字もより滑らかに表現できます。
綺麗に表示したいなど、画面表示にこだわるならQHD+パネルがおすすめですが、コスパ重視なら個人的にはフルHD+でもいいと思います。
13.3インチパネルなので、QHD+パネルだと、100%のままでは文字が小さすぎます。推奨値は「200%」。
でも200%だと大きすぎて、表示できる情報量が少なすぎると感じました(上の画像は200%表示)。
125%でもなんとか読み取れますが、個人的には150%ぐらいまで拡大しないと作業しづらく感じました(上の画像は125%表示)。
パネルの表示は非常に綺麗。
色の表現も鮮やか。
黒い部分もしっかりめに描写可能。
色域はsRGB 100%。sRGBとは、色空間の標準規格の一つです。異なるデバイス間で画像/映像をやり取りする際に、機種による特性の違いを発生させることなく、同じ色味を再現できます。
このクラスのPCとしては色域が広めのため、色もある程度忠実に表現できています。
普通に使っていて、特に見づらいとか、色が気になるという感じはないです。色の表現が鮮やかで臨場感もあるため、動画も楽しめます。
視野角は広め。
非光沢パネルを採用しているため、映り込みが発生しづらく、長時間画面を見続けたときの目の負担を軽減できます。屋外でも見やすいと思います。
 
メリット
デメリット
光沢パネル ・色の表現が鮮やかなので、映像/画像を楽しめる ・照明など、周りの物の映り込みが発生しやすい。
・ぎらつきが多いので、長時間見続けた時の目への負担が大きい
非光沢パネル ・映り込みが発生しにくいので、いちいちディスプレイの角度を調整しなくてもいい
・ぎらつきが少ないので目への負担が軽い
・光沢パネルと比べて、色の表現が淡い感じになる
輝度は300ニットで、個人的には結構明るめに感じました。タッチパネルは非搭載です。
■キーボード
コンパクトなモバイルノートですが、
フルサイズのキーボードと 同程度のキーピッチ(キー間の距離)19.05mmを確保しています(マニュアル参照)。
窮屈さは感じないですね。
ボディの端のぎりぎりのところまでキーボードが占めているのが分かります。
これにより、モバイルPCでありながら、広いキーピッチを確保できているわけです。左端の半角・全角キーやTabキーが大きめ。
右端のBackspaceキーとEnterキーが、左のキーと隣接したDell独自のキーボード配置を採用。
Enterキーは大きめなので押しやすいです。
キートップはそれほどつるつるしていませんが、指は動かしやすいです。
キーストローク(キーを押し込む深さ)は浅めですが、最近のスリムノートPCとしては標準的な深さ。
強く押すとちょっとたわみますが、個人的にはタイピング中、ほとんど気にならないですね。
打鍵感はちょっとやわらめですが、多少反発はあります。個人的には、もうちょっと深いほうが好きですが、軽く押せば反応してくれるので、きびきび使えます。
モバイルPCですが、キーボードの出来はいいと思います。ボディがコンパクトだからといってキーボードのつくりが犠牲になっている感はないですね。キーピッチが広く、Enterキーが押しやすいと快適に使えます。
ホワイトのバックライトを装備。
暗い環境でも快適にタイピングできます。
F5キーを押すことで、バックライトのオン/オフ、2段階の明るさの設定が可能です。
■タッチパッド
タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプを採用。
滑りがよくスムーズにポインタを移動できます。
クリックボタン部分の反応も良好です。押し込む深さが丁度よく、軽く押せば反応してくれます。
パームレスト部分はサラサラしています。
■左側面部
左側面部。
上の画像の左から順に、HDMIポート、USB Type-C×2、電源およびバッテリーステータスライトが配置されています。
左側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続するとこんな感じ。
■右側面部
右側面部。
上の画像の左から順に、USB 3.2 Gen 1 ポート、オーディオポートが配置されています。USB端子は、使うときに押し広げるタイプです。
右側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続したところ。
左右の側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続したところ。本体手前側にケーブル類がこないので、タイピング時に邪魔になるケースは少ないと思います。
■前面部
前面部に端子類はなし。
カバーを開けるときに指を引っかけやすいです。ただし、片手だけでカバーを開けきることはできません。両手を使う必要があります。
■背面部
背面部にも端子類はなし。
■底面部
スピーカーのほか、通気口が配置されています。
中央に「Inspiron」のロゴが印字されています。
8)同梱物をチェック
Inspiron 13 5330の同梱物をチェックします。
ACアダプタと電源ケーブル。
ACアダプタは片手で掴めるくらいの大きさ。モバイルPCに同梱されるタイプであれば、もう少し小さいと携帯しやすいんですけどね。
厚みがあります。
ACアダプタのケーブルにはストッパが付いており、巻きつけて留めておくことが可能。集束バンドは付いていません。個人的にはいちいち巻きつけるのは面倒なので、集束バンドが付いていてくれた方がありがたいですね。
ACアダプタに付いているケーブルは細めなので取り回ししやすいと思います。
65W型のACアダプタを採用。
接続端子はUSB Type-C。
左側面部に2つ配置されているType-C端子の
どちらに接続しても充電できます。
電源ケーブルは太め。
モデル
第13世代インテルCore i5-1340Pプロセッサ搭載モデル
インテルCore Ultra 5 125Hプロセッサ搭載モデル
インテルCore Ultra 7 155Hプロセッサ搭載モデル
ACアダプタ+ケーブルの重量 0.305kg 0.304kg 0.324kg
本体+ACアダプタ+ケーブルの重量 1.51kg 1.547kg 1.563kg
搭載しているプロセッサ別のACアタプタと電源ケーブルを合わせた重量および本体を合わせた重量は上の表のとおり。
まとめ
以上、Inspiron 13 5330の特徴をまとめると次のとおり。
・13.3インチ液晶搭載のモバイルノートPC
・16:10のパネルを搭載しており、縦に広く表示可能
・第13世代インテルCore/Core Ultraプロセッサ搭載モデルを選択可能
・アルミニウム製外部シェルを採用することで上質なデザインを実現
Inspiron 13 5330は、第13世代インテルCoreプロセッサを搭載したコンパクトノート。室内だけでなく、外に持ち出して使えるモバイルPCとして活用できると思います。

ボディにアルミを使うことで上質なデザインに仕上がっており、洗練された印象です。
外に持ち出せるモバイルPCを探しており、デザイン面に加え、性能/キーボードなどの実用性も妥協したくない、という人にオススメです。
Core Ultraプロセッサ搭載モデルが用意されており、価格は高めに設定されていますが、効率的なAI処理が可能になるうえ、バッテリ容量が大きいので長い駆動時間を確保できるとい思います。