DELL Venue 8 7000は、
8.4インチ液晶を搭載したAndroidタブレット。
薄さ6mmという驚異的な薄さを実現しつつ、インテルRealSenseテクノロジーを採用した
Snapshot Depthカメラを搭載しているなど、DELLが誇るハイテクノロジーが詰まったタブレットに仕上がっています。

ここでは、Venue 8 7000について詳しくレビューしたいと思います。発表会にもお邪魔してきたのでそのときの模様も合わせて説明します。
【レビュー目次】
[スポンサーリンク]
1)薄さわずか6mmのスリムボディ!
Venue 8 7000を手にしてまず気づいたのが、その圧倒的な薄さ。

横から見るとこんな感じ。ほんと極限まで薄くした、という印象を受けます。

これだけ薄いと、強く押したら折れてしまうんじゃないか、なんてことを考えてしまいますが、実際に触ってみるとかなり強度があります。
重量も305gしかないのですごく軽い。ずっと持っていても重く感じません。

ほんと、スリム&コンパクトな仕上がりになっていると思います。
2)高精細パネルを搭載

Venye 8 7000を手にしてみたときに、最初に気づくのが、
液晶パネルの表示が綺麗なこと。
高精細パネル搭載しているため、すごく鮮明に表示されるんですよね。特に写真を撮影するときに画面の綺麗さを強く感じます。
液晶の大きさは8.4インチで最大解像度は2560×1600ドット。圧倒的な精細感を実現しています。
また、ベゼル幅が薄く、ボディ全面のほとんどを液晶が占めているデザインなので、すごくスタイリッシュで液晶画面に意識を集中することができます。

隣にあるのは、従来のDELL Windows 8インチタブレットVenue 8 Pro。Venue 8 7000の方が液晶表示がキレイです。

Venue 8 7000の液晶の方が、斜めから見てもはっきりと表示を視認できるのがわかります。
3)3Dカメラを搭載

Venue 8 7000の大きな特徴として、
背面部に3Dカメラを搭載している点が挙げられます。深みのある写真を撮影したり、距離を計測したりすることが可能。
具体的には
・撮影した写真のピントを後から調整する
・距離や面積を計測する
といったことが可能です。
なので、引越業者、建築業者が見積もりを自動作成することが可能になるんだとか。すごいな、これ。

カメラは背面部の3箇所に配置されています。

背面部の下の方に3つです。

ただ3つもカメラがあるので、縦向きで撮影しようとすると、手が邪魔になることが多かったです。このあたり、撮影には慣れが必要だと思います。
カメラの前に何か障害物があると「カメラのうちの1台が何かに妨げられています」という警告メッセージが表示されます。

ちなみに前面部にもカメラが1つ配置されているので自分撮りも可能です(こちらは3Dカメラではありません)。

早速撮影してみました。やっぱり液晶が高精細パネルなのですごく表示がキレイ。これなら写真を撮影していても楽しいでしょうね。ボディのほとんどが液晶パネルで占められているので、迫力もあります。
上の画像の左下部分に、2つの画面が表示されていますが、これがそれぞれのカメラに映っている写真。つまり3つのカメラの画像が、この画面に表示されているわけです。細かくみると、ちょっとずつ映っている画像が異なります。このような違いがあることを認識することで、距離や面積を測ったりすることが可能になるんだとか。なるほど。

こんな風に撮影することが可能。厚みがなく軽いので撮影するのも楽です。

複数の点をタップすることで、こんな感じで距離を計測できます。

こちらは面積を計測しているところ。瞬時に計測できるので、仕事で使用する人は重宝するだろうな〜。これまではいちいちメジャーを使って計測していたのが、Venue 8 7000を使うと、3Dカメラのおかげで瞬時に計測できてしまうわけですから。
担当の方にお話を伺うと、コンシューマ向けタブレットはすでに飽和状態。ただビジネス分野ではまだ成長の余地があるので、3Dカメラ搭載というメリットを活かして、そこを攻めていきたいとのことでした。
最近のDELLは、4K/5Kモニタなど、先進テクノロジーを搭載した新商品を他社に先駆けて世に出しており、DELLのブランドを高めることに努めていますが、このVenue 8 7000に最新の3Dカメラを搭載したのも、その一環なのでしょう。
4)スペックをチェック
【Venue 8 7000の主なスペック】
|
Venue 8 7840 |
液晶 |
8.4インチ
(2560×1600ドット) |
CPU |
インテルAtom Z3580 2.33GHz 2コア |
OS |
Android 4.4 |
メモリ |
2GB |
ストレージ |
16GB eMMC(microSDカードで拡張可能) |
ポート |
Micro-SDカードリーダー(512GBまでサポート)、Micro-AB USB2.0×1、ヘッドホン/マイクコンボジャック×1 |
寸法 |
215.8mm(長さ)×124.4mm(幅)×6mm(高さ) |
重量 |
305g |
GPS |
有り |
価格(税抜、送料込み) |
48,980円 |
Venue 8 7000の主なスペックは上の表のとおり。
CPUにはインテルAtomデュアルコアプロセッサを搭載。メモリは2GB。ストレージは16GBしか搭載していませんが、microSDカードを使ってより多くのデータ(最大512GBまでサポート)を格納することができます。
5)落ち着いたデザイン

前面部は黒を基調としたデザインですが、背面部はグレーをベースとした落ち着いたデザインを採用。
またボディは角が尖ったエッジなデザインになっており、スタイリッシュな印象を与えます。

従来のDELLタブレットは赤/白など明るいカラーリングのモデルも用意されていましたが、Venue 8 7000は、ビジネス向けを意識してシックなつくりになっています。

同梱されるACアダプタもすごくコンパクト。

重さは72gしかありません。これなら本体と一緒に持ち歩くのも苦にならないですね。
まとめ

以上、Venue 8 7000について詳しく解説しました。特徴をまとめると次のとおり。
・薄さ6mmを実現した極薄タブレット
・高精細パネルを搭載しており、表示が鮮明
・3Dカメラを搭載している
・落ち着いたデザインを採用
Venue 8 7000は、非常に薄くてスタイリッシュ、液晶も精細感が高くてキレイ、3Dカメラも搭載している、など、非常に魅力的なタブレットに仕上がっています。安さを追求したタブレットとは一線を画するスペックになっているため、価格は48,980円(税抜/送料込み)とちょっと高めに設定されています。
これらの機能にメリットを感じるのであれば、非常に完成度の高い魅力的なタブレットだと思います。