レノボThinkPad T14s Gen4 AMD実機レビュー

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レノボThinkPad T14s Gen4 AMDについてレビューします。
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レノボThinkPad T14s Gen4 AMD実機レビュー

レノボThinkPad T14s Gen4 AMDは、レノボのThinkPad Tシリーズの14インチビジネスノートPCです。

レノボ ThinkPad T14s Gen4 AMD レビュー
【プロモーション/貸出機材提供:レノボ・ジャパン合同会社】
主な特徴は次のとおり。

・14インチディスプレイ搭載のコンパクトノートPC
・AMD Ryzen 7000シリーズプロセッサ搭載
・使いやすいキーボードを搭載
・ブラックをベースとした落ち着いたカラーリング
・ボディにマグネシウムを採用

メーカーからレノボThinkPad T14s Gen4 AMDをお借りできたので、ここではThinkPad T14s Gen4 AMDの特徴・スペック・使い勝手等について詳しくレビューします。

*レノボWebサイトの製品ページを確認する
ThinkPad T14s Gen4 AMD詳細情報
【参考】レノボThinkPad T14s Gen4 AMD動画
レノボThinkPad T14s Gen4 AMDに関する動画をYouTubeにアップしています。
【レビュー目次】
*ここに記載されているスペック・構成は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずレノボ Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。

【レビュー機のスペック】
AMD Ryzen 5 7535Uプロセッサ/16GBメモリ/512GB SSD/CPU内蔵グラフィックス/1920×1200ドットパネル(液晶IPS非タッチパネル)
1)コンパクトな14インチノートPC
本モデルは、14インチパネルを搭載したノートPC。
コンパクトタイプなので取り回しがしやすいですね。
厚さは16.9mmとスリム。掴みやすいです。
重量は1.313kg(実測値)
14インチとしては標準的な重さかな。気軽に外に持ち出すにはちょっと重いかもしれませんが、がんばれば外に持ち出せる重さだと思います。
ビジネスバッグや

デイパックからもスムーズに取り出し可能。

底面部に「Magnesium」という記載があり、本モデルには、強度が高くて軽いマグネシウムが が採用されています。
触った感じはひんやりして、すべすべしているので心地いいですね。指紋がつくとちょっと目立つかな。
ThinkPad伝統のブラックを基調としたカラーリングを採用。
キーボード面
および底面部もブラックで統一されています。
本モデルは堅牢性が高く、片手だけで持っても、ボディのよじれ等は ほとんど感じません。
2)スペックをチェック
ThinkPad T14s Gen4 AMDの主なスペックは次のとおり。
ThinkPad T14s Gen4 AMD
ディスプレイ
14.0型 2.8k OLED (2880 x 1800)、マルチタッチ非対応
14.0型 2.2k IPS液晶(2240 x 1400)、ブルーライト軽減、光沢なし
14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、マルチタッチ対応(10点)、Privacy Guard、光沢なし
14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、ブルーライト軽減、省電力、光沢なし
14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、マルチタッチ対応(10点)、光沢なし
14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、光沢なし
CPU

AMD Ryzen 7 PRO 7840U
AMD Ryzen 5 PRO 7540U

メモリ
オンボード:16GB/32GB
ストレージ
256GB/512GB/1TB/2TB SSD
グラフィックス

CPU内蔵(AMD Radeonグラフィックス)

寸法
約 317.5 x 226.9 x 16.9mm
重量 (最小構成)
約 1.26kg〜
【CPU】
CPUは、コスパの高いAMD Ryzen 5/7 PRO 7000シリーズプロセッサ搭載モデルを選択可能。
レビュー機には、Ryzen 7 PRO 7840Uを搭載。
【メモリ】
メモリは16GB/32GB搭載モデルを選択できます。オンボードタイプなので、購入後にカスタマイズすることはできません。
【ストレージ】
ストレージには、高速アクセス可能なSSDを搭載。256GB/512GB/1TB/2TB SSDの中から選択できます。
【グラフィックス】
グラフィックスはCPU内蔵タイプのグラフィックスのみを搭載可能。高性能なカードタイプは選択できない仕様になっています。したがって動画・画像の編集などの描画処理能力が必要な作業を快適にこなすのは難しいと思います。
グラフィックス
性能
主な用途
本モデルで選択可能
CPU内蔵タイプ  


高い
動画再生
NVIDIA GeForce GTシリーズ 動画再生/軽めのゲーム ×
NVIDIA GeForce GTXシリーズ ゲーム/動画・画像編集 ×
NVIDIA GeForce RTXシリーズ 負荷のかかる
ゲーム/動画・画像編集
×
【スペックまとめ】
個人的には、14インチパネル搭載のコンパクトPCとしては、基本性能は充実していると思います。
*レノボWebサイトの製品ページを確認する
ThinkPad T14s Gen4 AMD詳細情報
3)パフォーマンスをチェック
ThinkPad T14s Gen4 AMDのパフォーマンスをチェックしてみました。
【レビュー機のスペック】
AMD Ryzen 5 7535Uプロセッサ/16GBメモリ/512GB SSD/CPU内蔵グラフィックス
ドラゴンクエストX
画質
解像度
スコア
評価
最高品質
1920×1080
9553
とても快適

負荷が軽めのゲーム「ドラゴンクエストX」のベンチマークソフトを実行してみました。最高画質で「とても快適」に動作します。

ファイナルファンタジー14
漆黒の反逆者
画質
解像度
スコア
評価
高品質
(ノートPC)
1920×1080
5824
とても快適
最高品質
1920×1080
4706
快適
負荷が中程度のゲーム「ファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者」のベンチマークソフトの結果は上の表のとおり。高品質で「やや快適」、最高品質で「普通」という結果。
ファイナルファンタジー15
画質
解像度
スコア
評価
軽量品質
1920×1080
3939
普通
重い負荷がかかる「ファイナルファンタジー15 」のベンチマークソフトの結果は上の表のとおり。やはりCPU内蔵グラフィックスで、このクラスのゲームを快適に楽しむのは難しそう。
重い負荷がかかった場合、快適動作は難しいですが、負荷がそれほど重くないタスクであれば、ある程度快適に処理できる、ということがわかります
実際に、ネットを見る/動画を再生するといったそれほど負荷のかからないタスクを実行している場合、ストレスは感じることはほとんどありませんでした。
ファンの音をスマホの騒音計アプリで計測してみました(スマホのアプリなので数値が正確ではない可能性があります)。ネットを見るなど一般的な使い方をしているときは18dB程度ですごく静か。ほとんどファンの音が気になりません。
FF15ベンチマークの実行時、23dB程度で、静かな環境だと、わずかにファンの音が聞こえてくる程度。個人的にはうるさく感じませんでした。
熱については、FF15実行直後、底面部の中央部分あたりを触ると、ちょっと温もりは感じますが、「熱い」という印象は受けませんでした。
通気孔近くのキーボード上部が少し温かくなりますが、こちらも熱くて触れないほどではありませんでした。パームレストにほとんど熱は感じません。
(*あくまで使用した範囲における個人的感想です。騒音・熱の状況は、マシン構成/使用状況/負荷等によって異なるので参考程度にしてください)
4)特徴・使い勝手をチェック
ThinkPad T14s Gen4 AMDの特徴/使い勝手をチェックします。
■搭載している端子類
搭載している端子類は次のとおり。

・USB4 Type-C x 2
・USB 3.2 Gen1 (Powered USB) x 1
・USB 3.2 Gen1 x 1
・HDMI
・マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
USB端子
最大転送速度
個数/場所
USB 3.2 Gen 1 Type-A 5 Gbps 1個/右側面部
1個/左側面部
USB4 Type-C 40 Gbps 2個/左側面部
USB端子はType-Aが2個、Type-C端子は2つの合計4つのUSB端子を搭載。2つあるType-C端子は両方ともDisplayPort、PowerDeliveryに対応。
■映像出力

HDMI端子と2個のUSB Type-C端子が映像出力に対応しています。

USB Type-C端子経由で27インチモニタに接続したところ。
対応するモニタに接続した場合、外部映像出力と同時に充電も実行することができます。ケーブル一本で、充電と映像出力を同時実行できるのは非常に便利です。
なお4K対応モニタにUSB Type-Cケーブル端子経由で接続したところ4k(3840×2160ドット)の解像度で出力できました。リフレッシュレートは60Hzです。
【Webカメラに蓋をすることができる】
レノボ
ThinkPad T14s Gen4 AMDでは、パネル上部にWebカメラが配置されていますが、簡単にWebカメラに蓋をすることができます。
カメラ上部にあるスライダを左にずらすとカメラに蓋がされます。スライダはちょっと固めなので、動かすのにちょっと力を入れる必要がありました。
カメラ部分に赤い丸が出ていますね。これにより、カメラの映像/画像のハッキングによるプライバシー流出問題を防ぐことができます。
【指紋認証センサー】
レノボ
指紋認証なし、ありモデルを選択可能です。
【サウンド】
2つのスピーカーをキーボードの上部に配置。この位置にスピーカーがあると手で音が遮られることがほとんどありません。
音楽を聴いてみたところ、ちょっとカシャカシャする感じ。個人的には、すごく高音質という印象ではないですね。一般的なコンパクトPCレベルのサウンドかな。
ただし、しばらく聴いていると慣れてくるので、バックグラウンドで聴いている分には十分だと感じました。
■バッテリ駆動時間
バッテリ駆動時間を実際に計測してみました。レビュー機には57Whのバッテリを内蔵。

[設定]
ディスプレイ輝度:80/電源モード:バランスに設定した状態
条件1)YouTubeの動画を標準サイズで再生しつつ、Web閲覧/テキスト入力などの操作を行う
条件1
1時間経過したときのバッテリ使用量
10%
推定バッテリ駆動時間
約10時間
*推定バッテリ駆動時間は1時間経過したときのバッテリ使用量をベースに単純計算で算出
*バッテリ駆動時間は、構成/使用状況等によって大きく異なると思うので、あくまで参考程度にしてください。
条件1の動画再生した状態で約10時間バッテリが駆動する計算です。
■LTE対応モデルを選択可能
LTE対応モデルが用意されています。対応モデルを選択すれば、外出先でWiFi環境がない場所でも気軽にネットに接続できるので便利だと思います(レビュー機は非対応)。
5)各パーツをチェック
ThinkPad T14s Gen4 AMDの各パーツをチェックします。
【ディスプレイ】
本モデルには、縦横比16:10の14インチパネルを搭載。レノボWebサイトに記載されているスペック表では、次の6つのパネルの中から選択できます。
ThinkPad T14s Gen4 AMD
ディスプレイ
14.0型 2.8k OLED (2880 x 1800)、マルチタッチ非対応
14.0型 2.2k IPS液晶(2240 x 1400)、ブルーライト軽減、光沢なし
14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、マルチタッチ対応(10点)、Privacy Guard、光沢なし
14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、ブルーライト軽減、省電力、光沢なし
14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、マルチタッチ対応(10点)、光沢なし
14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、光沢なし
お借りしたレビュー機は、WUXGA/タッチ非対応/光沢なしパネル搭載モデルです。
13.3インチ/16インチノートを並べてみました。上の画像の左が13.3インチノート、真ん中がレビュー機、右が16インチノートです(すべて縦横比16:10パネルを搭載)。
レビュー機には最大解像度1920×1200ドットのパネルを採用。
IPSパネルを搭載しており、
表示が綺麗で、色表示も結構鮮やかです。
視野角は広め
非光沢パネルを採用しているため、照明などの映り込みはほとんど気にならないです。
ディスプレイ部分は180度近くまで傾けることができるので、複数の人で画面を共有したい場合に便利です。
【キーボード】
本モデルでは日本語キーボード/英語キーボードを選べますが、レビュー機は日本語キーボードを搭載しています。
レビュー機は日本語キーボードを搭載しています。
CtrlキーとFnキーの位置が他社製PCとは逆のため 慣れないうちは押し間違えるかもしれません
Enterキーの左など、一部のキーが少し小さめです
頻繁に利用するEnterキーは大きめのつくりになっているので押しやすいと思います。
キーストローク(キーを押し込む深さ)は、すごく深いわけではありませんが、浅すぎる感じもしません。個人的にはこのクラスのPCとしては、結構しっかりめに押し込める感じ。キーを強く押しても、ボディのたわみはほとんど感じないですね。
打鍵感は柔らか過ぎず、硬すぎず、ちょうどいい感じ。打鍵感は柔らか過ぎず、硬すぎず、ちょうどいい感じ。
カタログにはフルサイズのキーボードを搭載と記載されており、個人的にキーピッチ(キー間の距離)で窮屈な感じはしませんでした。
キーボードの良さで名高いThinkPadのキーボードらしく、非常にタイピングしやすいので、ストレスはほとんど感じませんでした。
キーボードの中央にThinkPadの代名詞である赤色の トラックポイントを配置。
通常のタッチパッドの上部にクリックボタンを配置しているため、
キーボードの操作中、キーボードから手を離すことなく ポインタを移動/クリック操作できて便利です。
キーボードのバックライトの有無を選択可能。
レビュー機にはバックライトが装備されています。
Fnキー+スペースキーでオン/オフの切り替え・2段階の明るさの設定が可能です
【タッチパッド】
タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプ。
表面がすべすべしていて、反応も良好です。
クリックボタン部分は押し込む深さがあり、押し心地はちょっと柔らかめ。
ストレス無く操作できました。クリック音も小さめで、それほど気になりません。
【左側面部】
左側面部。
USB Type-C×2、Type-A、HDMI、ヘッドホン・マイクコンボ端子を配置。
【右側面部】
右側面部。
USB Type-Aを配置。
【前面部】
前面部。
指がひっかりやすいのでカバーを開けやすいですね。ただし片手だけでカバーを開けきることはできませんでした。
【背面部】
背面部に端子類はなし。
【底面部】
底面部の左上に通気孔が配置されています。
6)同梱物をチェック
ThinkPad T14s Gen4 AMDの同梱物をチェックします。
ACアダプタと電源ケーブル。
レビュー機には45W型のACアダプタを同梱。
片手で握れるくらいのコンパクトさです。
ちょっと厚みがあります。
電源ケーブル。
USB Type-C端子で接続するタイプです。
左側面部に2つあるいずれのUSB Type-C端子に接続しても充電できます。
ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は252g
本体を合わせた重量は約1.565kg。
まとめ
レノボ
以上、ThinkPad T14s Gen4 AMDについて見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。

・14インチディスプレイ搭載のコンパクトノートPC
・AMD Ryzen 7000シリーズプロセッサ搭載
・使いやすいキーボードを搭載
・ブラックをベースとした落ち着いたカラーリング
・ボディにマグネシウムを採用

1コスパに優れたAMD Ryzenプロセッサを搭載。タイピングしやすいキーボードなど、実用性にこだわる ThinkPadの伝統を踏襲しています。 14インチパネルを搭載したコンパクト・スリムノートPCで 一定の機動性を確保できると思います。
*レノボWebサイトの製品ページを確認する
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