レノボThinkPad E14 Gen6 AMD実機レビュー

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レノボThinkPad E14 Gen6 AMDについてレビューします。
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レノボThinkPad E14 Gen6 AMD実機レビュー

レノボThinkPad E14 Gen6 AMDは、レノボのコスパ重視のThinkPad Eシリーズに属する14インチノートPCです。

レノボ ThinkPad E14 Gen6 AMD レビュー
【プロモーション/貸出機材提供:レノボ・ジャパン合同会社】

主な特徴は次のとおり。

・14インチパネル搭載のコンパクトノートPC
・AMD Ryzen 7000シリーズプロセッサ搭載(U/HSシリーズ選択可能)
・高いコスパを実現
・使いやすいキーボード/タッチパッド
を搭載
・ブラックをベースとしたカラーリング
・ボディにアルミニウムを採用

この記事執筆時点で8万円台(税込)の構成が用意されており、 高いコスパを実現。人気のあるモデルです。

メーカーからレノボThinkPad E14 Gen6 AMDをお借りできたので、ここではThinkPad E14 Gen6 AMDの特徴・スペック・使い勝手等について詳しくレビューします。

*レノボWebサイトの製品ページを確認する
レノボThinkPad E14 Gen6 AMD詳細情報
価格コム限定モデル詳細情報
【参考】レノボThinkPad E14 Gen6 AMD動画
レノボThinkPad E14 Gen6 AMDに関する動画をYouTubeにアップしています。
【レビュー目次】
*ここに記載されているスペック・構成は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずレノボ Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
【レビュー機のスペック】
AMD Ryzen 7 7735HSプロセッサ/32GBメモリ/1TB SSD/CPU内蔵グラフィックス
1)コンパクトな14インチノートPC
本モデルは、14インチノートPC。
ボディはコンパクトなので扱いやすいと思います。
厚さは約18mm。非常にスリムという感じはしませんが、 それほど厚くもないので掴みづらくはないです。
重量は1.473kg(実測値)。
14インチPCとしては標準的な重さだと思いますが、 気軽に外に持ち出すにはちょっと重いかな。 たまに外に持って行く程度であれば、ちょっと気合いを入れれば対応できると重さだと思います。
コンパクトなボディなので、僕の持っているビジネスバッグや
デイパックからもスムーズに出し入れできました。
カスタマイズ画面の「カバー素材」に「アルミニウム」という表記があったので、
本モデルの天板部には、強度の高いアルミニウムが採用されているみたいです。
メタル感があり、質感が高いうえに、光の反射が綺麗。
触るとひんやりします。触った感触はさらさらして心地いいですね。 指紋や汚れはちょっとつきやすい感じ。
ThinkPadらしくブラックを基調としたカラーリングを採用。
キーボード面および
底面部もブラックで統一されています。
カメラ部分が少し飛び出すデザインになっており、
カバーを開けるときに指をひっかけやすいですが、片手だけで開けきることはできません。
パネルは180度近く傾けることができます。
米国国防総省のMIL規格に準拠しており、高い堅牢性を確保。
天板部を押してもべこべこしません。 片手だけで持っても、ボディのよじれ等はほとんど感じないですね。 安心して持ち運べると思います。
2)スペック/価格/インテルモデルとの比較
ThinkPad E14 Gen6 AMDの主なスペックは次のとおり。ThinkPad E14 Gen 6には、AMD Ryzen搭載の本モデルに加え、インテルCore Ultra搭載のインテルモデルも用意されているので、スペックを並べてみました。
ThinkPad E14 Gen6(AMD)
ThinkPad E14 Gen 6(Intel Core Ultra)
ディスプレイ
14.0型2.2K IPS液晶 (2240 x 1400) 、光沢なし
14.0型WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、マルチタッチ対応、光沢なし
14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、光沢なし
14.0型2.2K IPS液晶 (2240 x 1400) 、光沢なし
14.0型WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、マルチタッチ対応、光沢なし
14.0型 WUXGA IPS液晶(1920 x 1200)、光沢なし
CPU

AMD Ryzen 7 7735U
AMD Ryzen 5 7535U
AMD Ryzen 3 7335U
AMD Ryzen 7 7735HS
AMD Ryzen 5 7535HS

インテルCore Ultra 5 125U/Core Ultra 7 155U/Core Ultra 125H/Core Ultra 7 155H
(AI専用NPU内蔵)

メモリ
8GB/16GB/32GB
8GB/16GB/32GB
ストレージ
256GB/512GB/1TB SSD
256GB/512GB/1TB SSD
グラフィックス

CPU内蔵

CPU内蔵

カードリーダー/LAN端子

×/〇

×/〇

USB Type-A

2個/3.2Gen1と3.2Gen2

2個/3.2Gen1と3.2Gen2

USB Type-C

2個/3.2Gen1×1+3.2Gen2×1

2個/USB4 (Thunderbolt 4 対応) x 1 ・USB Type-C 3.2 Gen 2x2 x 1

カメラ

720p/1080pのカメラを選択可能

720p/1080pのカメラを選択可能

カメラシャッター

認証

指紋/顔認証ともオプションで選択可能

指紋/顔認証ともオプションで選択可能

バッテリ容量

47Wh/57Wh

47Wh/57Wh

寸法
約 313 x 219.3 x 18 mm
約 313 x 219.3 x 17.99 mm
重量 (最小構成)
約 1.44kg〜
約 1.44kg〜
【CPU】
AMDモデルは、コスパの高いAMD Ryzen 3/5/7 7000シリーズプロセッサ搭載モデルを選択可能。 Uシリーズに加え、よりハイパフォーマンスなHSシリーズも選択できます。
【メモリ】
メモリは8GB/16GB/32GB搭載モデルを選択可能。
メモリ容量  
説明
8GB  


快適
一般的なタスク(Web閲覧/メール/ビジネスアプリの操作/動画再生)であれば、それほどストレスなく処理できるレベルのパフォーマンスを確保できると思います。
16GB 負荷のかかる処理を快適に実行したい場合には、16GB以上のメモリを積むことをオススメします。
価格重視で負荷のかからないタスクがメインなら8GB搭載モデルを選ぶのもありですが、性能を重視するのなら16GB以上を搭載したモデルがオススメ。
【ストレージ】
ストレージには、高速アクセス可能なSSDを搭載。
【グラフィックス】
グラフィックスはCPU内蔵タイプのグラフィックスのみを搭載可能。高性能なカードタイプは選択できない仕様になっています。
【スペックまとめ】
コスパ重視のスタンダードPCとしては、 ある程度スペックは充実していると思います。
【8万円台のモデルが用意されている】
この記事執筆時点では、 デザイン/実用性に優れたThinkPadシリーズの14インチPCがこの価格で購入できるのは、かなりリーズナブルだと思います。なお、AMD Ryzen 3 7335Uは4つのコアしかなく、マルチタスク性能がそれほど高くないと思うので、より性能重視なら94,094円(税込)(+9,900円)で購入できるAMD Ryzen 5 7535HSの構成(8GBメモリ/256GB SSD)を選択するのもありでしょう。
ちなみにインテルモデルのCore Ultra 5 125U/8GBメモリ/256GB SSDモデルが115,632円(税込)。
インテルモデルはAI専用NPU内蔵プロセッサ、Thunderbolt端子を搭載している、というメリットがありますが、その分、価格は高め。AMDモデルのRyzen5搭載モデルの方が約21,000円安いので、価格面を重視するなら、AMDモデルがオススメです。
ThinkPad E14 Gen 6(Intel Core Ultra)のレビュー動画をアップ済みです。
あと、AMDモデルには価格の安い価格コム限定モデルが用意されており、CPUとメモリ容量がアップしたRyzen 7 7735HS/32GBメモリ/256GB SSDの構成が99,770円(税込)とかなりお得。これだけ充実したスペックで10万円を切ってくるのはすごいですね。性能と価格のバランスを重視するなら、これが超オススメです
256GBのストレージ容量では足りないと感じるのなら、ストレージ容量を1TBにアップした構成が109,890円(税込)で販売されているのでこちらもオススメです。
(*この記事で紹介している価格は記事執筆時点の価格です。直近の価格については直販サイトを参照してください)
*レノボWebサイトの製品ページを確認する
レノボThinkPad E14 Gen6 AMD詳細情報
価格コム限定モデル詳細情報
3)ベンチマーク/ファンの音/熱
ThinkPad E14 Gen6 AMDのパフォーマンスをチェックしてみました。レビュー機のスペックはこのとおり。
【レビュー機のスペック】
AMD Ryzen 7 7735HSプロセッサ/32GBメモリ/1TB SSD/CPU内蔵グラフィックス
負荷が中程度のベンチマーク「ファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者」を実行したところ、 高品質で「とても快適」、最高品質で「快適」という結果。
重い負荷のかかるFF15ベンチマークは 「軽量品質」で「普通」、「標準品質」で「やや重い」、「最高品質」で「動作困難」という結果。
負荷が中程度のゲームならば、ある程度快適に楽しめるという結果です。 実際に、ネットを見る/動画を再生するといった 本モデルのようなスタンダードクラスのPCで行うことの多い、 負荷が軽めのタスクを実行しているときに、 大きなストレスを感じることはほとんどありませんでした。
ファンの音をスマホの騒音計アプリで計測してみました。 ネットを見るなど一般的な使い方をしているときは 15-20dB程度で静か。
FF15ベンチマークの実行時は25-30db程度。 少しファンの回転音が聞こえてきますが、静かな環境だとちょっと気になる程度で、個人的にはうるさく感じませんでした。
排熱についてですが、底面部の通気孔が広めに確保されています。 FF15実行直後、通気孔部分を触ると、ほんのり温かく感じますが、熱くて触れないほどではありません。
キーボード上部にも通気孔があるため、この部分も少し温かくなりますが、パームレスト部分に熱はほとんど感じませんでした。冷却は上手くいっている印象です
(*あくまで使用した範囲における個人的感想です。騒音・熱の状況は、マシン構成/使用状況/負荷等によって異なるので参考程度にしてください)
4)ディスプレイ
本モデルには14インチパネルを搭載。
13.3インチPC、レビュー機、16インチPCを並べてみました(左:13.3インチ(縦横比16:10)/真ん中:レビュー機(14インチ/16:10)/右:16インチ(16:10))。
ここに示したように、カスタマイズ画面では3つのパネルの中から選択可能。すべてIPSパネルで、OLEDパネルは選択できません。 レビュー機はWUXGA/タッチ非対応パネル搭載モデルです。
最大解像度は1920×1200ドット。
もっと解像度の高いパネルがいいのであれば、2.2K (2240 x 1400ドット)を選べます。より高精細な表示が可能です。
IPSパネルを採用しているため、表示は割と綺麗。
色もある程度鮮やかに表現できますね。
映像も楽しめました。
ただし、レビュー機のパネルの色域は45%NTSCで、sRGB100%より狭め(左:色域sRGB100%の13.3インチノートPC/右:レビュー機(14インチ/色域45%NTSC))。
色域sRGB100%の13.3パネルを搭載したノートPCに同じ画像を映し出してみました。
レビュー機のパネルは、暖色系がちょっと黄色っぽい感じになっていますね。
ただし、他のパネルと比較した場合に色の違いが気になる感じで、レビュー機のパネルだけを見ている場合、色域がすごく気になる、という感じはしませんでした。
なお、より忠実な色再現性を求めるのであれば、sRGB100%の2.2Kパネルがオススメです。
すべてのパネルの輝度は300nitで一般的な明るさ。室内で使っているとき、最大輝度に設定して暗さを感じることはありませんでした。
視野角は広めです。
非光沢パネルを採用しているため、 照明などの映り込みはほとんど気にならなりませんでした
5)キーボード/タッチパッド
キーボードについて見ていきましょう。
日本語キーボード/英語キーボードおよびバックライトの有無が選べますが、
レビュー機は日本語キーボード(バックライト無し)を搭載しています。
CtrlキーとFnキーの位置が他社製PCとは逆のため 慣れないうちは押し間違えが発生しやすいかもしれません。
Enterキーの左など、一部のキーがちょっと小さめです。
頻繁に利用するEnterキーは 標準的な大きさなので押しづらさは感じませんでした。
キーストローク(キーを押し込む深さ)は、すごく深いわけではありませんが、浅すぎる感じもしないですね。個人的にはこのクラスのPCとしては、結構しっかりめに押し込める感じ。 キーを強めに押しても、ボディのたわみはほとんど感じないです。
キートップはそれほどつるつるしておらず、滑りにくいですね 打鍵感は柔らかめですが、多少反発があるので、個人的には心地よく押せます。長時間タイピングしていても疲れにくそう。 打鍵音は標準レベル。カチャカチャという音があまり気になりませんでした。
Webサイトのスペック表には「フルサイズ」キーボードを搭載と記載されており、個人的にはキーピッチ(キー間の距離)で窮屈な感じはしませんでした。キーボードの良さで定評のあるThinkPadらしく、 非常に使いやすいので、ストレスを感じることはほとんどなかったですね。
キーボードの中央にThinkPadの代名詞である赤色の トラックポイントを配置。
通常のタッチパッドの上部にクリックボタンを配置しているため、
キーボードの操作中、キーボードから手を離すことなく ポインタ移動/クリック操作をできて便利です。真ん中のボタンを使ってスクロールすることも可能。
ただし、トラックポイントの動きが少し独特なので、 自分の思ったように動かすには、ちょっと慣れが必要かもしれません。
電源ボタンがキーボード外の右側にあるのでタイピング中に誤ってボタンを押してしまうことはほとんどないと思います。
Copilotキーを搭載していますが小さめ。
タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプを採用。
表面がすべすべしていて、反応は良好です。
クリックボタン部分の押し込む深さは僕的にはちょうどいい感じ。 押した感触も柔らかすぎず、固すぎず、いい按配です。 軽く押すだけで反応してくれます。
クリック音は小さめです。 クリックボタン部分の反応も良く、上手く反応しなくてストレスを感じるシーンはほとんどありませんでした。
6)端子類/カメラ/認証機能/バッテリ駆動時間/サウンド
【端子類】
左側面部。USB Type-C×2、Type-A、HDMI、ヘッドホン・マイクコンボ端子を配置。
右側面部。USB Type-A、LAN端子を配置。
SDカードリーダーは非搭載です。本モデルはUSB Type-Aを2個、Type-Cを2個の合計4個のUSB端子を搭載。Type-CはThunderboltには非対応です。
対応するモニタであればUSB Type-C 端子を介してType-Cケーブル1本接続するだけで
外部映像出力と同時に
充電を実行することができるので便利。
またHDMI端子と2つあるUSB Type-C端子を使って
4画面同時出力することが可能でした。
【カメラ】
パネル上部にWebカメラを配置。
720p/1080pのカメラを選択できますが、画質にこだわるなら1080pがオススメです。
本モデルは1080pのカメラを搭載しており、 結構鮮明に撮影できる印象を受けました。
カメラシャッター機能に加え、
【認証】
IR付きカメラをオプションで選択すると、顔認証が利用可能です。
指紋認証機能もオプションで利用可能。
センサーは電源ボタンに配置されるみたいです。
【バッテリ駆動時間】
バッテリ容量は47Wh/57Wh搭載モデルを選択できます。
レビュー機は47Wh搭載モデル。
[設定]
ディスプレイ輝度:80/電源モード:バランスに設定した状態
条件1)基本的に何もしない
条件2)YouTubeの動画を標準サイズで再生しつつ、Web閲覧/テキスト入力などの操作を行う
条件1
条件2
1時間経過したときのバッテリ使用量
8%
15%
推定バッテリ駆動時間
約12.5時間
約6.7時間
*推定バッテリ駆動時間は1時間経過したときのバッテリ使用量をベースに単純計算で算出
*バッテリ駆動時間は、構成/使用状況等によって大きく異なると思うので、あくまで参考程度にしてください。
実際にバッテリ駆動時間を計測したところ、 条件1の何もしない状態で約12.5時間、条件2の動画再生した状態で約6.7時間バッテリが駆動する計算です。
【サウンド】
スピーカーは底面部の左右に配置。
実際に音楽を聴いてみましたが、ちょっとカシャカシャして、重低音があまり響かない感じ。すごく高音質という印象は受けませんが、コスパ重視PCとしては妥当なレベルかな。僕的には慣れれば聞きやすいサウンドだと感じました
7)同梱物
ACアダプタと電源ケーブル。
レビュー機には65W型のACアダプタを同梱。
片手でつかめるぐらいのコンパクトさです。
電源ケーブル。
USB Type-C端子で接続するタイプです。
左側面部に2つあるいずれのUSB Type-C端子に接続しても充電可能。
ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は252g。
本体を合わせた重量は1.724kgです。
まとめ
レノボ
以上、ThinkPad E14 Gen6 AMDについて見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。

・14インチパネル搭載のコンパクトノートPC
・AMD Ryzen 7000シリーズプロセッサ搭載(U/HSシリーズ選択可能)
・高いコスパを実現
・使いやすいキーボード/タッチパッド
を搭載
・ブラックをベースとしたカラーリング
・ボディにアルミニウムを採用

14インチパネルを搭載しており、コンパクトなノートPCに仕上がっています。キーボード・タッチパッドも使いやすく、端子類も充実。価格性能比の高いAMD Ryzen 7000シリーズプロセッサを搭載することで、最小構成で8万円台という価格を実現。
コスパを重視したいが、デザイン/使い勝手も優れたコンパクトノートPCを探している人にオススメです。
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