レノボThinkPad X1 Yoga(2016年モデル) レビュー

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レノボThinkPad X1 Yoga(2016年モデル)レビュー

レノボの2-in-1ノートThinkPad X1 Yoga(2016年モデル)について詳しくレビューします。

ThinkPad X1 Yogaレビュー
ThinkPad X1 Yoga(2016年モデル)は、液晶を360度回転させることで、ラップトップ、タブレット、テント、スタンドの4つのスタイルで使用できる14インチノートです。

ラップトップスタイル。
テントスタイル。
スタンドスタイル。
タブレットスタイル。
状況に合わせて4つのスタイルに簡単に移行できます。

長文を打ちたいときはラップトップ、直感的に操作したいときにはタブレット、設置スペースが狭いときにはテント、新幹線や飛行機などの座席の前の机に置いて動画を見たいときなどはスタンド、というように使い分けることができます。
ただし、重量があるので、タブレットスタイルで使用するときは、ずっと片手で持っているのは難しいですね。机の上に置いて作業するのがいいと思います。

ThinkPad X1 Yogaの主なスペックは次のとおり。

ThinkPad X1 Yoga(2016年モデル)

CPU
第6世代インテル Core i5/i7
メモリ
最大16GB
ストレージ
SSDのみ選択可能
グラフィックス
インテルHDグラフィックス
光学ドライブ
無し
ディスプレイ
14型
FHD IPS液晶 (1920×1080) マルチタッチパネル(10点)
WQHD IPS液晶 (2560x1440) マルチタッチパネル(10点)
カラーリング
ブラック
端子類
USB 3.0 x 2、UPowered USB 3.0 x 1、miniHDMI、HDMI、OneLinkポート、microSDカードリーダー
バッテリ駆動時間
最大 約9.8時間
(JEITA2.0による計測)
寸法
高さ:15.3-16.8 mm/ 幅: 333mm/ 奥行き: 229 mm
重量
(最小構成)
約1.36kg
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基本性能は高い
CPUは第6世代インテルCore i5/i7プロセッサの中から選択可能。メモリは最大16GB搭載できます。ストレージには高速アクセス可能なSSDも搭載。これらの構成を見てみると基本性能は高いですね。

ただしグラフィックスには、チップセット内蔵タイプのインテルHDグラフィックしか選択できません。高性能なカードタイプのグラフィックスは選択できないので、描画処理能力を必要とする人は注意が必要です。
Windowsエクスペリエンスインデックスの値をチェックしてみました。

レビューしたThinkPad X1 Yogaのスペックとスコアは次のとおり。
■CPU:インテルCore i7-6500U→7.5
■メモリ:8GB→7.8
■ストレージ:NVMe 256GB SSD→9.1
■グラフィックス:インテルHDグラフィックス→5.9

ストレージにNVMe SSDを搭載しているため高いスコアを記録。CPU/メモリも相対的に高めのスコアです。

実際に作業していても、Web閲覧/動画再生といった負荷の軽いタスクであれば、快適に操作できました。
最大約9.8時間駆動できるバッテリを搭載しているので、1日中外出する場合でも安心して使用することができます。
落ち着いたデザイン
ThinkPad X1 Yogaは、ThinkPad伝統のブラックをベースとしたデザインを採用。
しっとりと落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
キーボード/キーボード周辺部もブラックで統一されています。
薄型軽量ボディ
ThinkPad X1 Yogaは、厚さが16.8mmしかないスリムボディを採用。
横からみるとその薄さがわかります。
液晶を開くとこんな感じ。
ThinkPad X1 Yogaを持ってみました。
重量は約1.36kgなのでちょっと持ち運ぶのが苦にならない重さです。
剛性が高いので、片手で持ってもボディがたわんだりすることはありません。
こうやって持ってみると、薄さが際立ちますね。
雑誌と比較してみました。
液晶モニタの横においてサブノートとして使うのもありだと思います。
高精細パネル搭載
14インチ液晶パネルを採用。最大解像度が1920×1080ドット/2560x1440ドットのパネルを選択できます。
光沢パネルなので、映り込みが発生しやすいです。ただ反射の強度はあまりつよくない感じ。
レビューしたマシンは2560x1440ドットのパネルを搭載。精細感の高い表示が可能です。
液晶表示はすごく鮮明で綺麗。
視野角も広めです。
黒もしっかり表現できます。なので動画も堪能できました。
使いやすいキーボード
ThinkPad X1 Yoga では、使いやすいキーボードとタッチパッドを搭載。
余裕のあるキーピッチと深めのキーストロークを実現しており、ストレスなく作業することができます。
キーボード中央には、ThinkPadの代名詞である赤色のトラックポイントが配置されています。
タッチパッドの上部に物理的なクリックボタンが配置されているため、このクリックボタンとトラックポイントを組み合わせて使用すれば、キーボードから手を離すことなく、ポインタを移動したり、クリックしたりすることが可能です。
スリムノートながら、十分なキーストロークを確保。
ThinkPad X1 Yogaのキーボードにはバックライトが装備されています。
「Fn」キーとスペースキーを同時に押すことで、バックライトのオン/オフの切替を行えます。明るさは2段階調整できます。
タッチパッド。クリックボタンが一体となったタイプを採用しています。

クリックボタン相当部分が下のほうなので、慣れないうちはうまくクリックできないときがあります。少し慣れが必要ですね。
各パーツをチェック
左側面部。
USB 3.0、miniDisplayPort、Lenovo OneLinkが配置されています。
右側面部。HDMI、USB 3.0×2、ヘッドホン端子が配置されているほか、
本体手前側にペン(ThinkPad Pen Pro)、電源ボタン、ボリューム調整ボタンが配置されています。
ペンは収納されており、引き出して使うことが可能。
ペンがあると細かいタッチ操作をすることができてすごく便利です。別途持ち歩かなくても、本体に収納できるので、携帯しやすいと思います。
背面部右にある蓋を開けると、
microSDメディアカードリーダーが姿を現します。使うときにいちいち蓋を開けなければならないのはちょっと面倒かもしれません。
底面部。継ぎ目のないデザインになっています。バッテリは内蔵型のため、簡単には交換できない仕組みになっています。
底面部の左右にスピーカーが配置されています。
ACアダプタとケーブル。
モバイルノートだけあって、ACアダプタはコンパクトです。
重量は233g
電源ケーブルを接続したところ。L型コネクタではないので、接続するときは左側面部にスペースが必要です。
まとめ
ThinkPad X1 Yoga(2016年モデル)の特徴をまとめると次のとおり。

・液晶を360度回転させることで4つのスタイルで使用することが可能
・落ち着いたデザイン
・薄型・軽量ボディを実現したおり、気軽に持ち運べる
・高い基本性能を誇る
・長時間駆動が可能

気軽に持ち運んで、ニーズに合わせたスタイルで作業したい人にお勧めしたいマシンです。

詳しくは、ThinkPad X1 Yoga(2016年モデル)(レノボ公式Webサイト)を参照してください。

ThinkPad X1 Yoga(2017年モデル)レビュー
ThinkPad X1 Yoga(2016年モデル)の後継モデル(2017年モデル)について解説しています。詳しくは、ThinkPad X1 Yoga(2017年モデル)レビューを参照してください。

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