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DELLデスクトップ(3020)について解説します。
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![]() Inspironデスクトップ(3020)はDELLのエントリータイプに位置づけられるInspironシリーズに属するコンパクトデスクトップPCです。 ![]()
Inspironデスクトップ(3020)の主な特徴は次のとおり。
・コンパクトな筐体を採用 ・第13世代インテルCoreプロセッサ搭載 ・NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER/NVIDIA GeForce RTX 3050グラフィックス搭載モデルを選択可能 ここでは、Inspironデスクトップ(3020)の特徴/スペック等について詳しく解説したいと思います。 ![]() DELL Webサイトの製品ページを確認する → Inspironデスクトップ(3020)詳細情報 ![]() ![]() ![]() 【参考】Inspironデスクトップ(3020)動画
Inspironデスクトップ(3020)に関する動画をYouTubeにアップしています。
![]() 【目次】
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
【レビュー機のスペック】 第13世代インテルCore i5-13400プロセッサ/8GBメモリ/256GB SSD/インテルUHDグラフィックス730(CPU内蔵) ![]() ![]() 1)コンパクトなデスクトップPC
Inspironデスクトップ(3020)は、デルのエントリシリーズInspironに属するデスクトップPCです。 ![]() ボディサイズは、幅154mm
×
高さ324.3mm
×
奥行き293mm。
![]() B5サイズのノートと比べてみました。
![]() ボディの奥行きがそれほどないことがわかります。なので設置したときに、ボディが前にはみ出すケースが少ないと思います。
![]() スリムタイプと比べると大きめですが、デスクトップPCとしてはコンパクトな方だと思います。幅は、なんとか片手で掴める大きさです。
![]() 27インチ液晶モニタに接続するとこんな感じ。
![]() すごく存在感があるという感じではないですね。
![]() 前面部はマット調の仕上がりになっており、落ち着いた雰囲気です。
![]() 違う方向に斜めの線が入った幾何学的なデザインを採用。前面部のカバーには樹脂が用いられていると思います。質感の高さはありませんが、動きのあるデザインのせいか、そんなに野暮ったい感じはないですね。
![]() 以前のモデルは前面部がブラック仕様でしたが(上の写真は以前のモデル(Inspiron 3891))
![]() 本モデルはちょっと青っぽい仕上がりになっています。
![]() 側面部はブラックなのでちょっと色が違っているのがわかりますね。Dellの製品ページには「ブラック(ミスト ブルー メッシュ)」と記載されています。個人的には黒で統一した方が精悍な感じがしていいと思うんですけどね。
*DELLの高性能なデスクトップとしてXPSデスクトップが用意されています。ボディは大きくなりますが、性能面ではXPSデスクトップの方が上で拡張性も優れているため、高い性能+拡張性を両立させたデスクトップを探している場合にはXPSデスクトップの方がオススメです(→XPSデスクトップ(8950)のレビューはこちら)。
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 2)スペックをチェック(第13世代インテルCoreプロセッサ搭載)
【Inspironデスクトップ(3020)の主なスペック】
Inspironデスクトップ(3020)の主なスペックは次のとおり。先代モデルのInspironデスクトップ(3910)と比較してみました。
![]() 【CPU】
CPUは、最新世代となる第13世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルを選択可能。インテルCore i5-13400/インテルCore i5-13400F/インテル Core i7-13700プロセッサ搭載モデルが選べます。「F」が付いているモデルは、CPUにグラフィックスを内蔵していません
■第13世代インテルCoreプロセッサの特徴■
第13世代プロセッサでは特徴の異なる2種類のコア(Performance-coresとEfficient-cores)を混在させています。コア数を単純に増やすとマルチスレッド性能は向上しますが、消費電力が大きくなってしまいます。第13世代プロセッサでは、パフォーマンスが低めながら消費電力の小さいEfficient-coresとパフォーマンスが高いPerformance-coresを使い分けることにより、パフォーマンスを高めつつ消費電力を抑えることが可能になっています。
■ベンチマークのスコア■
各プロセッサの性能を確認するために、ベンチマークのスコアをチェックしました。
(出典:Passmarkベンチマークスコア)
やはり第13世代プロセッサの方が、第12世代プロセッサよりもスコアが高くなっており、性能が向上しているのがわかります。
【メモリ】
メモリはDDR4のシングルチャネル構成です。
メモリ1枚挿しのシングルチャネル構成よりも、2枚挿しのデュアルチャネル構成の方が、データへのアクセスが速くなるケースが多いのですが、Inspironデスクトップ(3020)ではシングルチャネル構成しか選べません。マニュアルを確認したところ、メモリスロットは2基搭載されているので、デュアルチャネル構成にしたければ購入後に増設することは可能です(増設は保証の対象外となります)。
メモリ容量は 8GB/16GB搭載モデルを搭載可能。 エントリクラスに位置づけられるデスクトップPCなので、ネットを見る/SNSを楽しむ/動画を再生する、といった比較的負荷の軽いタスクであれば、8GBのメモリを積んでいればストレスを感じるシーンは少ないと思います。しかし、余裕のあるパフォーマンスを確保したければ16GBメモリ搭載モデルがおすすめ。
【ストレージ】
ストレージは、256GB SSD+1TB HDD/512GB SSD+1TB HDDのハイブリッド構成に加えて、512GB/1TB SSDを選択可能。高速アクセスできるM.2 PCIe NVMeタイプのSSDを採用しています。
SSD+HDDのハイブリッド構成にすれば、高速データアクセスと大容量データ保存のいいとこ取りが可能です。また価格も安め。大容量データを大量に保存するニーズがある場合は、ハイブリッド構成がおすすめです。
【グラフィックス】
グラフィックスには、CPU内蔵タイプに加えて、ディスクリートタイプのNVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER/NVIDIA GeForce RTX 3050搭載モデルも選択可能。
CPU内蔵タイプのグラフィックスは、高い描画処理能力を必要とする画像/動画の編集やゲームなどにはちょっと向いていないので、こうした用途に使いたいのなら、NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER/NVIDIA GeForce RTX 3050搭載モデルを搭載するのを検討するといいでしょう。
【まとめ】
この構成を見る限り、Inspironデスクトップ(3020)はエントリーレベルに位置づけられているのがわかります。基本的には、Web閲覧/メール/文書作成ソフトや表計算ソフトの操作/動画再生など、あまり負荷のかからないタスクがメインの人向けの構成です。ワンランク上の性能を求める場合には、NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER/NVIDIA GeForce RTX 3050搭載モデルを選ぶのもありだと思います。
![]() ![]() ![]() DELL Webサイトの製品ページを確認する → Inspironデスクトップ(3020)詳細情報 ![]() ![]() ![]() 3)各パーツをチェック
Inspironデスクトップ(3020)の各パーツをチェックしてみましょう。
![]() 前面部。
![]() 一番上に光学ドライブを配置。
![]() イジェクトボタンを押すと、少しトレイが飛び出してくるので、手でトレイを引き出してメディアを載せます。
![]() 右上に、電源ボタン、ステータスライト、メディアカードリーダー、オーディオコンボジャック、 USB 2.0×2、USB 3.2 Type-C Gen 1 Type-C、 USB 3.2 Type-A Gen 1が配置されています。
![]() 前面部に端子類があると、デバイスの抜き差しがしやすいですね。
![]() 電源がオンの状態で電源ボタンのホワイトランプが点灯します。またストレージにアクセスしている状態だと、電源ボタン下にあるステータスランプが点灯するため、マシンの状態を確認できます。
![]() 右側面部。
![]() 前面部脇の部分に通気孔が配置されています。
![]() 左側面部。下部に通気孔が配置されています。
![]() 上面部。右手前にサービスタグとエクスプレスサービスコードが記載されています。
![]() 左手前には「Inspiron」のロゴが印字されています。
![]() 背面部。
![]() 上段左に端子類が配置されています。ライン出力、HDMI(注)、DisplayPort(注)、USB 3.2 Type-A Gen 1×2、USB 2.0×2、LANポートが利用可能です。
![]() 中段には拡張カード用のスペースを配置。NVIDIA GeForceシリーズグラフィックス搭載モデルの場合、ここに映像出力端子が配置されます。
![]() 下段には電源端子が配置されています。
![]() 電源ケーブルとHDMIケーブルを接続したところ。
【USB端子】
USB端子は全部で8個搭載しています(前面部4個/背面部4個)。そのうちType-A端子が7個、Type-C端子は1つだけです。
(注:CPUにグラフィックスを内蔵していない第13世代インテル Core i5-13400Fプロセッサ搭載モデルでは、背面部上部にあるHDMI端子/DisplayPort端子は利用できません。搭載しているNVIDIA GeForce GTX 1660 SUPERまたはNVIDIA GeForce RTX 3050グラフィックスの映像出力端子を利用します)
![]() ![]() ![]() 4)拡張性をチェック
![]() 背面部右の上下にあるネジを外せば、左側面部を外せる構造になっています。
*側面部の外し方/筐体内部の詳細については、Inspironデスクトップ(3020)筐体内部レビューを参照してください。
Inspironデスクトップ(3020)は、一定の拡張性を確保しています。
【拡張性】
![]() マニュアルに、筐体内部のマザーボードの説明があります(マニュアルの11ページ)。
![]() マザーボードの説明もあります(マニュアルの50ページ)。
![]() 電源ユニットは
・180W ブロンズ内蔵電源供給ユニット(PSU) ・300W ブロンズ内蔵電源供給ユニット(PSU) ・460W ブロンズ内蔵電源供給ユニット(PSU) のいずれかを搭載したモデルを選べます。 ![]() ![]() ![]() 5)同梱物
同梱物をチェックします。
![]() 電源ケーブル。
![]() 結構ケーブルは太め。
![]() 3Pコンセントプラグに変換アダプタ(3P→2P)を装着して使用します。
![]() Inspironデスクトップ(3020)には、有線タイプのキーボード/マウスが同梱されます。ワイヤレスタイプのキーボード/マウスはオプションとして用意されていません。
![]() ![]() まとめ
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以上、Inspironデスクトップ(3020)について見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。 ![]() DELL Webサイトの製品ページを確認する → Inspironデスクトップ(3020)詳細情報 ![]() ![]() ![]() |