デルInspiron 24 Intel(5420)オールインワンの詳細なレビューを示します。
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デルInspiron 24 Intel(5420)は、液晶とPCが一体化したオールインワンタイプのデスクトップPCで24インチパネルを搭載しています。第13世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルです。
DELLInspiron 24 Intel(5420)オールインワンの主な特徴は次のとおり。
・24インチパネルを搭載 ・液晶の外枠(ベゼル)が極細のフレームレスデザイン ・第13世代インテルCoreプロセッサ搭載 ・タッチパネル搭載モデルを選択可能 ・パネル下にスピーカー搭載 ・ポップアップ式カメラを搭載 ・パールホワイトとダークシャドウグレーの2つのカラーリングを用意 メーカーからInspiron 24 Intel(5420)オールインワンをお借りできたので、ここではInspiron 24 Intel(5420)オールインワンの特徴・スペック等について詳しく解説します。 (*DELLパソコンの4桁の型番(本モデルの場合「5420」)を確認する方法はこちら)。 DELL Webサイトの製品ページを確認する → Inspiron 24 Intel(5420)オールインワン詳細情報 【Inspiron 24 AMD(5415)レビュー】
本モデルの姉妹モデルで、AMD Ryzenプロセッサ搭載のInspiron 24 AMD(5415)のダークシャドウグレーモデルについて解説しています。詳しくは、Inspiron 24 AMD(5415)レビューを参照してください。
【レビュー目次】
・1)24インチ液晶搭載のオールインワン
・2)スペックをチェック ・3)パフォーマンスをチェック ・4)グレーとホワイトのカラーリングを用意 ・5)特徴/使い勝手をチェック ・6)各パーツをチェック ・7)同梱物をチェック ・8)まとめ *ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
【レビュー機のスペック】プラチナ 第13世代 インテルCore i7-1355Uプロセッサ/16 GB, 2 x 8GBメモリ/512 GB, M.2, PCIe, SSD/インテル Iris Xeグラフィックス(CPU内蔵) 1)24インチ液晶搭載のオールインワンPC
Inspiron 24 Intel(5420)は24インチパネルを搭載したオールインワンPC。
PCとパネルが一体となったタイプなので、いちいちPCとモニタをケーブル接続する必要がなく、基本的には電源ケーブルを接続するだけでOK。
液晶の外枠(ベゼル)が狭いスリムベゼルを採用。上と左右のベゼルが極細です。
指と比べると、その狭さがよくわかりますね。
パネルを見ているときにフレームの存在が気になりにくく、画面への没入度を高めることができます。
ベゼルが狭いと、スタイリッシュな仕上がりになります。デザインの野暮ったさを感じません。
パネル部分と黒い外枠部分の段差はなく、一番外の白いボディとの間に段差があります。
オールインワンPCなので、設置スペースも最小限に抑えられます。
B5サイズのノートと比べてみました。大きすぎず、小さすぎず、ちょうどいい感じ。重量は5.6kg程度。個人的にはそんなに重く感じないので、室内を移動する程度であれば、そんなに苦にならないと思います。
オールインワンタイプのPCなので筐体内部にアクセスするのは難しいです。なのでメモリやストレージの増設などのカスタマイズは基本的にはできないと考えた方がいいと思うので、購入時に必要な構成を選択する必要があります。
2)スペックをチェック
Inspiron 24 Intel(5420)オールインワンの主なスペックをチェックします。
【CPU】
CPUには、第13世代インテルCore i3-1315U/第13世代インテルCore i5-1335U/第13世代 インテル Core i7-1355U搭載モデルが用意されています。各プロセッサの主な詳細は次のとおりです。
第13世代プロセッサでは特徴の異なる2種類のコア(Performance-coresとEfficient-cores)を混在させています。コア数を単純に増やすとマルチスレッド性能は向上しますが、消費電力が大きくなってしまいます。第13世代プロセッサでは、パフォーマンスが低めながら消費電力の小さいEfficient-coresとパフォーマンスが高いPerformance-coresを使い分けることにより、パフォーマンスを高めつつ消費電力を抑えることが可能になっています。
【メモリ】
メモリは8/16GB搭載モデルを選択可能。このクラスのマシンでは、Web閲覧/動画再生、といった比較的負荷が軽めのタスクをメインで行うことが多いと思うのですが、こうしたタスクの処理には8GBのメモリがあればストレスを感じるシーンは少ないと思います。ただし、8GBメモリだと、負荷がかかったり、マルチタスクを処理する際にもたつきが生じる可能性があるため、性能重視なら16GBメモリ搭載モデルがおすすめ。 【ストレージ】
高速アクセスできるSSDを採用。HDD搭載モデルは選べません。
【グラフィックス】
グラフィックスはCPU内蔵タイプのみを選択可能。
NVIDIA GeForce RTXシリーズなどの高性能グラフィックス搭載モデルは用意されないので、描画処理能力が必要な、動画/画像編集を快適にこなすのは難しいと思います。
【スペックまとめ】
このスペックを見る限り、エントリ向けの構成といえますね。オールインワンPCに求められるタスク(ネットを見る/表計算ソフトを普通に使う/動画を再生するなど)であれば、そんなに処理が遅くなるシーンはないと思います。 DELL Webサイトの製品ページを確認する → Inspiron 24 5000(5420)詳細情報 3)パフォーマンスをチェック
Inspiron 24 Intel(5420)オールインワンのパフォーマンスをチェックしてみました。レビュー機のスペックは次のとおり。
【レビュー機のスペック】 第13世代 インテルCore i7-1355Uプロセッサ/16 GB, 2 x 8GBメモリ/512 GB, M.2, PCIe, SSD/インテル Iris Xeグラフィックス(CPU内蔵) 負荷が軽めのゲーム「ドラゴンクエストX」のベンチマークソフトを実行してみました。スコアは次のとおり。
負荷が中程度のゲーム「ファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者」のベンチマークソフトの結果は次のとおり。
負荷が中程度までのゲームであればある程度快適に楽しめるという結果が出ています。
負荷が軽めのタスクをメインとしている、このクラスのPCとしては十分なレベルのパフォーマンスを発揮できると思います。
実際にネットを見たり、動画を再生したり、といった軽めのタスクを実行しているとき、処理のたつきを感じることはほとんどありませんでした。
4)グレーとホワイトのカラーリングを用意
Inspiron 24 Intel(5420)オールインワンにはパールホワイトとダークシャドウグレーの2つのカラーリングが用意されています。レビュー機はパールホワイトモデル。
シンプルですっきりとしたホワイトカラーです。
ボディにはおそらく樹脂が使われていると思いますが、チープな感じはしないですね。
スタンド部分もシルバーが綺麗。
パールホワイトの場合、パネル下部の部分にはファブリック素材が用いられています。
こちらはダークシャドウグレー。濃いグレー色です(写真は同じInspiron 24 5000シリーズのInspiron 24 AMD(5415))。
黒を基調としており、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
ダークシャドウグレーの場合、パネル下の部分には樹脂が使われていると思います。
カラーリングだけでなく、スタンド部分の形状が異なります。
パールホワイトは三角スタンド、
ダークシャドウグレーはY字スタンドを採用しています。
5)特徴/使い勝手をチェック
特徴/使い勝手をチェックします。
■ポップアップ式カメラを搭載
Inspiron 24 Intel(5420)オールインワンは、ポップアップ式のWebカメラを採用。使わないときはWebカメラを収納できるので、画像/映像の流出問題が発生するのを防ぎ、プライバシーを保護できます。
軽く押すだけでカメラが飛び出してきます。
おもしろいのは、カメラを前に20度傾けることができる点。
いちいちパネル自体の角度を調整するのは面倒ですが、
カメラの部分の角度だけを微調整できるのは便利だと思います。
カメラはフルHD対応です。上の画像はレビュー機で撮影した写真。
■光学ドライブ
光学ドライブは非搭載です。
■傾き調整機能のみを用意
Inspiron 24 Intel(5420)オールインワンでは、高さ調整/左右回転機能は用意されていません。
ディスプレイ部分の傾き調整機能だけを利用可能です。最大25度傾けることができます。
角度調整するときに、そんなに力を入れなくてもいいです。
■HDMI出力端子搭載
背面部にHDMI出力端子が搭載されているので、
外部モニタに接続してデュアルディスプレイシステムを構築できます。上の画像は27インチモニタに接続したところ。右がレビュー機です。広い表示領域を確保でき、作業効率をアップできます。
■HDMI入力端子搭載
背面部にHDMI入力端子も搭載しているので
外部デバイスの映像を本モデルに映し出すことができます。たとえばノートPCやゲームを接続して大きな画面に出力することができ見やすくなります。上の画像は14インチノートPCの画面をレビュー機に出力しているところ。
HDMI入力端子を利用しているとき、画面の切り替えは底面部下の電源ボタンの左にある画面切り替えボタンで行います。結構強めに押す必要があります。
■スピーカーを搭載
パネル下の部分に5 W x 2 = 合計10 Wのステレオスピーカーを搭載。別途外付けのスピーカーを接続しなくてもデフォルトの状態で音楽/動画を楽しむことができます。この位置にスピーカーがあると音が直接耳に届きます。
実際に音楽を聴いてみましたが、個人的には、サウンドは、そこそこのレベルを確保していると感じました。すごく高音質というところまではいってないですけどね。このレベルのスピーカーが付いていれば、エントリタイプのPCとしては十分かな。
■ファンの音/熱
負荷がかからないタスクを実行しているとき、ファンの回転音はほとんど聞こえてきません。アプリの騒音計で計測したところ19.3dB。「息の音」で「とても静か」という評価。
負荷のかかるベンチマーク実行時は24.8dB。「蚊の音」という評価。負荷がかからないときよりは、多少ファンの音が聞こえてきますが、少し気になる程度でうるさくは感じないですね。
(*アプリの騒音計のため正確でない可能性があります)
またベンチマーク実行時、本体のいろんなところを触ってみましたが、確認した限りでは、熱く感じるところはありませんでした。
(*あくまで個人的感想です。音・熱に関しては、マシン構成・使用状況・環境等によって大きく異なる可能性があるので、あくまで参考程度にしてください)
6)各パーツをチェック
Inspiron 24 Intel(5420)オールインワンの各パーツをチェックします。
ディスプレイは23.8インチパネルを搭載。
【液晶パネルの主なスペック】
タッチ非対応パネル/タッチ対応パネル搭載モデルを選べます。レビュー機はタッチ対応パネル搭載モデル。
(マニュアル参照)
前に座ると画面が目の前に広がり、結構大きく感じます。
最大解像度はフルHD対応の1920×1080ドット。
パネル表示は綺麗だと思います。
色彩豊かな表現です。
黒い部分もしっかりめに描写可能。
色域はsRGB99%をカバー。このクラスのPCとしては色域が広めです。
色域が狭い14インチノートPCを並べてみました。
色域が狭いパネルの方は、暖色系が黄色っぽく表現されますが、
本モデルではそうした現象は発生していません。
動画の画質も綺麗で、色描写も鮮やかなので、個人的には映像鑑賞用に購入するのもありだと思います。
視野角は広めのため、斜め方向から見ても見え方に大きな変化は感じません。
非光沢パネルを採用しているため、映り込みがほとんど発生しません。なので、長時間見続けたときの目の疲れを軽減できます。タッチパネルの場合、光沢パネルになることが多いのですが、本モデルでは珍しく非光沢パネルです。
非光沢パネルだと、タッチ操作したときに指紋や汚れがつくにくいので使い勝手がいいと思います。
個人的にはオールインワンPCの場合、タッチパネル搭載モデルの方がいろいろと便利なので非光沢+タッチパネルの組み合わせは非常にいいと思います。
タッチ対応パネル搭載モデルには、有害なブルーライトを軽減する機能を搭載しています。
右側面部の下の方にUSB 3.1 Gen 2 Type-Cが配置されています。
この位置にUSB端子があると抜き差ししやすいです。
背面部の中央下部に端子類が配置されています。この位置にある端子類にはちょっとアクセスしづらいですね。
写真左から順に、USB Type-A×2、HDMI入力端子、HDMI出力端子、電源端子、
LAN端子、USB Type-A×2、ヘッドセット端子、SDカードリーダーが配置されています。
底面部の一番右に電源ボタンを配置。電源ボタンの左には画面切り替えボタンが配置されています。
2つあるスタンドはいずれも着脱可能です。
7)同梱物をチェック
同梱物をチェックします。
■ACアダプタ/電源ケーブル
ACアダプタと電源ケーブル。
ACアダプタは片手でなんとか握れるぐらいの大きさ。
直方体の形状をしています。
電源ケーブルはちょっと太め。
■ワイヤレスキーボード/マウス同梱
ワイヤレスタイプのキーボードとマウスが同梱されるため、配線を気にせず使用することが可能。離れた場所からも操作できます。
デスクトップPCに同梱される標準タイプのキーボードです。
マウス。
使わない時は本体下に収納しておくことができます。マウスは収納できません。
パールホワイトの場合はホワイト、ダークシャドウグレーの場合はブラックのキーボード/マウスが同梱されるため、デザインを統一させることができます。
なお、ワイヤレスキーボード/マウスは、レシーバを本体のUSB端子に接続して使用するタイプ。
従って、キーボード/マウスの使用にあたっては、USB端子を1つ塞ぐ形になるので注意が必要です。
まとめ
以上、Inspiron 24 Intel(5420)オールインワンについて見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。 DELL Webサイトの製品ページを確認する → Inspiron 24 Intel(5420)オールインワン詳細情報 |