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Inspiron 14 AMD(5445)について詳しく解説します。
Inspiron 14 AMD(5445)について詳しく解説します。
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Inspiron 14 AMD(5445)は14インチ液晶を搭載したコンパクトタイプのノートPC。AMD Ryzen 8040シリーズのプロセッサを搭載しています(AMD Ryzen 7000シリーズ搭載のInspiron 14 AMD(5435)の後継モデルだと思われます)。
InspironノートPCのミドルクラスであるInspiron 5000シリーズに位置づけられており、性能と価格のバランスの取れた構成に仕上がっています。
Inspiron 14 AMD(5445)の主な特徴は次のとおり。
・AMD Ryzen 8040シリーズプロセッサを搭載 ・14インチパネル搭載のコンパクトノートPC ・プラスチック製シャーシを採用 ・Copilotキー搭載 ・カーボンブラックとアイスブルーの2つのカラーリングを用意 ここではInspiron 14 AMD(5445)の特徴・スペック等について詳しく解説します。 (*DELLパソコンの4桁の型番(本モデルの場合「5445」)を確認する方法はこちら) DELL Webサイトの製品ページを確認する → Inspiron 14 AMD(5445)詳細情報 【参考】Inspiron 14 AMD(5445)動画
Inspiron 14 AMD(5445)に関する動画をYouTubeにアップしています。
【参考】Inspiron 14 Intel(5440)と14 AMD(5445)(2024年モデル)の比較動画
nspiron 14 Intel(5440)とInspiron 14 AMD(5445)(2024年モデル)の比較に関する動画をYouTubeにアップしています。
【Inspiron 14 AMD(5435)レビュー】
Inspiron 14 AMD(5445)の先代モデルに位置づけられるInspiron 14 AMD(5435)について解説しています。詳細についてはInspiron 14 AMD(5435)レビューを参照してください。
【参考】先代モデルInspiron14 AMD(5435)動画
先代モデルInspiron14 AMD(5435)に関する動画をYouTubeにアップしています。
【目次】
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。
1)14インチパネルを搭載
Inspiron 14 AMD(5445)は14インチパネル搭載のコンパクトノートPC。先代モデルに引き続き、16:10という縦横比のパネルを採用しており、最大解像度はFHD+の1920×1200ドット。従来からある16:9のパネルが1920×1080ドットなので縦方向に広く表示することができます。
この結果、表示領域が増えるため、Webブラウザ、表計算ソフトなど、縦に広く表示されるアプリケーションでスクロールの回数を減らせます。
厚さは最厚部で19.9mm。重量は最小構成で1.54kg。
先代モデルとボディの大きさ/重さを比較するとこんな感じ。ほぼ同じ大きさで、若干軽くなっています。
2)プラスチック製外装シェルを採用
先代モデルはアルミ製シャーシを採用していましたが、本モデルではプラスチック製外装シェルを採用。
アルミ製の方が、質感が高い/ひんやりとした感触が心地いい/プラスチック製よりも傷がつきにくい、などのメリットがあるのですが、価格を重視するためにプラスチック製外装シェルに切り替えたんでしょうか。
個人的には、Inspiron 5000シリーズといえば、アルミ製外装シェル採用による洗練されたデザインとコスパの良さが売りだったんだと思うんですけどね。
ちなみに同時期に発売されたインテルCoreプロセッサ搭載のInspiron 14 Intel(5440)にはアルミ製外装シェル採用モデルが用意されているので、やっぱりアルミ製がいいという人はインテルモデルを検討してみてはいかがでしょうか。
カラーリングはカーボンブラックとアイスブルーを用意。
カーボンブラック。
ブラックを基調としており落ち着いた雰囲気。
アイスブルー。ちょっと青みがかったシルバー系のカラーリングです。
3)スペックをチェック
Inspiron 14 AMD(5445)の主なスペックをチェックしてみましょう。AMD Ryzen 7000シリーズプロセッサ搭載の先代モデルInspiron 14 AMD(5435)および本モデル、および同時期に発売された第13世代インテルCoreプロセッサの後継となる新しいCoreプロセッサを搭載したモデルを選択できるInspiron 14 Intel(5440)と比較してみました。
【Inspiron 14 AMD(5445))の主なスペック】
【CPU】
CPUにAMD Ryzen 8040シリーズプロッサ(Ryzen 5 8540U/Ryzen 7 8840Uプロセッサ)を搭載したモデルが用意されています。各プロセッサの主な詳細は次のとおりです(AMD Ryzen 7000シリーズの従来からあるRyzen 5-7530U/Ryzen 7-7730Uと比較しています)。
最大ブーストクロックがアップしているほか、L2キャッシュ容量が増えています。またRyzen 7 8840Uのみ、AI専用NPUを搭載しています。
【メモリ】
メモリは8GB/16GB搭載モデルを用意。コスパ重視なら8GBメモリ搭載モデルを選ぶのもありですが、性能重視なら16GBメモリ搭載モデルがオススメ。
先代モデルではオンボードメモリを採用していたのですが、本モデルはスロットタイプのメモリを採用。したがって、購入後に自己責任でカスタマイズすることができます。
【ストレージ】
ストレージは512GB/1TB SSD搭載モデルを選択可能。SSDには、SATA接続タイプよりも高速なM.2 PCIe NVMeタイプを採用。なので起動やアプリケーションの立ち上げ時にストレスを感じるシーンは少ないと思います。
【グラフィックス】
グラフィックスは、CPU内蔵タイプのAMD Radeonグラフィックスのみを使用可能。高い描画処理能力を発揮できるディスクリートタイプのグラフィックスを搭載したモデルは用意されていません。
【スペックまとめ】
このクラスのPCとしては、充実した構成になっていると思います。それほど負荷がかからないタスク(ネットを見る/SNSを楽しむ/表計算ソフトを普通に使う/動画を再生するなど)であれば、ある程度快適にこなせると思います。
【パッケージ別のスペック】
パッケージ別のスペックは次のとおり。
(*価格は2024年4月22日時点。税込・配送料込の価格です。以前の価格よりも値下げされて、お求めやすくなっています))
現在、3つのパッケージが用意されています。
スペックが異なるのはCPU/メモリ容量/SSD容量の3つ。
DELL Webサイトの製品ページを確認する → Inspiron 14 AMD(5445)詳細情報 4)特徴をチェック
Inspiron 14 AMD(5445)の特徴をチェックします。
■リフトヒンジ採用
Inspiron 14 AMD(5445)では、リフトヒンジを採用。ディスプレイを開くと、背面部が接地する形になり、キーボードと机の間にスペースができます。これによりエアフローが改善されるほか、キーボードが傾斜する形になるためキー操作しやすくなります。
■搭載している端子類
搭載している端子類は、
・HDMI 1.4×1 ・USB 3.2 Gen 2 Type-C(DisplayPort/PowerDelivery対応)×1 ・USB 3.2 Gen 1 Type-A×2 ・ユニバーサル・オーディオ・ジャック×1 ・SDカードリーダー です。
有線LAN端子は非搭載なので、有線でネットに接続する場合には注意が必要です。
Inspiron 14 AMD(5445)に搭載されているUSB端子は次のとおり。
【搭載しているUSB端子類】
従来から使われているUSB Type-A端子×2と、より小さくて前後の向きのないType-C端子を搭載。合計3つのUSB端子を利用することができます。左右の側面部に端子が配置されているため、使い勝手はいいと思います。
【搭載しているUSB Type-C端子のスペック】
Inspiron 14 AMD(5445)に搭載されているUSB Type-C端子で使える機能は上の表のとおり。Alit Mode DisplayPortとPowerDeliveryに対応しているため、USB TypeC端子を使って、外部映像出力および受給電が可能です。Thunderbolt 4には非対応です。
■外部映像出力
Inspiron 14 AMD(5445)に搭載されている映像出力端子は次のとおり。
外部映像出力端子を使って、外部モニタに接続することにより、大きな画面にデータを表示できるようになるため、作業効率をアップできます。
これまでのInspiron 14 5000シリーズでは、HDMI端子とUSB Type-C端子の両方の端子から同時にモニタに接続して3画面出力することができたので、おそらくこのInspiron 14 AMD(5445)でも、3画同時出力することができると思います。
またUSB Power Deliverにも対応しているので、要件を満たすモニタにUSB Type-Cケーブル経由で接続すれば、外部出力と同時にInspiron 14 AMD(5445)の充電を実行することが可能。ケーブル1本で外部出力と充電を行うことができて非常に便利です。
■急速充電対応
Inspiron 14 AMD(5445)は急速充電に対応しています。内蔵されているExpressCharge機能を使えば、60分で最大80%の充電が可能なので、急いで充電する必要がある場合に便利です。
■Webカメラ/マイク
Inspiron 14 Intel(5440)では、720p(30fps)のHDカメラ+シングルマイクを搭載したモデルを選択できます。
先代モデルは、より高画質な1080p(FHD)のカメラを搭載していたので、本モデルではスペックダウンしているのは残念。なお、インテルモデルのInspiron 14 Intel(5440)では、1080p(FHD)のカメラ/デュアルマイクを搭載したモデルを選択できます。
カメラシャッターに関する記載は見当たらないので、シャッターは非搭載のようです。
■Copilotキー搭載
本モデルでは、従来右側のCtlキーがあった場所に、Copilotキーを搭載。
このボタンを押すことで、AIアシスタント機能であるCopilot in Windowsをすぐに起動して使うことができます。
■MIL規格準拠/TPM搭載
法人向けとしても利用できるよう、本モデルには、堅牢性を確保するため、アメリカ国防総省の品質基準MIL規格に準拠。さらにはセキュリティを確保できるよう、ディスクリートTPM(dTPM)を搭載しています。
■54Whバッテリ内蔵
4セル54Whバッテリ搭載。65W型のACアダプタを採用しています。電源端子に接続して充電するタイプです。
5)各パーツをチェック
Inspiron 14 AMD(5445)の各パーツをチェックします。
■ディスプレイ
ディスプレイの主なスペックは次のとおり。
ディスプレイに16:10の縦方向に広いパネルを採用。最大解像度はフルHD+対応の1920×1200ドットです。
非光沢パネルを採用しています。
非光沢パネルは、色の鮮やかさでは光沢パネルに劣りますが、映り込みが発生しにくく、長時間見続けたときの眼の疲れを軽減できます。なので実用性が高いと思います。
輝度は250ニット。一般的な明るさです。
ただし、色域は45% NTSCとなっており、あまり広くありません(マニュアル参照) 。忠実な色再現性が求められるクリエイティブワークに使うのは厳しいと思います。
ブルーライト対策として、 Dell ComfortViewを内蔵。色彩を損なうことなくブルーライトを軽減できます。
■キーボード
個々のキーが独立したセパレートタイプを採用。テンキーは非搭載。上の画像は英語キーボードを搭載していますが、国内販売モデルには日本語キーボードが搭載されます。
マニュアルによるとキーピッチ(キー間の距離)は19.05mm。フルサイズのキーボードと同程度のキーピッチを確保しているため、窮屈さはほとんど感じないと思います。
バックライトは非搭載です。
■右側面部
1)SDカードリーダー、2)ヘッドホン/マイクロフォンコンボ端子、3)USB Type-Aが配置されています。
■左側面部
5)電源端子、6)HDMI 1.4、7)USB Type-A、8)USB Type-Cが配置されています。
■底面部
1)4)スピーカー、2)サービスタグラベル、3)
通気孔が配置されています。中央に「Inspiron」のロゴが配置されています。
まとめ
以上、Inspiron 14 AMD(5445)について見てきました。特徴をまとめると次のとおり。 DELL Webサイトの製品ページを確認する → Inspiron 14 AMD(5445)詳細情報 |