Dell 14 Plus(AMD)(DB14255)レビュー

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Dell 14 Plus(AMD)(DB14255)について詳しく解説します。
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Dell 14 Plus(AMD)(DB14255)レビュー

Dell 14 Plus(AMD)(DB14255)は14インチパネルを搭載したノートPCです

Dell 14 Plus(AMD)(DB14255)レビュー
【プロモーション/貸出機材提供:デル・テクノロジーズ(株)】
Dell 14 Plus(AMD)(DB14255)の主な特徴は次のとおり。
・AI専用NPU内蔵のAMD Ryzen AIプロセッサ搭載
・Copilot+PC準拠モデル
・14インチパネル搭載のコンパクトPC
・ボディにアルミを採用
Dellでは従来のInspiron/XPSシリーズからのリブランドが実施され、 Dell Plusは、コスパ重視のDellシリーズ、ハイパフォーマンス/デザイン重視の Dell Premiumシリーズの中間に位置づけられるミドルパフォーマンスシリーズです。

本モデルはAMD Ryzen AIプロセッサ搭載のCopilot+PC準拠モデル。 14インチパネルを搭載したコンパクトノートPCです

メーカーからDell 14 Plus(AMD)(DB14255)をお借りすることができたので、ここではDell 14 Plus(AMD)(DB14255)の特徴・スペック等について解説します。
【参考】Dell 14 Plus(AMD)(DB14255)動画
Dell 14 Plus(AMD)(DB14255)に関する動画をYouTubeにアップしています。
【目次】
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
1)14インチパネル搭載のコンパクトノートPC
本モデルは14インチパネルを搭載。
13.3インチPC/16インチPCを並べてみました(上の画像の左:13.3インチノートPC/真ん中:レビュー機(14インチ) /右:16インチノートPC)。
スリムベゼルを採用していることもあり、コンパクトなボディを実現。 扱いやすい大きさだと思います。
厚さは約17mm。
フラットな形状をしており、掴みやすいため、ハンドリングしやすいですね。
重量は1.519kg(実測値)。
14インチPCとしては標準的な重さかな。すごく軽い、という感じはしませんが、ちょっと移動するぐらいであれば苦にならないと思います。
個人的には、がんばれば外に持ち出そうと思える重さです。
ボディがコンパクトなので、僕が持っているビジネスバッグや
デイパックからの出し入れは結構しやすいと感じました。
2)スペック/価格
スペックについて見ていきます。インテルプロセッサ搭載の姉妹モデルDell 14 Plus(インテル)(DB14250)と比較してみました。
 
Dell 14 Plus(AMD)(DB14255)
Dell 14 Plus(インテル)(DB14250)
ディスプレイ
14インチ 16:10 FHD+ (1920x1200) 非光沢 300nits
14インチ 16:10 QHD+ (2560x1600) 非光沢 300nits
CPU
14インチ 16:10 FHD+ (1920x1200) 非光沢 300nits
インテル
Core Ultra 5 226V(40 TOPS/8コア)
Core Ultra 7 256V(47 TOPS/8コア)
Core Ultra 7 258V(47 TOPS/8コア)
Core Ultra 9 288V(48 TOPS/8コア)
Copilot+PC準拠
メモリ
16GB/32GB(オンボード)
16GB/32GB(オンボード)
ストレージ
512GB/1TB SSD
1TB SSD
グラフィックス
CPU内蔵
CPU内蔵
主な端子類
1 x USB 3.2 Gen 1 (5 Gbps)
2 x USB 3.2 Gen 2 (10 Gbps) Type-C(DisplayPortとPower Delivery対応)
1×HDMI 1.4
1× ユニバーサルオーディオ ジャック
1 x USB 3.2 Gen 1 (5 Gbps)
1 x USB 3.2 Gen 2 (10 Gbps) Type-C(DisplayPortとPower Delivery対応)
1 x Thunderbolt 4(DisplayPort 2.1とPower Delivery対応)
1×HDMI 2.1
1× ユニバーサルオーディオ ジャック
カメラ
1080p (30 fps)FHDカメラ
1080p (30 fps)FHD IRカメラ
認証
指紋
指紋/顔認証
カラー
アイスブルー
アイスブルー
寸法(幅×奥行×厚さ)/最小重量
約314×226.15×16.95mm/約1.52kg
約314×226.15×14-16.95mm/約1.55kg
本モデル(AMDモデル)にはCPUにAI専用NPU内蔵のAMD Ryzen AIプロセッサを搭載したモデルを選択可能。Copilot+PC準拠に準拠しているため、AI処理に強みを持っています。
メモリはオンボードタイプの16GB/32GB搭載モデルを選択できます。
グラフィックスはCPU内蔵タイプのみを搭載。高性能なグラフィックス搭載モデルは用意されていません。
3-5 動画撮影時点の最小構成(Ryzen AI 5 340/16GBメモリ/512GB SSD)の価格は134,086円(税込)(*価格は記事執筆時点。直近の価格については直販サイトを参照してください)。
性能重視のCopilot+PC準拠モデルということもあり、価格は少し高めに設定されているかな、という印象を受けますね。
なおインテルCore Ultraシリーズ2(Lunar Lake)搭載のDell 14 Plus(インテル)の場合、 2つあるUSB Type-Cのうちの1つがThunderbolt 4に対応している、顔認証が利用できる、などスペックアップが図られていますが、 512GB SSDが用意されていないこともあり、 最小構成(インテルCore Ultra 5 226V/16GBメモリ/1TB SSD)の価格は143,184円(税込)と、AMDモデルに比べて価格は高めに設定されています。
インテルモデルの展示機レビュー動画をアップ済みです。
【参考】Dell 14 Plus(インテル)動画
Dell 14 Plus(インテル)に関する動画をYouTubeにアップしています。
3)ベンチマーク/ファンの回転音/熱
ベンチマークでパフォーマンスをチェックしてみました。レビュー機のスペックはこのとおり。

【レビュー機のスペック】AMD Ryzen AI 7 350プロセッサ/32GBメモリ/1TB SSD/CPU内蔵グラフィックス
CPUの性能を測定するCINEBENCH R23のスコアは10430。 同じAMD Ryzen AI 7 350プロセッサを搭載している姉妹モデルDell 16 Plus(AMD)(DB16255)のスコアが10731なのでほぼ同程度のスコアです。 しかし、同じRyzen AI 7 350を搭載した他のモデルで測定した値を下回っています。
負荷が中程度のベンチマーク「ファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者」の結果は、高品質、最高品質で「とても快適」。
重い負荷のかかるFF15ベンチマークの結果は「軽量品質」、「標準品質」で「普通」、「高品質」で「重い」。
実際に、文書を作成する、ネットを見る、動画を再生する、といったそれほど負荷がかからない一般的な処理を実行しているときに、 大きなストレスを感じることはほとんどありませんでした。
ファンの音をスマホの騒音計アプリで計測してみました ネットを見るなど一般的な使い方をしているときは、17-20dB程度で静か。僕が使用した限り、ファンの音はほとんど聞こえてきませんでした。
FF15ベンチマーク実行時は22-27dB程度に上昇。 ファンの回転音が少し大きくなり、静かな環境だと、ちょっと耳障りに感じますが、個人的にはうるさい、という印象は受けませんでした。
FF15終了直後、底面部の通気孔部分を触ると少し温かく感じますが、熱いという印象は受けかったですね。
背面部側に通気孔が配置されているため、 周辺部のキーボード上部もちょっと温かくなりますが、熱くはないですね。パームレスト部分に熱はほとんど感じませんでした。
4)デザイン
本モデルはボディにアルニウム/プラスチックを採用。
多分天板部にはアルミニウムが用いられており、 高めの質感で見た目がいい感じの仕上がりになっています。
にぶく反射する感じが綺麗ですね。
天板部を触るとさらさらしています。指紋や汚れは目立ちにくい印象。天板部にはDELLのロゴがさりげなく配置されています。 個人的には、あまり目立たなくて好きですね。
カラーリングはアイスブルーのみを用意。 ちょっと青みがかったシルバー系のカラーリングで、落ち着いた雰囲気です。
キーボードはグレー、キーボードの周囲には天板部と同系色を採用。
底面部にも天板部と同系色が使われています。
カバーを開ける際、指をひっかけやすく、ゆっくりとであれば片手だけでカバーを開け切れました。
パネルは180度近く傾けることが可能です。
5)ディスプレイ
縦横比16:10の14インチパネルを搭載。
最大解像度がFHD+(1920×1200ドット)のパネルのみが用意されています。なおインテルモデルには、より高精細なQHD+(2.5K/2560×1600)パネル搭載モデルが用意されています。
パネル表示は色の表現が鮮やかで綺麗。
黒い部分もしっかりめに描写できるため
映像も楽しめました。
視野角の広さは標準レベルかな。
非光沢パネルを採用しているため、
照明などの周りの映り込みはほとんど気にならなかったです。
輝度は300nit。標準レベルの明るさですが、室内で普通に使っている分には暗さを感じることはありませんでした
6)キーボード/タッチパッド
キーボードについて見ていきます。
左端の半角キーが大きめ。
右側のBackspaceキーとEnterキーがすぐ左のキーと隣接しているDELL独自のキーボード配置を採用。
Backspaceキーが小さめのため、慣れないうちは左隣のキーを押してしまうことがあるかもしれません。
Enterキーもそれほど大きくありませんが、個人的にそんなに押しづらさは感じないですね。
キーストローク(キーを押し込む深さ)は少し浅めです。打鍵感は柔らかめですが、反発が結構あり、ちょっとパコパコする感触かな。個人的には、反発が強い方が好きなので、割と心地よくタイピングできる印象です。 打鍵音は標準レベルでそれほど大きさが気になりませんでした。
強くキーを押すと、多少ボディがたわみますが、僕はあんまりキーを強く押さない方なので、タイピング時に気になることはほとんどなかったです。
キーピッチ(キー間の距離)に関しては、窮屈感はなく快適にタイピングできました。
電源ボタンをキーボード右上に配置。 僕が使用した限り、タイピング中、誤って軽く電源ボタンを押したぐらいでは誤動作しませんでした。
リフトアップヒンジを採用しており、カバーを開くと少しキーボードに傾斜が出て入力しやすくなります。
キーボードにはホワイトのバックライトを搭載。
F5キーで強-弱-オフの切り替えを実行できます。
タッチパッドはクリックボタンが一体になったタイプ。
タッチパッドの表面はサラサラしていて反応は良好です。
クリックボタン部分を押し込む深さはちょっと浅めの印象。力を入れなくても軽く押すだけで反応してくれるため、押し込んでいる感覚は少なめです。クリック音は標準的レベル。それなりに音はしますが、個人的にうるさくは感じなかったです。
7)端子類/カメラ/認証/バッテリ駆動時間/サウンド/WiFi
左側面部。HDMI、USB Type-C×2を配置。
右側面部。USB Type-A、ヘッドホン/マイクコンボ端子を配置。
USB端子はType-Cが2個、Type-Aが1個の合計3個搭載しています。カードリーダーは非搭載。
Type-C端子は2つともDisplayPort/PowerDeliveryに対応していますが、両方ともThunderbolt 4には非対応。
インテルモデルは1つのType-C端子がThunderboltに対応しているため、Thunderbolt対応モデルが良ければインテルモデルがオススメ。
USB Type-C端子経由で僕の持っている27インチモニタに外部出力してみました。
対応するモニタと接続すれば、Type-Cケーブル1本接続するだけで外部映像出力と充電を同時に実行できて便利です。
HDMI端子とUSB Type-C×2端子経由で3つの外部モニタに接続したところ
4画面同時出力することができました。
FHD1080pのカメラを搭載。
個人的には、まあまあ綺麗に撮影できる印象を受けました。
カメラシャッターを搭載しており、カメラに蓋をすることができます。
電源ボタン上に指紋認証センサーを搭載。
本モデルには62.7Whのバッテリを搭載しています。
実際にバッテリ駆動時間を計測してみたところ、 条件1の何もしない状態で約16.7時間、条件2の動画再生した状態で約12.5時間バッテリが駆動する計算です。
底面部の前面部寄りの左右にスピーカーを配置。
実際に音楽を聴いてみたところ、少しこもった感じはありますが、カシャカシャする感じは少なめかな。 個人的には聞きやすいサウンドという印象を受けました。
本モデルはWiFi 7に対応しています
8)同梱物
ACアダプタと電源ケーブル。
本モデルに付属するACアダプタは直方体の形状をしており、ちょっと大きめですね もう少しコンパクトだと携帯しやすいんですけどね。
65W型のACアダプタを採用。
電源ケーブル。
接続端子にはUSB Type-Cを採用しています。
左側面部に2つあるType-C端子のどちらに接続しても充電可能です。
ACアタプタと電源ケーブルを合わせた重量は306g。
本体を合わせた重量は1.826kg。
まとめ

以上、Dell 14 Plus(AMD)(DB14255)について見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。

・AI専用NPU内蔵のAMD Ryzen AIプロセッサ搭載
・Copilot+PC準拠モデル
・16インチパネル搭載のコンパクトノートPC
・ボディにアルミを採用

AMD Ryzen AIプロセッサを搭載したCopilot+PC準拠モデルでAI処理性能を高めています。 14インチパネルを搭載しており、コンパクトなボディに仕上がっています。またボディを掴みやすいためハンドリングしやすいと思います。ボディにアルミが採用されており、洗練された仕上がりになっています。

扱いやすいコンパクトなボディが良くて、今買うならAI処理に強いPCがいい、デザイン面も配慮したい、と考えているのであれば検討してみてもいいんじゃないかな、と思います。