DELL OptiPlex 7040 Micro(MFF) レビュー

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OptiPlex 7040 Micro(MFF)/9020マイクロの詳細なレビューを示します。OptiPlex 7040 Micro(MFF)の購入を検討されている方に役立つ情報が満載!
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OptiPlex 7040 Micro(MFF)レビュー

OptiPlex 7040 Micro(MFF)は、DELLの法人向け超コンパクトデスクトップです。



OptiPlex 7040 Micro(MFF)はコンパクトなボディながら、インテル第6世代Coreプロセッサを搭載できるなど、性能面も充実しているほか、簡単に筐体内部にアクセスしてカスタマイズすることができます。設置スペースは最小限に抑えたいが、パフォーマンス面で妥協したくない企業にお勧めです

ここでは、OptiPlex 7040 Micro(MFF)について詳しくレビューしたいと思います(OptiPlexシリーズの特徴についてはOptiPlexページを参照してください)。

【レビュー目次】
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1)すごくコンパクト!
OptiPlex 7040 Micro(MFF)はマイクロフォームファクタを採用した超コンパクトなデスクトップPC。ボディの寸法は、18.2 x 3.6 x 17.6cm(高さ x 幅 x 奥行き)しかありません。


したがって非常にコンパクト/スリムです。こうやって遠くから見ると、その小ささがよくわかります。


ものすごくスリムなので片手で軽々掴める大きさです。




雑誌と比べるとこんな感じ。

パッとみただけではPCとは思えないコンパクトさです。


重量は約1.41kg。それほど重くありません。コンパクトノートPCと同じくらいの重さなので持ち歩くのも苦にならないと思います。


こうやって持ってみると、より小ささが際立ちます。

このコンパクトさ/重さなら、外に持ち出すことも可能ですね。移動先にキーボード/マウス/液晶モニタを別途用意しておけば、OptiPlex 7040 Micro(MFF)を持ち運んで、別の場所でも同じ環境を簡単に構築して作業を進めることができます。



SFF(スモールフォームファクタ)ボディを採用したOptiPlex 7020 SFFと比較してみました。右がMFFです。こうやって比べてみると、デスクトップとしては小さい方の部類に入るOptiPlex 7020 SFFがすごく大きく見えますね。



横から見たところ。


上から見たところ。これだけ小さいと、設置面積のことを気にしなくて済むのがいいですね。


24インチ液晶と接続してセットアップしたところ。すごく小さいので机の上に置いても邪魔になりません。



机の上に置いておけると、ケーブル接続の際にいちいち机の下にしゃがみこまなくていいから楽です。
2)横置きも可能


OptiPlex 7040 Micro(MFF)は、縦置きだけでなく横置きも可能です。というか、縦置きだと、あまりにスリムすぎて、倒れる心配があります。なので、転倒が心配な方は横置きにした方がいいと思います。どうしても縦置きにしたい人は、別売りの縦置きスタンドを使うことをオススメします。



左側面部に、滑り止め用のゴムが配置されているので、横置きにしたい場合には、こちらせ接地させます。


中央にあるDELLのロゴの向きを変えることができます。


細かいとこころまで配慮されています。


DELLイベントでOptiPlexマイクロが液晶背面に取り付けられている展示がありました。

別売りのマウントオプションを導入することにより、上の写真のようにモニタの背面部に取り付けることが可能になります。こうすると、デスクトップを置いておくスペースが不要となります。スペースに余裕がない環境にお勧めですね。

3)コンパクトながらハイパフォーマンス!
OptiPlex 7040 Micro(MFF)の主なスペックは次のとおり。
 
OptiPlex 7040 MFF
筐体
MFF(マイクロフォームファクタ)
CPU
第6世代インテルCore i5T/i7Tクアッドコアプロセッサ
メモリ
DDR4 DIMMスロット x 2
(最大16GB)
ストレージ
ハードディスクドライブ(最大2 TB)
ハイブリッド、Opal SED FIPS、M.2ソリッド・ステート・ドライブ、およびM.2 PCIeソリッド・ステート・ドライブのサポート。
グラフィックス
インテルHDグラフィックス
主なポート
USB 3.0ポート x 6(前面 x 2、背面 x 4)、RJ-45 x 1、シリアル x 1、DisplayPort x 1、HDMI×1、ユニバーサルオーディオジャック x 1、ライン出力 x 1、(ヘッドフォン/スピーカ)、VGA(オプション)、シリアル+PS2(シリアル)
寸法
(高さ x 幅 x 奥行き)
18.2 x 3.6 x 17.6cm
最小重量
約1.4kg

CPUには、インテル第6世代Core i5/7プロセッサを選択可能。メモリは最新規格のDDR4に対応。最大16GB搭載できます。ストレージは現時点ではHDDに加えて、高速アクセス可能なM.2接続のSSDを選択可能。グラフィックスはCPU内蔵タイプのみを選択できます。光学ドライブは非搭載です。

こうして見てみると、コンパクトボディでありながら、性能面で通常のデスクトップより劣っている部分は少ないですね。

むろん、グラフィックボードを搭載できるハイスペックマシンと比べれば、描画処理脳録は劣りますが、この小ささを考えれば、性能面では及第点をあげられるレベルだと思います。

一般的なビジネスシーンで性能不足を感じるシーンは少ないでしょうね。ちょっと前であれば、これだけ筐体が小さいと性能も十分でなく、なかなか手を出しづらい部分があったのですが、最近では技術の進化に伴い、これだけ小さなボディでも、一般的な用途であれば十分な性能が発揮できるようになってきています。

拡張性が必要なら、同じOptiPlex 7040で、SFF(スモールフォームファクタ)/MT(ミニタワー)モデルも用意されています。

次にOptiPlex 7040 Microのパフォーマンスをチェックしてみました。レビューしたマシンの構成は、インテルCore i5-6500Tプロセッサ、8GBメモリ、M.2 128GB SSD、インテルHDグラフィック。



Windowsエクスペリエンスインデックスの値を計測できるWIN SCORE SHAREで、パフォーマンスの値をチェックしてみた結果は上のとおり。

実際に操作してみましたが、Web閲覧など比較的ライトな作業では、サクサク快適に動いてくれます。Youtubeの動画を再生してみましたが、コマ落ちもなく綺麗に再生されました。

描画処理能力をテストするCINEBENCHベンチマークも試してみました。結果は次のとおり。


CPUテストの結果。


グラフィックス処理能力の結果。

稼働中、負荷をかけてもファンの音が気になることはなく静かです。
4)各パーツをチェック
次にOptiPlex 7040 Micro(MFF)の各パーツについてチェックしてみましょう。
4-1)前面部

前面部。


一番上に電源ボタン、その下にはHDDスタータスライト、ヘッドホンジャック、マイクジャック、USB3.0×2が配置されています。


前面部にUSB端子があるので、USBデバイスを簡単に接続することができて便利です。


前面部の下部は通気孔になっています。

4-2)背面部

背面部。コンパクトなボディに端子類が詰め込まれているのがわかると思います。



背面部には、USB 3.0 x 4、LAN端子 x 1、HDMI x 1、DisplayPort 1.2 x 1が配置されています。

HDMIとDisplayPortの2つの映像出力端子を装備しているので、デュアルモニタに対応しています。作業効率を考えれば、2つの液晶モニタで作業した方がはかどるわけですから、このコンパクトさでデュアルモニタに対応しているのはうれしいですね。

DELLのWebページのスペック欄で確認したところ、オプションでVGAを搭載できるようです。


背面部の一番上にアンテナを装着可能。


向きを自在に調整できます。
5)筐体内部に簡単にアクセス可能
OptiPlex 7040 Microでは、筐体の側面部を外して、内部に簡単にアクセスすることができます。

一般的にコンパクトボディ採用モデルの場合、増設などのカスタマイズ作業はできないモデルが多いのですが、OptiPlex 7040 Micorではメモリを増設したり、ストレージを交換したりするなど、ニーズに合わせたカスタマイズが可能です。


OptiPlex 7040 筐体内部にアクセスするには背面部の中段にあるネジを外します。


ネジを外しきったら、前面部の方向に側面部をずらします。


すると側面部が簡単に外れます。


コンパクトなボディにパーツがぎっしり詰め込まれているのがわかります。


筐体内部。写真の左側が前面部です。上側にCPUファンが配置されています。


ブルーのトレイにはHDDを搭載可能ですが、この構成では非搭載です。


このトレイの取っ手を内側に押し込めば簡単に外れます。


あっけなく外れます。これなら簡単にストレージを交換できます。


トレイを外したところ。


一番手前にM.2接続のSSDが装着されているのが見えます。


CPUファンも簡単に外すことができます。


矢印が描かれている取っ手部分を、その方向に押してやります。


CPUファンが外れました。


ただし電源コードが接続されているので、強く引っ張らないようにしてください。


CPUファンを外すと、CPUとメモリソケットが姿を現します。


メモリスロットは2つ搭載されています。1つしか搭載されていない場合は増設することが可能です。

7)ACアダプタをチェック

OptiPlex 7040 Microは、本体がコンパクトなだけに同梱されるACアダプタもコンパクトなつくりになっています。


片手に収まる大きさです。

まとめ


以上、法人向けOptiPlex 7040マイクロについて詳しく説明してきました。特徴をまとめると次のとおり。

・非常にコンパクトなボディ。置き場所に困らない。机の上に置くことも可能だし、横置きも可能
・インテル第6世代Core iプロセッサを選択できるほか、最大16GBメモリを搭載できるなど基本性能は高い
・M.2接続のSSDを選択可能
・簡単に筐体内部にアクセスしてカスタマイズ可能


非常にコンパクトで高性能なデスクトップPCに仕上がっています。パソコンの設置スペースに悩んでいるが、性能面で妥協したくない企業にお勧めです。

OptiPlexシリーズ一覧ページ (DELL Webサイト)
*記載された情報は記事記載時点のものです。実際の製品とは異なる可能性があるので、メーカー公式サイトの製品ページを必ずご確認頂くようお願い致します。
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