DELL Vostro 1540 レビュー 特徴

Vostro 1540は、15.6インチ液晶を搭載したビジネス向けノートブック。ユーザーの「これだけは欲しい」という最小限の機能を搭載した、コストパフォーマンス重視のノートです。

CPUに、Celeron プロセッサのほか、インテル第1世代Core i3プロセッサのいずれかを選択できます。コスト重視であればCeleronを、パフォーマンス重視であればCore i3プロセッサを選択すると良いでしょう。

おもしろいと思ったのは天板の加工。一般的なノートでは光沢加工処理されていることが多いのですが、このVostro 1540では、ゴム製の素材が使用されており、触ってみると柔らかいです。

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上の写真のように模様が入っており、手になじみやすいですね。持ち歩くときも汗でべとつくことがなくすごく持ちやすいです。指紋や汚れがつくこともありません。このあたり実用的なデザインと言えるでしょう。


残念ながら、高級感はありませんが、実用性重視のビジネスノートでは、こうした天板もありかな、と思います。


側面部はシルバーを基調としたデザインになっており、引き締まった印象を与えます。


低価格ノートにありがちな安っぽさはどこにもありません。


あとバッテリ部分が飛び出しているのもデザイン的におもしろいです。


液晶とキーボード周辺部は黒で統一。すごく落ちついたデザインです。


キーボード周辺部は、ヘアライン加工が施されており、見る角度によって見え方が異なります。デザイン面でのこだわりを感じますね。


雑誌と比較すると、上の写真のようになります。


ライターを使って厚さを比較するとこんな感じ。すごくスリム！というわけではありませんが、分厚いと感じわけでもなく、ほどよい厚さです。


重量は約2.36kg。モバイルノートとして使うには重いですが、オフィス内を移動するぐらいなら問題ないでしょう。


凹凸のないデザインに仕上がっているのがわかります。


キーボードは独立タイプを採用。隣のキーとの間にスペースがあるので打ち間違いが少なくなります。キーの表面は少しざらつきがあり、滑りにくくなっています。


キーピッチはデスクトップと同等クラスの大きさを確保しているので、キーボードの操作性はいいですね。 キーを押した感じはちょっと柔らかいかな。個人的にはもうちょっと固い方が好きかも。


キーボード入力を行っているところ。デスクトップ並みのキーピッチを確保しているため、非常に余裕のあるタイピングが可能です。長時間入力作業を行ってもフラストレーションがたまらないので楽です。


パームレスト部分はすべすべしていますが、長時間キーボード入力していても汗でべとつたりすることなく快適です。


タッチパッドの操作性も良好です。思ったところにポインタをピタッと移動させることができます。


液晶は15.6インチ。


非光沢タイプのアンチグレアを搭載しています。ビビッド感や精細感は、光沢タイプの液晶に適いませんが、照明などによる映り込みがほとんど発生しないので、使い勝手はいいですね。グレアタイプは、映り込みが発生しやすく、液晶の角度を調整してやらないといけませんから。このVostro 1540はビジネス向けノートということで、実用性を重視しているので、アンチグレアタイプの液晶を搭載しています。つまり、映り込みが発生しにくいので非常に使い勝手がいいです。


液晶の表示もすごく綺麗。動画も堪能できます。


最大解像度は1366×768ドット。せっかくの15インチ液晶なのでもう一回り大きな解像度を選べても良かったかも。


Yahoo！のトップをページを表示したところ。

ミュージックファイルを再生してみましたが、スピーカーはキーボードの一番奥に設定されているため、手でふさがれたりすることがなく聞きやすいです。ただ、高音がちゃっとシャリシャリしており、全体的に薄っぺらい感じがします。でもバックグランドで聞く分にはまったく問題ありません。ビジネス用途としては十分なレベルではないでしょうか。


Windowsエクスペリエンスインデックスの値を使ってVostro 1540のパフォーマンスをチェックしてみました(最高スコアは7.9)。CPUにはインテルのローエンドプロセッサCeleronを搭載しているため5.7という相対的に低い値を記録。メモリは2GBで5.5、グラフィックス低い値です。

このVostro 1540、全体的にパフォーマンスが低め。これは、価格重視の構成となっているのである程度仕方のないところではあります。パフォーマンス重視なら、より高い性能を発揮できるVostro 3550がお勧めです。