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Alienware m15 Ryzen Edition R5実機レビュー
Alienware m15 Ryzen Edition R5は、15.6インチ液晶を搭載した高性能なノートPCで、最新世代のAMD Ryzen プロセッサーを搭載しています。DELLのゲーミングシリーズAlienwareに属しています。

→参考:AlienwareノートPCシリーズ一覧
Alienware m15 Ryzen Edition R5レビュー
Alienware m15 Ryzen Edition R5の主な特徴は次のとおり。

・15.6インチパネル搭載のゲーミングノートPCとしてはスリム
・AMD Ryzen R7/R9プロセッサ+NVIDA GeForce RTX30シリーズグラフィックス搭載モデルが用意されており、高い描画処理能力を誇る
・ゲーミングPCらしさを感じさせるデザイン

ここではAlienware m15 Ryzen Edition R5の特徴・スペック等について解説したいと思います。

(*DELLパソコンの型番(本モデルの場合「R5」)を確認する方法はこちら)
【目次】
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。

【レビュー機のスペック】スプレマシー(大容量SSD・RTX3070搭載)
AMD Ryzen 9 5900HXプロセッサ/16GBメモリ/1TB SSD/NVIDIA GeForce RTX 3070グラフィックス
1)スリムタイプの15インチゲーミングノートPC
Alienware m15 Ryzen Edition R5は、ゲーミングノートPCとしては非常にスリムなボディに仕上がっています。
一見すると、普通のノートPCのように見えますね。
液晶を開いたところ。ここまで液晶を傾けることができます。
最厚部でも19.25mmしかありません。標準的な15インチノートPCと同じぐらいの厚さです。したがって掴みやすいです。
スリムボディなので、厚ぼったい感じがしません。
液晶の左右の外枠(ベゼル)が狭いスリムベゼルデザインを採用。このおかげでボディをコンパクト化することに成功しています。
24インチ液晶モニタと比べるとこんな感じ。
B5サイズのノートと比べてみました。
Alienware m15 Ryzen Edition R5では排熱機構が強化されており、背面部が大きく張り出すデザインになっています。標準的な15インチノート(Inspiron 15 5000シリーズ)と比べると、奥行きが大きくなっているのがよくわかります。
その分、縦にボディが大きくなっていますが、左右の幅はそれほど大きくないため、扱いに困ることはないと思います。
重量は2.457kg(実測値)。
標準的な15インチノートPCよりも若干重くなっていますが、NVIDIA GeForce RTX30シリーズグラフィックスを搭載したモデルで比べれば、軽い方だと思います。
ただし、2.45kgあるとかなりずしっとしますね。室内を移動させるぐらいであれば、脇に抱えて持てばそんなに重くはないですが、外に持ち出す際は結構気合いを入れないといけないですね。
でも、外でも快適な環境でゲームしたい、という強いニーズがある場合には、がんばれば外に持ち出すことは可能だと思います。
左右の幅がそれほどなくコンパクトに収まっているので、バックからの出し入れはスムーズに行えます。
ディパックからもストレス無く取り出せます。
性能を重視しつつ、頑張れば外に持ち出せるくらいの軽さを実現しているのは、ゲームを堪能したい人にとっては魅力的だと思います。
2)高い描画処理能力を発揮できる構成
New Alienware m15 Ryzen Edition R5の主なスペックをチェックしてみましょう。ボディの大きさ/デザインが共通しているインテルプロセッサ搭載モデルAlienware M15(R6)と比較してみました。

→参考:Alienware M15(R6)詳細情報

【New Alienware m15 Ryzen Edition R5のスペック一覧】

 
Alienware m15 Ryzen Edition R5
Alienware M15(R6)
液晶
(最大解像度)
■15.6インチ FHD (1920 x 1080) 165Hz 3ms,ComfortView Plus搭載
■15.6インチ QHD (2560 x 1440) 240Hz 2ms ,ComfortView Plus, NVIDIA G-SYNC, Advanced Optimus 搭載
■15.6インチ FHD (1920 x 1080) 165Hz 3ms ComfortView Plus搭載
15.6インチ FHD (1920 x 1080) 360Hz 1ms ,ComfortView Plus, NVIDIA G-SYNC, Advanced Optimus 搭載
CPU
■AMD Ryzen R7 5800H (8-コア, 20MB トータル キャッシュ, 最大 4.4GHzまで可能 Max Boost Clock)
■AMD Ryzen R9 5900HX (8-コア, 20MB トータル キャッシュ, 最大 4.6GHzまで可能 Max Boost Clock)
■第11世代 インテル Core i7-11800H (24MB キャッシュ, 最大 4.6 GHzまで可能, 8 コア)
メモリ
■16GB, 8GBx2, DDR4, 3200MHz
■32GB,16GB×2、DDR4,3200MHz
■16GB, 8GBx2, DDR4, 3200MHz
ストレージ
■512GB PCIe M.2 SSD
■1TB PCIe M.2 SSD
■512GB PCIe M.2 SSD
■1TB PCIe M.2 SSD
光学ドライブ
×
×
グラフィックス
■NVIDIA GeForce RTX 3060 6GB GDDR6
■NVIDIA GeForce RTX 3070 8GB GDDR6
■NVIDIA GeForce RTX 3060 6GB GDDR6
■NVIDIA GeForce RTX 3070 8GB GDDR6
■NVIDIA GeForce RTX 3080 8GB GDDR6
寸法
(cm)
高さ(背面):19.25 mm(0.7579インチ)
高さ(前面):12 mm(0.47インチ)
高さ(最高部):22.85 mm(0.8996インチ)
奥行き:272.5 mm(10.73インチ)
幅:356.2 mm(14.02インチ)
高さ(前面):12.9 mm
高さ(最高部):22.85 mm
高さ(背面):19.25 mm
幅:356.2 mm
奥行き:272.5 mm
最小重量
(kg)
2.42kg
最小重量:2.42 kg
最大重量:2.69 kg
CPUは、CPUにAMD Ryzen R7 5800H/AMD Ryzen R9 5900HXプロセッサを搭載したモデルを用意。

CPU
AMD Ryzen R7 5800H
AMD Ryzen R9 5900HX
コアの数 8 8
スレッドの数 16 16
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 4.40GHz 4.60GHz
L2キャッシュ 4MB 4MB
L3キャッシュ 16MB 16MB
各プロセッサの性能を確認するために、ベンチマークのスコアをチェックしました。
CPU
スコア
性能
AMD Ryzen R9 5900HX
(本モデルで選択可能)
23,403





AMD Ryzen R7 5800H
(本モデルで選択可能)
21,659
第11世代インテルCore i7-11800H
(Alienware M15(R6)に搭載)
【参考】
21,657
第11世代インテルCore i5-11400H
【参考】
15,862
第10世代 インテル Core i7-10870H
【参考】
15,356
【メモリ】
メモリは16GB/32GBという大容量メモリ搭載モデルを選択可能。いずれも、2×8GB/2×16GBというデュアルチャネル構成になっており、高速アクセスを実現。
【ストレージ】
ストレージは、高速アクセスなSSDをブートドライブに設定しているため、高速に起動できます。
 
価格
アクセス速度
耐衝撃性
静音性
重量
HDD
従来から使われていたストレージ。大容量化が進み、SSDと比べて安価で大容量のデータを保存できます。ただし、データ転送速度はSSDよりも遅いです。
SSD
HDDよりもデータ転送速度が圧倒的に速いため、全体的なパフォーマンス向上につながります。ただし、HDDと比べて高価なため、同じ価格だと少ない容量しか積めません。
・512GB PCIe M.2 SSD
・1TB PCIe M.2 SSD
の構成のいずれかを搭載したモデルを選択できます。
【グラフィックス】
グラフィックスには、NVIDIA GeForceブランドの最上位に位置づけられるRTXシリーズ搭載モデルを選択可能。高い描画処理能力が求められるゲームや動画/画像編集などのクリエイティブワークに使えます。
グラフィックス
性能
用途
本モデルで選択可能
CPU内蔵タイプ  


高い
動画再生 ×
NVIDIA GeForce GTシリーズ 動画再生/軽めのゲーム ×
NVIDIA GeForce GTX16シリーズ ゲーム/動画・画像編集 ×
NVIDIA GeForce RTX30シリーズ 負荷のかかる
ゲーム/動画・画像編集
■NVIDIA GeForce RTX 3060 6GB GDDR6
■NVIDIA GeForce RTX 3070 8GB GDDR6
の2種類のグラフィックスカード搭載モデルが用意されています。
Alienware m15 Ryzen Edition R5で選択できるグラフィックスの3DMark FireStrikeベンチマークのスコアをチェックしました。
グラフィックス
ノートPCの3Dmark FireStrikeベンチマークのスコア
Radeon Graphics 8 内蔵グラフィックス (Ryzen 7 5700G内蔵)(参考) 4403
NVIDIA GeForce GTX 1650 SUPER 4GB GDDR6
(参考)
9047
NVIDIA GeForce GTX 1660Ti 6GB GDDR6
(参考)
14941
NVIDIA GeForce RTX 3060 8GB GDDR6
(本モデルで選択可能)
20568
NVIDIA GeForce RTX 3070 8GB GDDR6
(本モデルで選択可能)
23528
NVIDIA GeForce RTX 3080 10GB GDDR6X
(Alienware M15(R6)で搭載可能)
(参考)
29103
さすがはRTXシリーズ。スコアは非常に高いですね。
3)パフォーマンスをチェック
Alienware m15 Ryzen Edition R5のパフォーマンスをチェックしてみました。レビュー機のスペックは次のとおり。
スプレマシー(大容量SSD・RTX3070搭載)
AMD Ryzen 9 5900HXプロセッサ/16GBメモリ/1TB SSD/NVIDIA GeForce RTX 3070グラフィックス
ドラゴンクエストX
画質
解像度
【プラチナ】
スコア/評価
最高品質
1920×1080
14535/
すごく快適

負荷が軽めのゲーム「ドラゴンクエストX」のベンチマークソフトを実行してみました。最高画質で「すごく快適」に動作します。

ファイナルファンタジー14
漆黒の反逆者
画質
解像度
【プラチナ】
スコア/評価
最高品質
1920×1080
9216/
非常に快適
負荷が中程度のゲーム「ファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者」のベンチマークソフトの結果は上の表のとおり。最高品質で「非常に快適」に動作します。
ファイナルファンタジー15
画質
解像度
【プラチナ】
スコア/評価
高品質
1920×1080
9018/
とても快適
重い負荷がかかる「ファイナルファンタジー15 」のベンチマークソフトの結果は上の表のとおり。さすがはNVIDIA GeForce RTX3070グラフィックス搭載モデル。負荷の重いゲームも「とても快適」に楽しめるという結果が出ています。
4)ゲーミングPCらしいデザイン
Alienware m15 Ryzen Edition R5では、ダークサイドオブザムーン(ダークグレー)のカラーリングモデルを用意。

落ち着いたカラーリングです。
ゲーミングPCらしく、キーボードおよびその周囲にはブラックを採用しています。
天板の右下には「15」のロゴが入っています。
背面部の通気孔部分はレーシングカーのような出で立ち。いかにもゲーミングマシンという印象を与えます。
Alienware m15 Ryzen Edition R5では細かい所までデザインに気を遣っています。キーボード上部の通気孔部分、
および底面部の通気孔部分はハニカム模様になっています。
Alienware m15 Ryzen Edition R5では、ゲーミングPCらしく、ボディの各所にLEDが配置されており、光らせることでゲームの世界への没入感を高めることができます。
色は自在に変更できますが、設定は、同梱されているAlienware Command Centerから実行します。
LEDが配置されているのは電源ボタン、
天板のAlienwareロゴ、背面部の周囲、
キーボードです。
5)優れた排熱設計
Alienware m15 Ryzen Edition R5は高性能グラフィックスを搭載したゲーミングノートPCのため、強力な排熱機構を有しています。
背面部が飛び出すデザインを採用しており、より効率的な排気ができるよう設計されています。
このデザインのおかげで排熱口を大きくすることができます。
背面部の左右に排気口が配置されており、ここから排熱される仕組みです。
底面部には通気孔を配置。通気孔は広めに確保されており、より多くの空気を取り込めるよう設計されています。
机との間のスペースを大きく取れるよう、ゴム足も高めに設定されています。
キーボードの上部にも通気孔を配置。
左右の側面部の奥の方にも通気孔が配置されています。
Alienware Command Centerを使えば、CPU/GPU/メモリの使用状況を確認することが可能。
また「サーマルプロファイル」として用意されているプロファイル(バランス/最高速など)を選択することで、状況に応じた熱管理を行うこともできます。新規プロファイルを作成することも可能。
6)特徴・使い勝手をチェック
Alienware m15 Ryzen Edition R5の特徴・使い勝手をチェックします。
■起動時間
起動時間(電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまで)を計測してみました。

1回目→21.4秒 / 2回目→20.8秒 / 3回目→21.1秒

約21秒で起動します。すごく高速というわけではありませんが、このぐらいの時間で起動するのであれば、それほど待たされる感じはないですね。
■搭載している端子類
Alienware m15 Ryzen Edition R5に搭載している端子類は、
・HDMI2.1×1
・SuperSpeed USB 3.2 Gen 2 Type-Cポート(DisplayPort対応)×1
・SuperSpeed USB 3.2 Gen 1 Type-Aポート×3
・ユニバーサル・オーディオ・ジャック×1
・LANポート

です。

SDカードリーダーは用意されていないので注意が必要です。
Alienware m15 Ryzen Edition R5に搭載されているUSB端子は次のとおり。
USB端子
最大転送速度
個数/場所
USB 3.2 Gen 1 Type-A 5 Gbps 3個/
背面部 1個・
右側面部 2個
USB 3.2 Gen 2 Type-C 10 Gbps 1個/背面部
従来から使われているUSB Type-A端子×3と、より小さくて前後の向きのないType-C端子を搭載。合計4つのUSB端子を利用することができます。
■外部映像出力
Alienware m15 Ryzen Edition R5に搭載されている外部映像出力端子は、HDMI端子とUSB Type-C端子。USB Type-C端子はDisplayPortに対応しているため、映像出力端子として利用することが可能です。
背面部にあるUSB Type-C端子経由でモニタに接続してみました。
24インチモニタに接続したところ。
次に、USB Type-C端子に加えて、HDMI端子にもモニタを接続してみました。
3画面同時出力することに成功。
3画面同時出力を実行すると、広い表示領域を確保できるため、ゲームの世界への没入感を高めることができます。
■サウンド
スピーカーは、底面部の左右に配置。
実際に音楽を聴いてみましたが、ちょっとカシャカシャする感じはあります。個人的には、もうちょっとクリア感があった方がよかったんですが。
7)各パーツをチェック
Alienware m15 Ryzen Edition R5の各パーツをチェックします。
■ディスプレイ
15.6インチパネルを搭載
解像度
リフレッシュ
レート
応答速度
NVIDIA G-SYNC
1920×1080
165Hz
3ms
×
2560×1440
240Hz
2ms
上の表に示した、いずれかのパネルを搭載したモデルを選択できます。

【解像度】
FHD(1920×1080)/QHD (2560 x 1440) のいずれかを選択できます。 QHDの方が解像度が高く、より精細感の高い映像を楽しめます。

【リフレッシュレート】
FHDパネルは165Hz、QHDパネルは240Hzというリフレッシュレートを実現。リフレッシュレートとは、単位時間にどれだけ表示が更新されるのかを示す値。値が大きければ大きいほど、更新回数が増えるため、より滑らかな映像を楽しめます。

通常は60Hzですが、165Hzのパネルを選択すれば約2倍以上、240Hzだと約3倍の滑らかさで表示することができ、ゲームへの没入度を高めることができます。

【応答速度】
応答速度とは画面の色が切り替えられる速さのことです。単位はms(ミリセカンド)で示され、数字が小さいほど応答速度が速いことを示します。応答速度が速いと残像が少なくなるため、よりクリアな場面を楽しめます。
レビュー機はFHDパネル搭載モデル。色鮮やかな表現が可能です。
自分で撮影した風景写真を映し出してみました。色の表現が鮮やかですが、しっとりと落ち着いた色調。
視野角も広く、斜め方向から見ても見え方に大きな変化はありません。
レビュー機はフルHD(1920×1080ドット)パネルを搭載。100%表示のままでも文字が小さすぎて見づらいということはありません。複数のウィンドウを並べて表示できます。
非光沢パネルを採用。ほとんど映り込みが発生しないのでゲーム向きです。
 
メリット
デメリット
光沢パネル ・色の表現が鮮やかなので、映像/画像を楽しめる ・照明など、周りの物の映り込みが発生しやすい。
・ぎらつきが多いので、長時間見続けた時の目への負担が大きい
非光沢パネル ・映り込みが発生しにくいので、いちいちディスプレイの角度を調整しなくてもいい
・ぎらつきが少ないので目への負担が軽い
・光沢パネルと比べて、色の表現が淡い感じになる
色の鮮やかさでは光沢パネルの方が上ですが、非光沢パネルは、映り込みが発生しにくいため、長時間見続けたときの眼の疲れを軽減できます。
ディスプレイ上部にWebカメラが配置されています。
なお、カバーはゆっくりとであれば片手だけで開けきることができます。いちいち両手を使わずともカバーを開けられるので、ストレスフリーで使い始めることができます。
■キーボード
テンキーを搭載していません。ボディの中央にキーボードが配置されるため、画面の中心に座ることができます。この方がゲームしやすいでしょうね。
個々のキーが独立したセパレートタイプを採用。
特に小さなキーはありません。
Enterキーも大きめなので押しやすいです。ただし、Enterキーの上にあるBackspaceキーの表記がわかりづらく、最初はどこにあるのか探してしまいました。
Enterキーの右横に一列キーを配置。慣れないうちは、Enterキーを押そうとしてこのキーを押してしまうかもしれません。
キートップはそれほどつるつしておらず、適度にしっとりとしている感じ。長時間触っていても嫌じゃないですね。
キーストローク(キーを押し込む深さ)は約1.8mm。標準的なスリムタイプのノートPCのキーストロークが1.3-1.5mmですから、キーストロークはしっかりある方だと思います。
しっかり押し込むことができますが、反発がほどよくあり、ずっと使っていても疲れにくいと思います。さすがはキーボードを多用することの多いゲーミングマシンだけあって、キーボードの使い心地はいいですね。使っていてストレスは感じにくいと思います。
打鍵音も小さめ。個人的にはそれほどカチャカチャという音は気になりませんでした。
キーピッチは19.05mm。デスクトップに同梱されるフルサイズのキーボードのキーピッチ(19mm)と同程度のキーピッチを確保しているため、窮屈感はありません。快適なキータイピングが可能です。
バックライトを装備。
F7キーでオン/オフの切り替えが実行できます。明るさの設定はできません。
キーボード右上のAlienwareマークが電源ボタンです。
■タッチパッド
タッチパッドはちょっと小さめ。
キーボード上部に通気孔が配置されているため、その分、タッチパッドが小さくなっています。
タッチパッドは表面がすべすべしていて滑りがいいですね。 クリックボタンの反応も良好で、軽く押すだけで反応してくれます。
■右側面部
SuperSpeed USB 3.2 Gen 1 Type-Aポートが2個配置されています。
■左側面部
LAN端子とコンボジャックが配置されています。
■背面部
背面部の左右には通気孔、中央部分には端子類が配置されています。
上の画像の左から順に、SuperSpeed USB 3.2 Gen 2 Type-Cポート、SuperSpeed USB 3.2 Gen 1 Type-Aポート、HDMI 2.1出力端子、電源入力端子が配置されています。
背面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続したところ。
背面部に端子類があると、ケーブル・デバイスを抜き差しするときにいちいちのぞき込むか、ボディを反転させる必要があり、ちょっと面倒です。あと電源ケーブルを何かにひっかけると簡単に抜けてしまいます。
すべての端子類にケーブル・デバイスを接続するとこんな感じになります。背面部に端子があると、前述したようなデメリットが生まれますが、その反面、左右にデバイス・ケーブルを接続せず、背面部に集中させることができれば、ゲームするときに邪魔な物が目に入らないため、ゲームに集中できるというメリットを享受できます。
■底面部
前述したように、通気孔が大きめに取られています。
8)同梱物をチェック
Alienware m15 Ryzen Edition R5の同梱物をチェックします。
ACアダプタと電源ケーブル。
消費電力の多い高性能グラフィックスを搭載したモデルのため、ACアダプタも大きめ(搭載しているグラフィックスによってACアダプタが異なる可能性があります)。
平べったい形状をしています。
大きいので安定した状態で置けるよう、ゴム足が配置されています。
こうして本体の横に置いてみると、大きさがよくわかります。
240W型のACアダプタを採用。
専用端子が採用されています。
背面部にある電源端子に接続して充電します。
ケーブルの出っ張っているところが机の角に引っかかりやすく、外れやすいので、ケーブルを繋げたまま前後に本体を動かすときには注意が必要です。
電源ケーブル。
ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は975g。かなり重いです。
各パーツ明細などを示したペーパーも同梱されています。
まとめ
以上、Alienware m15 Ryzen Edition R5について見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。

・15.6インチパネル搭載のゲーミングノートPCとしてはスリム
・AMD Ryzen R7/R9プロセッサ+NVIDA GeForce RTX30シリーズグラフィックス搭載モデルが用意されており、高い描画処理能力を誇る
・ゲーミングPCらしさを感じさせるデザイン

いかにもゲーミングマシンというデザインを採用しており、ゲームに没頭できるよう設計されています。性能面も非常に優れているので、ゲームを快適に楽しみたいが、ボディはなるべくコンパクト/スリムな方がいい、時には外でゲームしたい、という人にオススメです。