DELL Inspiron 3647 レビュー

DELLパソコンの購入に役立つ情報を提供するサイトです。
Inspiron 3647の詳細なレビューを示します。Inspiron 3647の購入を検討されている方に役立つ情報が満載!
HOME > DELL製品情報 > Inspiron 3647レビュー
  • デル即納モデル
  • DELLデスクトップパソコンをシリーズで選ぶ
  • DELLノートブックパソコンをシリーズで選ぶ
  • DELLパソコンをインチで選ぶ
  • DELLパソコンを筐体で選ぶ
  • DELLパソコンをキャンペーンで選ぶ
  • DELLパソコンをランキングで選ぶ
  • DELLモニタを選ぶ
  • 法人向けデルパソコン
  • デルパソコンカスタマイズ講座
  • 他社パソコン比較購入ガイド
  • HP比較購入ガイド
  • レッツノート比較購入ガイド
  • 富士通パソコン比較購入ガイド
  • レノボ比較購入ガイド
  • Microsoft Surface
DELL
Inspiron 3647レビュー/スリムタイプのエントリーマシン!
ここでは、DELLのスリムタイプマシンInspiron 3647の特徴について詳しくレビューします。

Inspiron 3647レビュー

【レビュー目次】
[スポンサーリンク]
1)スリムでコンパクトなボディを採用

Inspiron 3647の最も大きな特徴は、ボディにスリム/コンパクトなスモールフォームファクタを採用している点。幅は10.2cm、高さは26.7cm、奥行きは38.1cmしかありません。


雑誌と比べてみると、コンパクトさがよくわかると思います。高さはほぼ同じ。


片手で握れる大きさです。


Inspiron 3647を抱えてみるとこんな感じ。デスクトップとしては非常に小さいのがわかります。


DELLのエントリシリーズであるInspironとしては、この3647のほかに3847が用意されています。3647がスリムタイプなのに対し、3847はミニタワー型筐体を採用(Inspiorn 3847のレビューはこちら)。上の写真の左が3847、右が3647です。


幅、高さ、奥行きのすべてにおいて3647の方がコンパクトなのがわかります。

 
Inspiron
3847
Inspiron
3647
 
Inspiron 3847
Inspiron 3647
筐体
ミニタワー
スモールフォームファクタ
寸法
幅178mm
×
高さ369mm
×
奥行き432mm
幅102mm
×
高さ267mm
×
奥行き381mm
コンパクトさでは3647が圧倒的に有利ですが、3847ではミニタワー型筐体を採用しているとあって、性能面の面では3847の方に軍配が上がります。


Inspiron 3647をセットアップしたところ。このコンパクトさであれば、机の上に置いてもそれほど邪魔にならないですね。

2)エントリマシンとしては十分なレベルのパフォーマンス
Inspiron 3647は、DELLの中でエントリマシンとして位置づけられるデスクトップです。なお、スリムマシンInspiron 3647の下位モデルとしてて、スペックダウンしたInsprion 3646が用意されています。価格重視の方は3646を検討してみてもいいかもしれません(Inspiron 3646レビュー / Inspiron 3646と3647の違い)。

Inspiron 3647の主なスペックは次のとおり。

 
Inspiron 3647
CPU
インテル
Pentium/
第4世代Core i3/i5
メモリ
4GB(シングルチャネル)
/8GB(デュアルチャネル)
ストレージ
500GB/1TB HDD(7200回転)
グラフィックス
インテルHDグラフィックス
光学ドライブ
DVD
ワイヤレス
Bluetooth+WiFi
端子類
前面:USB 2.0 x 2、8-in-1メディアカードリーダー、マイク/ヘッドフォンジャック

背面:USB 3.0 x 2、USB 2.0 x 4、HDMI、VGA、RJ-45(10/100/1,000 Ethernet)、3極オーディオジャック(5.1サラウンドサウンドをサポート)
メモリスロット
DIMMスロット×2
CPUにはコストパフォーマンスに優れたPentiumに加え、第4世代インテルCore i3/i5プロセッサの中から選択可能。多彩な選択肢が用意されているのはうれしいですね。

価格重視ならPentium、パフォーマンス重視ならCore i5、バランス重視ならCore i3がお勧めです。

メモリは4GB/8GBモデルが用意されています。メモリスロットは2つ搭載。4GBメモリを搭載したモデルの場合には、 スロットを1つのみ使用しているため、増設することが可能です。

ストレージにはHDD(500GB/1TB)のみを選択可能。高速アクセス可能なSSDは選択できません。

グラフィックには、チップセット内蔵タイプのインテルHDグラフィックスのみが選択できます。高性能なカードタイプのグラフィックは選択肢に用意されていません。したがって、動画/画像の編集、3Dゲームのような、高い描写力を必要とするタスクに使用するのは厳しいと思います。あくまでエントリーデスクトップとしての位置づけです。

光学ドライブにはDVDスーパーマルチドライブのみを選択可能。ブルーレイドライブは用意されていません。

Inspiron 3647では、エントリー/ベーシック/プレミアムの3つのパッケージが用意されています。

 
エントリー
ベーシック
プレミアム
CPU
インテルPentium G3250デュアルコア(3M キャッシュ, 3.2GHz)
第4世代インテル Core i3-4160 プロセッサー (3M キャッシュ, 3.6 GHz)
第4世代インテル Core i5-4460S プロセッサー (6M キャッシュ, 最大 3.4 GHzまで可能)
メモリ
4GB
4GB
8GB
HDD
500GB
1TB
1TB
性能
低 ←                        →  高

今回レビューしたのは、ベーシックパッケージです(CPUはCore i3-4150)。


WIN SCORE SHAREを使って、マシンのパフォーマンスを表すWindowsエクスペリエンスインデックスの値をチェックしてみました。エントリマシンとしては、十分なレベルのパフォーマンスを発揮できることがわかります。

次にCPU-Zを使って、CPU/メモリ/グラフィックスの詳細をチェック。


CPUには、インテルCore i3-4150を搭載。コア数は2、スレッド数は4です。


メモリには、DDR3の4GBを搭載。前述したように、1つのスロットのみを占有しているため、増設することが可能です。


グラフィックにはインテルHD4400を使用しています。

このようにInspiron 3647はスリムマシンでありながら、一定レベル以上のパフォーマンスを発揮できる構成に仕上がっているのがわかります。ただし、当然ながら拡張性はあまり期待できないので注意が必要です。
3)使用してみた感想
実際にInspiron 3647を使用してみたところ、キビキビ快適に動いてくれます。Web閲覧、メール、SNS、ビジネスアプリ、動画再生といった、作業負荷の高くない一般的なタスクであればストレス無く作業することができると思います。

実際、DELL製品ページのレビューを見たところ、低価格ながらパフォーマンスには満足という、書き込みが多く見受けられました。

またデフォルトでBluetooth/WiFi(IEEE802.11 b/g/n)に対応しているので、ワイヤレス環境が構築されていれば、ケーブルがなくてもインターネットにすぐに接続可能です。デスクトップの場合、WiFi機能はオプションとしているモデルが多いのですが、標準で装備されているのはうれしいですね。ケーブルが不要となるので設置場所の自由度が高くなります。

あと、動作時の静粛性が高いと思います。不快なファンの音があまりせず、静かな環境で使用していても音が気になることはほとんどありませんでした。

また、意外とサウンドもいいですね。Waves MaxxAudio 4搭載HDオーディオに対応しており、音の広がりを感じることができました。


Inspiron 3647では、データ/コンテンツ保存用にDropbox(容量20GB)を1年間無料で使用することができます。複数のデバイスでデータを扱うことがある場合に重宝しそうです。

4)各パーツをチェック
4-1)前面部

Inspiron 3647の前面部には光沢加工が施されており、ピカピカの状態です。


前面部右上には、電源ボタンとHDDステータスランプが配置されています。



電源ボタンを押すと、ボタンが点灯します。動作時には白、スリープ時にはオレンジが点灯します。

電源ボタンの左側にはHDDステータスランプが配置されており、HDDへのアクセスが発生しているときに点灯します。したがって、ここを見ればマシンの状態を確認できます。



前面上部の左側には、各種端子が配置されています。


フタで覆われているので、使用する際には右下隅の部分を指で軽く押してやります。


上から順に、8:1メディアカードリーダー、イヤホン端子、マイク端子、USB2.0端子×2が配置されています。カバーがあるとホコリ対策になります。


こんな風にUSBデバイスを接続することが可能。前面部に端子があると、抜き差しがしやすくて便利です。


右側には光学ドライブが配置されていますが、トレイをオープンするには、左下の取り出しボタンを押します。


するとトレイが飛び出してきます。スリムボディのため、光学ドライブは縦向きに配置されています。


前面下部にはDELLロゴが配置されています。その横には、搭載しているプロセッサを表すシールが貼り付けられています。

前面部の周辺部にはつや消しのシルバーを採用。落ち着いた印象を与えます。

4-2)上面部/側面部

上面部。


前の方には、サポートを受ける際に必要となるサービスタグ/エクスプレスサービスコードが印字されています。この位置にあると参照しやすくていいですね。


後ろの方には通気孔が配置されています。



右側面部。Inspironのロゴと通気孔が見えます。


左側面部。こちら側には何も配置されていません。

ちなみに両側面部に、接地したとき用の「足」が配置されていないので、Inspiron 3647では横置きは推奨されていないようです。

Inspiron 3647では、あまり高さもあまりないので、あえて横置きにする必要性は少ないとDELLの方で判断したのかもしれません。

4-3)背面部

背面部。


一番上には拡張カードを搭載するためのスロットが搭載されています。Inspiron 3647で用意されているのは、PCI Express x16が1基、PCI Express x1が1基の合計2基です。ただし、スモールフォームファクタ筐体を採用しているため、搭載できるカードには物理的な制約があるので注意してください。


中段右側には各種端子が配置されています。

オーディオ端子、VGA端子、HDMI端子、USB 3.0×2、USB2.0×4、LAN端子(10/100/1,000 Ethernet対応)が配置されています。

HDMI端子を標準で搭載しているので、液晶テレビなどにパソコンの映像/画像を簡単に表示させることができます。HDMI端子のほかにアナログのレガシー端子であるVGAも搭載しているので、HDMI端子のない古いモニタに接続したい場合でも安心です。

また、HDMI端子とVGA端子の両方の映像出力端子を使ってのデュアルモニタ構成にも対応しているため、2つの液晶に画面を表示させて、作業の効率化を図ることが可能です。


一番下の左側には電源ケーブルスロットが配置されています。


背面部には、セキュリティケーブルスロットが用意されているので、ケーブルをつなげば盗難を防ぐことが可能です。

4-4)筐体内部

Inspiron 3647では、背面にある2つのネジを外すことで、簡単に筐体内部にアクセスできます。

内部は上の写真のようになっています。スリムボディを採用しているだけあって、パーツがぎっしりと詰め込まれています。
5)まとめ

DELL Inspiron 3647の特徴をまとめると次のようになります。

・高さ、幅を抑えた非常にコンパクトなスモールフォームファクタ筐体を採用
・省スペース設計でありながら、エントリレベルとしては十分な性能を発揮できる
・優れたコストパフォーマンスを実現
・コンパクトさを突き詰めた結果、拡張性は期待できない


このように、Inspiron 3647は、一定レベル以上の性能が必要だが、できればコンパクトマシンが欲しいという人にお勧めです。

DELLデスクトップ一覧ページ(DELL Webサイト)
DELLラインアップ シリーズ早見表
DELLラインアップ デスクトップ早見表 ノートブック早見表