デル XPS 17(9700)について詳しく解説します。
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![]() XPS 15(9500/2020年モデル)は、17.0インチ液晶を搭載したノートPC。XPSシリーズで17インチ搭載モデルが投入されるのは久しぶりです。
→XPSシリーズノートPC最新ラインアップ →デル17インチノートPC最新ラインアップ ![]()
XPSは、DELLのノートPCにおいてハイパフォーマンスシリーズに位置づけられており、デザインの良さと高性能を両立させています。
New XPS 17(9700)の主な特徴は次のとおり。 ・4辺スリムベゼル採用 ・非常にスリム/コンパクトな17インチノートPC ・アルミボディのスタイリッシュデザイン ・第10世代インテルCoreプロセッサを搭載 ・4K+パネル搭載モデルが用意されている ・Adobe RGB100%カバー/DCI-P3 94%カバーのディスプレイ搭載 ・NVIDIA GeForce GTX1650 Ti/RTX2060グラフィックス搭載モデルを選択可能 ・4つのUSB TypeC端子すべてがAlt Mode-DisplayPort/PowerDelivery/Thunderbolt 3に対応 液晶の4つの外枠(ベゼル)がスリムな4辺スリムベゼルを実現。画面への没入度を高めることができるうえに、ボディのコンパクト化に貢献しています。 さらに第10世代インテルCoreプロセッサ+16GB/32GBメモリ+NVIDIA GeForce GTX1650/RTX2060Ti搭載モデルを選択できるため、高い処理能力/描画処理能力を発揮できる仕様に構成可能です。 ![]() DELL Webサイトの製品ページを確認する → XPS 17(9700) ![]() 【目次】
・1)4辺スリムベゼル
・2)アルミボディのスリムデザイン ・3)高パフォーマンスを発揮できるスペック ・4)パッケージ別のスペックをチェック ・5)使い勝手をチェック ・6)各パーツをチェック ・7)まとめ *ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。
![]() 1)4辺スリムベゼル
![]() XPS 17(9700)では、パネルの4つの外枠(ベゼル)がすごくスリムなデザインを採用。
このおかげで、画面への没入度を高められるほか、ボディをコンパクトにすることができ、17インチディスプレイ搭載モデルでありながら、15インディスプレイ搭載モデルと同等のサイズを実現しています。
また、一般的なパネルの縦横比率は16:9ですが、XPS 17(9700)では16:10のパネルを採用。縦方向に広く表示できるので、縦にスクロールすることの多いブラウザを使用するときなどに見やすいと思います。
![]() 同じXPSシリーズのXPS 13(2020年モデル/13インチパネル搭載)も4辺ベゼルスリムを採用しています。実際に使ってみて、画面に集中することができました。
→参考:XPS 13(9300)レビュー XPS 17の画面占有率は93.7%。同じく4辺スリムベゼルを採用したXPS 15の92.9%、XPS 13の91.5%を上回っています。
![]() ![]() 2)アルミボディのスリムデザイン
![]() XPS 17(9700)は、アルミニウムボディを採用。CNC機械加工で削り出されているため、精密な仕上がりになっています。アルミ特有の高い質感を実現した、洗練されたデザインです。
![]() 底面部もアルミニウムを採用。
![]() 厚さは約19.5mmしかありません。高性能グラフィックスを搭載できる17インチノートPCとしては非常にスリムです。
![]() パームレスト部分に、強度が高く軽いカーボンファイバを採用することにより、軽量化を実現しています。上の画像を見ると、カーボンファイバ特有の模様が浮き出ているのがわかりますね。
重量は最小構成で2.11kg(最も重い構成で2.51kg)です。一般的な15インチノートPCと同じくらいか、ちょっと重いくらいの重量です。これぐらいの重さなら、がんばれば外に持ち出して使えると思います(ちなみに昔のXPS 17は3.43kgもありました・・・)。 ![]() ![]() 3)高パフォーマンスを発揮できるスペック
New XPS 17(9700)の主なスペックは次のとおり。同じXPSシリーズの15インチノートPC XPS 15(9500)と比較してみました。
→参考:XPS 15(9500)詳細情報
CPUは、第10世代Core i7/i9搭載モデルを用意。ノートパソコンに用いられることの多い末尾に「U」が付いた省電力タイプではなく、「H」の付いた高性能タイプのプロセッサを搭載しています。
インテル Core i7-10750Hは6コア搭載プロセッサ。コア数が多いため、複数のタスクを同時処理する能力に優れています。インテル Core i7-10875H、Core i9-10885Hは8コア搭載です。 メモリは16GB/32GB搭載モデルを用意。一般的な用途(Web閲覧/ビジネスアプリの操作/動画再生など)であれば16GBの容量で十分だと思いますが、動画/画像の編集作業などのヘビーな作業を快適にこなしたい、という人向けに32GBメモリ搭載モデルも用意されています。 ストレージはSSDのみを搭載。HDDは選択できません。
SSDは、HDDに比べて、高速アクセス可能/耐衝撃性に優れる/静か、というメリットがあります。容量512GB/1TB搭載モデルを選択可能。 光学ドライブは搭載されていません。
グラフィックスには、NVIDIA GeForce GTX 1650Ti搭載モデルを選べます。高い描画処理能力を発揮できるので、動画/画像の編集作業を快適に行うことが可能。 GeForce RTX 2060は、GTX 1650Tiよりも上位に位置づけられるグラフィックス。このスリムさ/コンパクトさで、圧倒的性能を誇るRTXシリーズを搭載できるのは非常に魅力的です。 この記事執筆時点では、CPU内蔵タイプのグラフィックスを構成したモデルは用意されていないので、あくまで描画処理能力にこだわる大画面ノートPCとして位置づけられています。基本構成が充実しているので最小構成でも20万円台後半という豪華構成になっています。 この構成を見れば、デスクトップと同等クラスの性能を発揮できる仕様になっているのがわかりますよね。 ![]() ![]() 4)各パッケージのスペックをチェック
XPS 17 (9700)のパッケージをチェックしてみましょう。
(上記価格はクーポン適用前の価格です。クーポン適用すると、さらに安く購入できます)
現時点では、4種類のプラチナと1種類のスプレマシーが用意されています。(それぞれのパッケージには、Office無し/付きモデルが用意されています)。
プラチナモデルはインテルCore i7プロセッサを搭載。プラチナモデルの選択肢としては、
・CPUの種類 ・メモリの容量 ・SSDの容量 ・ディスプレイの解像度 ・グラフィクス の5つが用意されています。 メモリの容量として、16GB/32GB搭載モデルを選択可能。SSDの容量として512GB/1TBのいずれかを選択できます。 さらにはディスプレイの解像度を選べます。表示の綺麗さにこだわるのであれば、UHD+(3840×2400ドット)のパネルを搭載したモデルがオススメですが、普通に動画を見る、Webを閲覧することができればOKで画質にはそれほどこだわらない、というのであればフルHD+パネルでも十分だと思います。 グラフィックスには、NVIDIA GeForce GTXシリーズの1650Tiに加えて、上位のRTXシリーズのRTX2060搭載モデルを選択できます。 スプレマシーモデルは、第10世代インテルCore i9+32GBメモリ+1TB SSD+NVIDIA GeForce RTX2060という、ノートPCとしては性能にこだわった仕様になっています。 ![]() ![]() ![]() 5)使い勝手をチェック
XPS 17(9700)の使い勝手をチェックします。
■指紋認証/顔認証あり
キーボード右上に配置されている電源ボタンに指紋認証リーダーが装備されているので、指紋認証によるログインが可能です。
またスリムベゼルながら、ディスプレイ上部にIRカメラを搭載しており、顔認証も実行できます。 ■強力な排熱機構■
![]() 高性能グラフィックスを搭載しているため、適切に排熱しなければ、処理速度が低下してしまいます。XPS 17(9700)では、デュアルオポジットアウトレットファンを搭載。全体的な通気量が増加するため、温度低下に寄与します。
また大きなベイパーチャンバーを搭載しており、放熱効果を高めています。
■WiFi6対応
インテルWiFi6チップセットを搭載したKiller AX1650を採用しているため、WiFi6環境を構築していれば、より高速なネット接続を実現できます。
【規格による通信速度の違い】
■クワッドスピーカー搭載
キーボードの左右に1つずつスピーカー(1.5W×2)、底面の左右に1つずつウーファ(2.5W×2)の
計4つのスピーカーを搭載したクワッドスピーカーシステムを採用(合計8W)。広がりのあるサウンドを楽しめます。ウーファを搭載することでしっかりと重低音を響かせることができます。
またノートパソコンとして史上初めてスピーカー用のWave NX 3Dオーディオを搭載しています。 ![]() ![]() 6)各パーツをチェック
XPS 17(9700)の各パーツをチェックします。
![]() ■ディスプレイ
![]() ディスプレイは17.0インチパネルを搭載。前述したとおり、16:10の縦横比率のパネルを採用しています。FHD+パネル搭載モデル/UHD+パネル搭載モデルを選択できます。
UHD+パネルは、FHD+の4倍のドット密度を実現。より精細感のある表示が可能です。17インチという大きなパネルを採用しているので、FHD+の解像度ではちょっと持て余すかもしれません。広い表示領域を確保したければ、UHD+パネルがオススメです。
【光沢/反射防止パネル】
FHD+は非光沢パネル、UHD+パネルは反射防止パネルを採用。
非光沢パネルの場合、映り込みやぎらつきが少ないので長時間作業する際の眼の疲れを軽減できますが、色の鮮やかは光沢パネルに劣ります。
反射防止パネルは、光沢パネルと非光沢パネルのいいとこ取りをしたパネルで、光沢パネルよりも映り込みが発生しづらく、非光沢パネルよりも色の表現が鮮やかです。 【タッチパネル】
FHD+パネルは非タッチパネル、UHD+パネルはタッチパネルです。
【輝度】
輝度が500ニットの明るいパネルを搭載しているため、くっきりと表示させることができるうえ、明るい環境でも見やすいと思います。
【色域】
FHD+パネル/UHD+パネルの両方で、Adobe RGBカバー率100%を実現。さらにAdobe RGBよりも広い色域を表現できるデジタルシネマの規格DCI-P3のカバー率94%を実現し、広い色範囲を表示することができます。一般的なモニタよりも、多くの色を忠実に表現できるため、クリエイターワークにぴったりです。 【リフレッシュレート】
なお、リフレッシュレートに関する記載はないのでおそらくは60Hzでしょう。ゲーム向けの場合144hzが採用されることが多いので、快適に楽しみたい場合にはちょっと不満が残りそうです。
![]() ■キーボード
![]() 通常、17インチノートPCの場合、テンキーを搭載するモデルが多いのですが、XPS 17(9700)では非搭載です。
非搭載だと、数字入力する場合にちょっと面倒ですが、キーボードがボディの真ん中に配置されるため 、キー入力するときに画面の中心に体を配置できるというメリットがあります。 動画・画像の編集作業を行うときには、ずっと画面を見続けることになるので、画面の中心に体の軸を合わせることができるほうが、ストレスは少ないと思います。 マニュアルによるとキーピッチ(キー間の距離)は19.05mm。さすがは17インチノートPC。ボディが大きめのため、フルサイズのキーボードを採用しています。なので、窮屈さは感じないと思います。 ■ブラックバックライトキーボード(日本語) ■ブラックバックライトキーボード(US/インターナショナル) のいずれかを選択可能です(価格差は設けられていません)。 ![]() ■右側面部
![]() 右側面部。1) 2 x Thunderbolt 3(PowerDeliveryおよびDisplayPort対応)、2)フルサイズSDカードリーダー、3)3.5 mmヘッドホン/マイクロフォンコンボジャックを配置。
![]() ■左側面部
![]() 左側面部。4)くさび型ロックスロット、5)2 x Thunderbolt 3(PowerDeliveryおよびDisplayPort対応)を配置。
USB端子は合計4つ(右側面部に2つ、左側面部に2つ)装備されていますが、すべてType-C端子。従来からあるType-A端子は用意されていないので、Type-A端子を重用している場合は注意が必要です。
XPS 17(9700)に搭載されている4つのUSB Type-C端子はすべて、Alt Mode-DisplayPort/PowerDelivery/Thunderbolt 3に対応。
日頃は、大画面モニタに接続して作業する場合には、USB Type-C入力端子を備えたモニタに接続することにより、USB Type-Cケーブル一本で接続するだけで、外部映像出力と充電を同時に行うことができます。
Thunderbolt 3端子と対応機器を接続することで、最大40 Gbpsという圧倒的速さでデータをやりとりすることが可能。これは一般的なUSB 3.1(Gen 1)の8倍、高速なUSB 3.1(Gen 2)規格の4倍の数値です。
XPS 17(9700)は、動画/画像編集を念頭に置いた設計になっているため、大容量データのやりとりが必須となります。4つのUSB端子すべてがThunderbolt 3に対応しているので、どの端子に接続しても高速データ転送できるのは非常に使い勝手がいいと思います。
なお、XPS 17(9700)には電源端子が設けられていません。他のXPSシリーズのノートPC同様、USB Type-C端子に接続するタイプを採用しています。したがって、充電中は、使えるUSB端子は3つになります。
![]() ■底面部
![]() 底面部。背面部側に通気孔が配置されています。左右に穴が開いていますが、ここにそれぞれウーファーが配置されており、低周波のオーディオ出力を強化します。ウーファーがあると、迫力ある重低音を楽しむことが可能です。
![]() ![]() まとめ
![]() 以上、XPS 17(9700)について解説しました。主な特徴をまとめると次のとおりです。
・4辺スリムベゼル採用 ・非常にスリム/コンパクトな17インチノートPC ・アルミボディのスタイリッシュデザイン ・第10世代インテルCoreプロセッサを搭載 ・4K+パネル搭載モデルが用意されている ・Adobe RGB100%カバー/DCI-P3 94%カバーのディスプレイ搭載 ・NVIDIA GeForce GTX1650 Ti/RTX2060グラフィックス搭載モデルを選択可能 ・4つのUSB TypeC端子すべてがAlt Mode-DisplayPort/PowerDelivery/Thunderbolt 3に対応 スリムでスタイリッシュなボディ+高い描画処理能力を実現したハイエンドの大画面ノートPCに仕上がっています。 動画/画像の編集作業などのクリエイティブワークがメインのユーザー層にとっては非常に魅力的だと思います。 ![]() DELL Webサイトの製品ページを確認する → XPS 17(9700) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 新春セール開催中!DELLの対象製品を注文する際にクーポンを利用すれば最大17%オフになるキャンペーン実施中です(2021年1月25日(月)迄)!! ![]() ![]() ![]()
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