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Inspiron 16 Plus(7620)について解説しています。
Inspiron 16 Plus(7620)について解説しています。
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DELL Inspiron 16 Plus(7620))は、16インチ液晶搭載ノートPCです。Inspironシリーズの最上位に位置づけられる7000シリーズに属しており、高性能グラフィックス(NVIDIA GeForce RTX)搭載モデルを選択できます。 
Inspiron 16 Plus(7620)の主な特徴は次のとおり。
・16インチ液晶搭載
・縦横比16:10のパネルを採用 ・3K (3072 x 1920) の高解像度パネルを採用 ・第12世代インテルCore-Hプロセッサを搭載 ・グラフィックスにNVIDIA GeForce RTX 3060を搭載したモデルを選択可能 ・スリムボディ
ここではInspiron 16 Plus(7620)の特徴・スペック等について詳しく解説したいと思います。
(*追記：第13世代インテルCoreプロセッサ搭載の後継モデルInspiron 16 Plus(7630)が登場しました)
(*DELLパソコンの4桁の型番(本モデルの場合「7620)を確認する方法はこちら)
DELL Webサイトの製品ページを確認する → Inspiron 16 Plus(7620)詳細情報 【Inspiron 16 Plus(7610)実機レビュー】
Inspiron 16 Plus(7620)の先代モデルに位置づけられるInspiron 16 Plus(7610)について解説します。詳しくはInspiron 16 Plus(7610)実機レビューを参照してください。
    【目次】
1）16インチパネル搭載モデル
2）充実したスペック(第12世代インテルCore-Hプロセッサ搭載) 3）パッケージをチェック 4）スリムボディ 5）アルミニウム製カバーを採用 6）特徴をチェック 7）各パーツをチェック 8）まとめ *ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。
1）16インチパネル搭載モデル
液晶には16.0インチパネルを搭載。
 従来は16:9のアスペクト比を搭載したモデルが多かったのですが、本モデルでは16:10のアスペクト比のパネルを採用。縦に広く表示することができます。
また3Kの解像度(3072×1920ドット)という高精細のパネルを採用。非常に精細感の高い表示が楽しめると思います。
sRGB 100%のカラーカバレッジを実現しており、より色鮮やかな表現が可能です。再現できる色の範囲が広いので、忠実な色表現の必要なをクリエイティブワークにも向いていると思います。
非光沢タイプのパネルを採用しているため、映り込みが発生しにくく、長時間画面を見続けても目が疲れにくいです。タッチパネルは非搭載。
2)充実したスペック(第12世代インテルCore-Hプロセッサ搭載)
Inspiron 16 Plus(7620)の主なスペックは次のとおり。先代モデルのInspiron 16 Plus(7610)と比較してみました。
【Inspiron 16 Plus(7620)の主なスペック】
【CPU】
CPUには、第12世代インテルCore i7-12700Hプロセッサ搭載モデルを用意。
第12世代インテルCoreプロセッサの種類として、高性能マシンに搭載される「Hシリーズ」、標準的な使い方が想定されるPC向けの「Pシリーズ」、モバイルタイプのPC向けの「Uシリーズ」の3つ挙げられます。その中でInspiron 16 Plus(7620)はパフォーマンス重視の「Hシリーズ」プロセッサを採用しています。
搭載しているプロセッサの主な詳細は次のとおりです。
■第12世代インテルCoreプロセッサの特徴■
第11世代プロセッサでは同じ特徴を持つコアを搭載していましたが、第12世代プロセッサでは特徴の異なる2種類のコア(Performance-coresとEfficient-cores）を混在させています。コア数を単純に増やすとマルチスレッド性能は向上しますが、消費電力が大きくなってしまいます。第12世代プロセッサでは、パフォーマンスが低めながら消費電力の小さいEfficient-coresとパフォーマンスが高いPerformance-coresを使い分けることにより、パフォーマンスを高めつつ消費電力を抑えることが可能になっています。
【メモリ】
メモリは16GB/32GB搭載モデルを選択可能。大容量のメモリを搭載できます。
いずれも、2枚のメモリで構成されるデュアルチャネルシステムを採用。
 従来のDDR4メモリではなく、次世代のDDR5メモリを搭載しています。
DDR4よりも大幅に高速化されていると言われており、デルWebサイトには、DDR4よりも「1.5倍の帯域幅を実現」していると記載されています。
第12世代インテルCoreプロセッサのパフォーマンスを最大限引き出すには、DDR5メモリが不可欠と言われています。
【ストレージ】
ストレージは高速アクセス可能なSSDを搭載。
容量は512GB/1TBを選択できます。このぐらいの容量を確保できるのであれば、容量不足に陥るケースは少ないでしょう。
【グラフィックス】
グラフィックスに関しては、CPU内蔵タイプのインテルIris Xeグラフィックスを搭載したモデルと、より高性能なNVIDIA GeForce RTXシリーズのNVIDIA GeForce RTX 3060を搭載したモデルを選択可能。
RTXシリーズは、NVIDIAのグラフィックスの最上位に位置づけられます。
【スペックまとめ】
この構成を見る限り、基本性能は充実しています。高い描画処理能力が必要ないのであればCPU内蔵グラフィックス搭載モデル、描画処理能力を必要とするのであればNVIDIA GeForce RTX3060を搭載したモデルがオススメ。
3)パッケージ別のスペック
パッケージ別のスペックをチェックしてみましょう。
【Inspiron 16 Plus(7620)のパッケージ別のスペック】
3種類のプラチナパッケージが用意されています。
スペックが異なるのはメモリの容量/SSDの容量/グラフィックスの3つ。
(*2022年6月7日に発売されたばかりのモデルのため、まだクーポンが適用されません。発売後しばらくすると、クーポンが適用されると思うので、それまで待った方が安く買えると思います)
■プラチナ→最もコストパフォーマンスに優れたパッケージ。Core i7+16GBメモリの組み合わせのため、高いパフォーマンスを発揮できます。ただし、グラフィックスはCPU内蔵タイプのインテIris Xeグラフィックスで描画処理能力は低めのため、本格的な動画・画像編集作業には不向きです。
大きいパネルで映像を楽しみたいが、描画処理能力の必要なタスクを行うことは想定していない、さらには価格を重視したい人にオススメ。
■プラチナ（大容量SSD・RTX3060搭載）→プラチナよりも、SSDの容量が倍の1TBになっているほか、グラフィックスにスクにはNVIDIA GeForce RTX 3060を搭載。高い描画処理能力を誇ります。
プラチナよりも、処理能力にこだわりたい人におすすめ。
■プラチナ（大容量メモリー&SSD・RTX3060搭載）→Inspiron 16 Plus(7620)の最上位モデル。プラチナ（大容量SSD・RTX3060搭載）パッケージからメモリ容量が倍の32GBになっています。
大きなパネルを搭載しつつスリムなボディに仕上がったノートパソコンで、負荷の高い作業を快適に処理したい人におすすめ。クリエイティブワークをメインに考えているのならこのパッケージがおすすめ。
DELL Webサイトの製品ページを確認する → Inspiron 16 Plus(7620)詳細情報 4）スリムボディ
 Inspiron 16 Plus(7620)は、高性能グラフィックス搭載可能なノートPCながらスリムなボディを実現。最厚部でも18.99mmしかありません。
重量は2.045kg。気軽に持ち運べる重さではないため、据え置きタイプとしての使用がメインになると思います。
5）アルミニウム製カバーを採用
 天板部にはアルミニウム製外部シェルを採用。スタイリッシュなデザインに仕上がっていると思われます。
カラーリングはダークグリーンのみ。落ち着いた色合いです。
6）特徴をチェック
Inspiron 16 Plus(7620)の特徴をチェックします。
■搭載している端子類
搭載している端子類は、次のとおり。
・HDMI2.0×1
・USB 3.2 Gen 1 Type-A×2 ・USB 4 Type-C×1（DisplayPort/Power Delivery/Thunderbolt 4対応） ・ユニバーサル・オーディオ・ジャック×1 ・microSD/SDカードリーダー(搭載するグラフィックスにより異なる)
有線LAN端子は用意されていないので、有線でネットに接続する場合には別途アダプタを用意する必要があります。
NVIDIA GeForce RTX 3060搭載モデルにはmicroSDカードリーダー、それ以外のグラフィックス搭載モデルにはSDカードリーダーが配置されています。
Inspiron 16 Plus(7620)に搭載されているUSB端子は次のとおり。
【搭載しているUSB端子の種類と位置】
従来から使われているUSB Type-A端子を2つと、より小さくて前後の向きのないType-C端子を1つ搭載。
【USB Type-Cのスペック】
Inspiron 16 Plus(7620)に搭載されているUSB Type-C端子で使える機能は上の表のとおり。Alit Mode DisplayPortとPowerDeliveryに対応しているため、USB Type-C端子を使って、外部映像出力および受給電が可能です。
またThunderbolt 4に対応しているため、対応器機を接続すれば最大40Gbpsでデータのやりとりが可能になります。
■外部映像出力
Inspiron 16 Plus(7620)に搭載されている映像出力端子は次のとおり。
Inspiron 16 Plus(7620)に搭載されているUSB Type-C端子は、Alt Mode-DisplayPortに加えて、PowerDelivery対応にも対応しているため、対応モニタと接続すればUSB Type-Cケーブル一本で、映像出力と充電を同時実行できます。
外出先から戻ってきたら、ケーブル一本接続するだけで外部映像出力と充電が可能なので、かなり使い勝手はいいと思います。 HDMIとUSB Type-C端子を使って、自前のディスプレイ+外付けモニタ2台の3画面同時出力ができるはずです。
■Webカメラにプライバシーシャッター搭載
Inspiron 16 Plus(7620)のWebカメラは液晶上部に配置されています。30 fpsで1080pのフルHDカメラを搭載しているため、従来搭載されていた720pカメラよりも高精細な画像/映像を記録できます。
Webカメラにはメカニカルプライバシーシャッターを搭載。カメラ上部にあるスライダを指でずらすだけで、カメラにフタをすることができ、カメラに何も写らないようにすることで画像/映像流出問題を回避できます。
■デュアルマイク搭載
背景音を最小限に抑えるAIベースのノイズ リダクションとエコーキャンセルを備えたデュアル マイクを搭載しています。
解像度の高いWebカメラとデュアルマイクの組み合わせにより、ビデオ会議における快適性をアップさせることができます。
■WiFi6に対応
Inspiron 16 Plus(7620)はWiFi6(IEEE802.11 ax規格)に対応しているので、WiFi6が使える環境であれば、高速にネット接続できます。
【規格による通信速度の違い】
■クワッドスピーカーを搭載
 キーボード上部に2つ、底面部左右に2つの計4つのスピーカーを搭載したクアッドスピーカーシステム(2×4W=8W)を採用。広がりのあるサウンドを楽しめるようになっています。
底面部の2つのスピーカーはウーファを備えており、重低音を響かすことができます。
■130Wアダプタを同梱
Webページの説明によると130W型のACアダプタを採用。CPU内蔵グラフィックス搭載モデルの場合、USB Type-C端子に接続するタイプなので、充電時にはUSB Type-C端子が占有されます。
■ブルーライト低減
ComfortView Plusテクノロジーに対応しており、目に有害なブルーライトの放出を低減させることができます。
■指紋認証
DELL製品ページには「指紋認証」に関する説明はありません。
7）各パーツをチェック
■キーボード
 (上の画像は英語キーボードを搭載していますが、国内販売モデルには日本語キーボードが搭載されます)
カーボンブラックのキーボードを搭載。先代モデルは
テンキー付きのキーボードを採用していましたが、Inspiron 16 Plus(7620)ではテンキーは配置されていません。数字を入力するときにちょっと不便ですが、キーボードがボディの左寄りではなく中央に配置されるため、ずっと画面を見ながら作業する際に、作業に集中しやすいと思います。
バックライトが標準で装備されています。マニュアルによると、キーピッチ(キー間の横の距離)は19.05mm(先代モデルは18.7mm)。フルサイズキーボードのキーピッチが19mmなので、同じくらいのキーピッチを確保。したがって窮屈さは感じないでしょう。
キーボードの右上に電源ボタンを配置。
■右側面部
搭載しているグラフィックスにより、利用できる端子類が異なります。
【NVIDIA GeForce RTX3060搭載モデル】
1)microSDカードリーダー
2)ユニバーサル ヘッドセット ジャック 3)USB 3.2 Gen1 Type-A ポート 【それ以外のグラフィックス搭載モデル】
1)ユニバーサル ヘッドセット ジャック
2)USB 3.2 Gen1 Type-A ポート 3)SDカードリーダー
■左側面部
 1）電源ジャック
■底面部
 1）2）スピーカー(ウーファ)
3）サービスタグ 高性能グラフィックス搭載モデルの場合、排熱を効率的に行わないとパフォーマンスが低下してしまうため、通気孔が大きめに取られているのがわかります。
まとめ
以上、Inspiron 16 Plus(7620)について解説しました。主な特徴は次のとおり。
・16インチ液晶搭載
・縦横比16:10のパネルを採用 ・3K (3072 x 1920) の高解像度パネルを採用 ・第12世代インテルCore-Hプロセッサ/DDR5メモリを搭載 ・グラフィックスにNVIDIA GeForce RTX 3060を搭載したモデルを選択可能 ・スリムボディ CPU内蔵グラフィックス搭載モデルも用意されていますが、基本的には描画処理能力を必要とする人向けのハイエンドマシンに位置づけられると思います。なのでNVIDIA GeForce RTX搭載モデルがこのInspiron 16 Plus(7620のメイン構成と言えるでしょう。クリエイティブワークに従事する人やゲームを楽しみたい人向けのモデルだと思います。
DELL Webサイトの製品ページを確認する → Inspiron 16 Plus(7620)詳細情報 |
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