デルXPS 17(9720)の特徴解説

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デル XPS 17(9720)について詳しく解説します。
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デル XPS 17(9720)の特徴解説
XPS 17(9720)は、17.0インチ液晶を搭載したノートPC。第12世代インテルCoreプロセッサを採用。デルのハイエンドブランドXPSシリーズに属しています。

XPSシリーズノートPC最新ラインアップ
デル17インチノートPC最新ラインアップ
XPS 15(9720)
シリーズ
 
特徴

Inspiron

3000シリーズ


上位
シリーズ
コストパフォーマンスに優れたエントリシリーズ
5000シリーズ Inspironシリーズの中間に位置づけられるミッドレンジシリーズ
7000シリーズ Inspironの中で最も性能にこだわったシリーズ
XPS 美しいデザインと高性能を両立させたスタイリッシュなノートシリーズ
XPS 17(9720)の主な特徴は次のとおり。

・4辺スリムベゼル採用
・非常にスリム/コンパクトな17インチノートPC
・スタイリッシュなデザイン
・第12世代インテルCoreプロセッサを搭載
・4K+パネル搭載モデルが用意されている
・NVIDIA GeForce GTX1650 RTX3050グラフィックス搭載モデルを選択可能
・4つのUSB TypeC端子すべてがAlt Mode-DisplayPort/PowerDelivery/Thunderbolt 4に対応


液晶の4つの外枠(ベゼル)がスリムな4辺スリムベゼルを採用。画面への没入度を高めることができるうえに、ボディのコンパクト化を実現しています。

さらに第12世代インテルCoreプロセッサ+NVIDIA GeForce RTX3050搭載モデルを選択できるため、高い処理能力/描画処理能力を発揮できる仕様になっています。

イベントでXPS 17(9720)に触ることができたので、ここではXPS 17(9720)の特徴・スペック等について詳しく解説します。
【XPS 17(9710)レビュー】
XPS 17(9720)の先代モデルXPS 17(9710)について解説しています。XPS 17(9710)とは搭載しているCPUが異なります(9710は第11世代インテルCoreプロセッサ、9720は第12世代インテルCoreプロセッサ搭載)が、ボディの大きさ/デザインが共通しているので、参考になる部分は多いと思います。詳しくは、XPS 17(9710)レビューを参照してください。
【目次】
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。ここに掲載されている実機の写真はイベントの展示機です。
1)4辺スリムベゼルを採用
(実機の写真は先代モデルのXPS 17(9710)。以下同じ)
XPS 17(9720)では、パネルの4つの外枠(ベゼル)が狭いスリムベゼルデザインを採用。
左右と上の3辺がスリムなモデルは多いのですが、4辺ともスリムなのはまだ珍しいですね。
このおかげで、画面への没入度を高められるほか、ボディをコンパクトにすることができ、17インチディスプレイ搭載モデルでありながら、15インディスプレイ搭載モデルと同等レベルのサイズを実現しています
また、一般的なパネルの縦横比率は16:9ですが、XPS 17(9720)では16:10のパネルを採用。縦方向に広く表示できるので、縦にスクロールすることの多いアプリケーション(Webブラウザ)を使用するときなどに、スクロールの回数を減らすことができます。
2)スタイリッシュなデザイン
XPS 17(9720)は、質感の高いデザインを採用。先代モデルではCNC機械加工によるアルミニウムボディを採用していたので、おそらく9720でも、同じ素材が使われていると思われます。
厚さは約19.5mm。高性能グラフィックスを搭載できる17インチノートPCとしては非常にスリムです。
キーボード周囲やパームレスト部分に、強度が高く軽いカーボンファイバを採用。カーボンファイバ特有の模様が浮き出ているのがわかりますね。
重量は最小構成で2.21kg。
17インチ液晶搭載ノートPCとしては軽い部類に入ると思います。
3)高パフォーマンスを発揮できるスペック
XPS 17(9720)の主なスペックは次のとおり。先代モデルのXPS 17(9710)と比較してみました。
→参考:XPS 17(9710)実機レビュー
 
【参考】
XPS 17(9710)
XPS 17(9720)
ディスプレイ
(最大解像度)
■17.0 FHD+ (1920 x 1200) フレームレス 非-タッチ非光沢 500-Nit ディスプレイ

■17.0インチ UHD+ (3840 x 2400) フレームレス タッチ 反射防止 500-Nit ディスプレイ
反射防止 500-Nit ディスプレイ
■17.0 FHD+ (1920 x 1200) フレームレス 非-タッチ非光沢 500-Nit ディスプレイ

■17.0インチ UHD+ (3840 x 2400) フレームレス タッチ 反射防止 500-Nit ディスプレイ
反射防止 500-Nit ディスプレイ
CPU
■第11世代インテル Core i7-11800H (24MB キャッシュ, 最大 4.6 GHzまで可能, 8 コア)
■第11世代インテル Core i9-11900H (24MB キャッシュ,最大 4.9 GHzまで可能, 8 コア)
■第11世代インテル Core i9-11980HK (24MB キャッシュ, 最大 5.0 GHzまで可能, 8 コア)
■第12世代 インテル Core i7-12700H (14 コア,24MB キャッシュ, 最大 4.7 GHz まで可能 )

■第12世代インテル Core i9-12900HK (14 コア,24MB キャッシュ, 最大 5.0 GHz まで可能)
メモリ
■16GB, 8GBx2, DDR4, 3200MHz
■32GB DDR4 3200MHz, 2x16GB
■64GB DDR4 3200MHz, 2x32GB
■16GB,2x8GB,DDR5,4800MHz
■32GB,2x16GB,DDR5,4800MHz
■64GB,2x32GB,DDR5,4800MHz
ストレージ
■512GB M.2 PCIe NVMe SSD
■1TB M.2 PCIe NVMe SSD
■2TB M.2 PCIe NVMe SSD
■512GB M.2 PCIe NVMe SSD
■1TB M.2 PCIe NVMe SSD
■2TB M.2 PCIe NVMe SSD
光学ドライブ
×
×
グラフィックス
■NVIDIA GeForce RTX 3050 4GB GDDR6 [60W]
■NVIDIA GeForce RTX 3060 6GB GDDR6 [70W]
■NVIDIA GeForce RTX 3050 4GB GDDR6

■NVIDIAR GeForce RTX 3060 6GB GDDR6
搭載端子
4 x Thunderbolt 4(USB Type-C)、DisplayPortおよび電源供給に対応
1 x 3.5mmヘッドフォン/マイクロフォン コンボ ジャック
1 x SDカード リーダー
4 x Thunderbolt 4(USB Type-C)、DisplayPortおよび電源供給に対応
1 x 3.5mmヘッドフォン/マイクロフォン コンボ ジャック
1 x SDカード リーダー
カラーリング
シルバー
シルバー
寸法
(cm)
248.05mm(奥行き) / 374.45mm(幅) / 19.5m(高さ)
248.05mm(奥行き) / 374.45mm(幅) / 19.5m(高さ)
最小重量
(kg)
2.21 kgi(タッチ非対応、97WHrバッテリー搭載時)2.42 kgi(タッチ対応、97WHrバッテリー搭載時)
2.21 kgi
■CPU
CPUは、第12世代Core i7/Core i9搭載モデルを用意。ノートパソコンに用いられることの多い末尾に「U」が付いた省電力タイプではなく、「H」の付いた高性能タイプのプロセッサを搭載しています。
第12世代インテル Core i9-12900HKの末尾に「K」が付いていますが、プロセッサ名の最後に「K」が付いているモデルは、オーバークロック可能です。
CPU 第12世代インテル Core i7-12700H 第12世代インテル Core i9-12900HK
コアの数 14
(Performance-cores:6)
(Efficient-cores:8)
14
(Performance-cores:6)
(Efficient-cores:8)
スレッドの数 20 20
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 4.70GHz 5.00GHz
キャッシュ 24MB 24MB
■第12世代インテルCoreプロセッサの特徴■
第11世代プロセッサでは同じ特徴を持つコアを搭載していましたが、第12世代プロセッサでは特徴の異なる2種類のコア(Performance-coresとEfficient-cores)を混在させています(Core i3-12100/Core i5-12400はEfficient-cores非搭載)。コア数を単純に増やすとマルチスレッド性能は向上しますが、消費電力が大きくなってしまいます。第12世代プロセッサでは、パフォーマンスが低めながら消費電力の小さいEfficient-coresとパフォーマンスが高いPerformance-coresを使い分けることにより、パフォーマンスを高めつつ消費電力を抑えることが可能になっています。
■メモリ
メモリは16GB/32GB/64GB搭載モデルを用意。一般的な用途(Web閲覧/ビジネスアプリの操作/動画再生など)であれば16GBの容量で十分だと思いますが、動画/画像の編集作業などのヘビーな作業を快適にこなしたい、という人向けに32GB/64GBの大容量メモリ搭載モデルが用意されています。
■ストレージ
ストレージはSSDのみを搭載。HDDは選択できません。
 
価格
アクセス速度
耐衝撃性
静音性
重量
HDD
従来から使われていたストレージ。大容量化が進み、SSDと比べて安価で大容量のデータを保存できます。ただし、データ転送速度はSSDよりも遅いです。
SSD
HDDよりもデータ転送速度が圧倒的に速いため、全体的なパフォーマンス向上につながります。ただし、HDDと比べて高価なため、同じ価格だと少ない容量しか積めません。
SSDは、HDDに比べて、高速アクセス可能/耐衝撃性に優れる/静か、というメリットがあります。容量512GB/1TB/2TB搭載モデルを選択可能。
■グラフィックス
グラフィックス
性能
用途
本モデルで選択可能
CPU内蔵タイプ  


高い
動画再生 ×
NVIDIA GeForce MXシリーズ 動画再生/軽めのゲーム ×
NVIDIA GeForce GTX16シリーズ ゲーム/動画・画像編集 ×
NVIDIA GeForce RTX30シリーズ 負荷のかかる
ゲーム/動画・画像編集
グラフィックスには、NVIDIAのハイエンドグラフィックスシリーズであるRTXのグラフィックカード搭載モデルを選択可能。現時点では、GeForce RTX 3050 4GB GDDR6/NVIDIA GeForce RTX 3060 6GB GDDR6搭載モデルを選択可能。高い描画処理能力を発揮できるので、動画/画像の編集作業を快適に行うことが可能。

このようにXPS 17(9720)は、描画処理能力にこだわる大画面液晶搭載ノートPCとして位置づけられています。
4)各パーツをチェック
XPS 17(9720)の各パーツをチェックします。
■ディスプレイ
ディスプレイは17.0インチパネルを搭載。前述したとおり、16:10の縦横比率のパネルを採用しています。一般的な比率は16:9ですから、縦に広く表示できます。
FHD+パネル搭載モデル/UHD+パネル搭載モデルを選択可能。それぞれの仕様は次のとおり。
 
FHD+
UHD+
最大解像度 1920×1200ドット 3840×2400ドット
光沢/非光沢 非光沢 光沢パネル(反射防止あり)
タッチ 非タッチ タッチ
輝度 500nit 500nit
UHD+パネルは、FHD+の4倍のドット密度を実現。より精細感のある表示が可能です。
【光沢/反射防止パネル】
FHD+は非光沢パネル、UHD+パネルは光沢パネル(反射防止あり)を採用。それぞれのメリット/デメリットは次のとおり。
 
メリット
デメリット
光沢パネル ・色の表現が鮮やかなので、映像/画像を楽しめる ・照明など、周りの物の映り込みが発生しやすい。
・ぎらつきが多いので、長時間見続けた時の目への負担が大きい
光沢パネル
(反射防止あり)
・光沢パネルよりも映り込みが発生しにくく、非光沢パネルよりも色の表現が鮮やか。
(光沢パネルと非光沢パネルのいいとこ取り)
非光沢パネル ・映り込みが発生しにくいので、いちいちディスプレイの角度を調整しなくてもいい
・ぎらつきが少ないので目への負担が軽い
・光沢パネルと比べて、色の表現が淡い感じになる
非光沢パネルの場合、映り込みやぎらつきの発生が少ないので、長時間作業する際の眼の疲れを軽減できますが、色表現の鮮やかは光沢パネルに劣ります。

一方、光沢パネル(反射防止あり)は、光沢パネルと非光沢パネルのいいとこ取りをしたパネルで、光沢パネルよりも映り込みが発生しづらく、非光沢パネルよりも色の表現が鮮やかです。
【タッチパネル】
FHD+パネルは非タッチパネル、UHD+パネルはタッチパネルです。
【輝度】
いずれも輝度が500ニットの明るいパネルを搭載しているため、くっきりと表示させることができるうえ、明るい環境でも見やすいと思います。
■キーボード
一般的な17インチノートPCの場合、テンキーを搭載するモデルが多いのですが、XPS 17(9720)では非搭載です。
非搭載だと、数字入力する場合にちょっと面倒ですが、キーボードがボディの真ん中に配置されるため 、キー入力するときに画面の中心に体を配置できるというメリットがあります。
動画・画像の編集作業を行うときには、ずっと画面を見続けることになるので、画面の中心に体の軸を合わせることができるほうが、ストレスは少ないと思います。
マニュアルによるとキーピッチ(キー間の距離)は19.05mm。ボディが大きめのため、フルサイズのキーボードを採用しています。なので、窮屈さは感じないと思います。
■ブラックバックライトキーボード(日本語)
■ブラックバックライトキーボード(英語)
のいずれかを選択可能です。いずれのキーボードを選んでも追加料金は発生しません。
■右側面部
上の写真の左から順に、Thunderbolt 4(PowerDeliveryおよびDisplayPort対応)×2、フルサイズSDカードリーダー、3.5 mmヘッドホン/マイクロフォンコンボジャックを配置。
■左側面部
上の写真の左から順に、くさび型ロックスロット、Thunderbolt 4(PowerDeliveryおよびDisplayPort対応)×2を配置。
USB端子は合計4つ(右側面部に2つ、左側面部に2つ)装備されていますが、すべてType-C端子。
XPS 17(9720)に搭載されている4つのUSB Type-C端子はすべて、Alt Mode-DisplayPort/PowerDelivery/Thunderbolt 4に対応。
USB Type-C
本モデルでの対応
備考
Alt Mode-DisplayPort 外部映像出力可能 Alt mode対応のUSB Type-Cケーブル必要
PowerDelivery対応 最大100Wまでの受給電可能 高速充電可能
Thunderbolt 4 最大40Gbpsで転送可能 Thunderbolt 4対応機器と接続する必要あり
USB Type-C入力端子を備えたモニタに接続することにより、USB Type-Cケーブル一本で接続するだけで、外部映像出力と充電を同時に行うことができます。
■底面部
底面部。背面部側に通気孔が配置されています。
まとめ
以上、XPS 17(9720)について解説しました。主な特徴をまとめると次のとおりです。
・4辺スリムベゼル採用
・非常にスリム/コンパクトな17インチノートPC
・スタイリッシュデザイン
・第12世代インテルCoreプロセッサを搭載
・4K+パネル搭載モデルが用意されている
・NVIDIA GeForce RTX3050グラフィックス搭載モデルを選択可能
・4つのUSB TypeC端子すべてがAlt Mode-DisplayPort/PowerDelivery/Thunderbolt 4に対応
17インチという大きなパネルを搭載しているうえ、デザインがスタイリッシュ、スリムなボディを実現。さらに、第12世代インテルCoreプロセッサ/NVIDIA GeForce RTXシリーズグラフィックスを搭載しているなど、性能面も充実しているため、 動画/画像の編集作業などのクリエイティブワークがメインで、デザイン面の仕上がりも重視したい人にオススメです。