DELL Inspiron 13z レビュー パフォーマンス

ここでは、Windowsエクスペリエンスインデックスの値を使ってInspiron 13zのパフォーマンスをチェックします。この値は、各マシンの環境に応じて異なってくるので、あくまで参考としてください。

Windowsエクスペリエンスインデックスとは、コンピュータのハードウェアおよびソフトウェアの構成の機能を測定し、この測定値を基本スコアと呼ばれる数値で表したものです。現在、スコアの範囲は1.0〜7.9です。この数値が高ければ高いほど、処理性能が高いことを示します。

このInspiron 13zの構成は次のとおり。

OS	Windows 7 Home Premium 64ビット版
CPU	インテルCore2 Solo SU3500
メモリ	2GB
HDD	250GB

基本スコアの見方

6〜7	高速なHDDが備わっていて、マルチプレーヤーや3Dゲーム、HDTV(高精細テレビ)の録画や再生など、グラフィックを多用する高性能のエクスペリエンスをサポートできます。
4〜5	Windows 7の新機能を実行できます。また、複数のプログラムの同時実行をサポートできます。
3	Windows Aero と Windows 7の多くの新機能を基本レベルで実行できますが、Windows 7の新しい拡張機能の一部では、その機能性をすべて利用できない場合があります。
1〜2	オフィスの生産性向上アプリケーションの実行やインターネットの検索など、最も一般的なコンピューティング タスクを実行するための十分な性能が備わっています。ただし、この基本スコアのコンピュータは一般的に、Windows Aero や Windows Vista で利用可能な高度なマルチメディア エクスペリエンスを実行するための性能は不足しています。

CPUの値は3.4。やはり、超低電圧版CPUを搭載しているとあって、CPUのパフォーマンスそのものはちょっと低めです。しかし、メモリは5.2、HDDは5.6となかなかの数値です。またチップセット内蔵型のグラフィックを搭載しているため、グラフィック性能の値は3.5と低めです。

このエクスペリエンスインデックスの数値からは、CPUとグラフィックスの性能がちょっと低めということがわかります。ただ、コンパクトノートというInspiron 13zの位置づけを考えれば、妥当なレベルだと思います。

これらの数値は、オプション構成を選択することで引き上げることが可能です。
CPUは、Core2 Duoに、グラフィックスはNVIDIA GeForce G105M(512MB)にアップグレードすれば、この数値も改善されるはずです。パフォーマンスを重視する場合には、こうしたカスタマイズを検討するのがいいかもしれません。